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生きるのがラクになる「忘れ方」の秘訣|井上暉堂|「今日は今日で終わり」のすすめ!

何も考えない1日15分。週末に一箇所整理。元暴走族でMBAまで取得した異色の経歴をもつ老師が「今日は今日で終わり」のすすめ!を説く。

「忘力」とは何か?

「コーヒーブレイク」という言葉があります。会議の途中などで、一休みしてコーヒーを飲むことを意味します。休みを取らずにずっと会議を続けていても、体は疲れてくるし、思考力も鈍って、いいアイデアが浮かんできません。そこで、ちょっと一休みして気分転換をするわけです。

受験勉強をしているときや読書、あるいはパソコンゲームなどに集中しているときでも同じでしょう。長時間その作業を続けていると、だんだん能率が落ちてきて、一休みしたくなります。

人間は、永久に同じ作業を続けることはできません。ある程度時間が経過すると、体のほうから「ちょっと休め」と信号を送ってくるのです。休んでいる間は、それまでの作業の忙しさは忘れて、気持ちがホッとします。それはなぜでしょうか。 「ちょっと休め」というのは、それまで関わっていたことを「とりあえず忘れろ」ということにほかなりません。つまり、体のほうから「ちょっと休め」と信号を送ってくるのは、人間にはもともと忘れることが必要なのだ、そのための装置が生まれながらに 備わっているのだ、ということを教えてくれているのです。その装置が働いたおかげで、体も心もホッとできるのです。

この、もともと人間に備わっている「忘れる」装置、それがまさに「忘力」なのです。

皆さんも、毎年年末になると忘年会をやりますね。まさに、年を忘れる会です。 「この一年間いろいろなことがあったが、わだかまりは忘れて、新たな気分で新しい一年を迎えよう」

そういう思いが込められています。「忘年会をやりたい」という心情、それはまさに皆さんの心の中の「忘力」が知らず知らずに作用しているからだ、とは言えないでしょうか。

「嫌なこと、不愉快なことは忘れたい」。だれにでも、そういう「忘れたい」という願望はあります。忘年会は、言わばこの「忘れたい」という願望のひとつの象徴でしょう。

しかし、忘年会は一時的な気休めであって、まだ「力」にはなっていないのです。「力」とは、もっと積極的、創造的、継続的なものでなければいけません。一時的に忘れるのではなく、「忘れる」を日々実践し続けるのです。「忘力」とは、そういう根本的な人間力、心の力のことです。 「忘力」はすべての人に備わっています。ただ、ふだんは心の奥に隠れているために、そのことに気づかず、うまく活用できないのです。眠っている「忘力」を引き出して活用できれば、仕事や人生のさまざまな場面で積極的、創造的にふるまえる人間に変身できるはずなのです。

「忘力」いろいろな方法があるが僕は寝るのが最強だと思っています。嫌なことがあったらふて寝する(笑)起きた時はいくらかスッキリしています。睡眠は一番大事だと思います。元々備わっている忘れる力を存分に利用して次の日に引きずらない。

ものや時間に縛られない方法

禅の世界に「柳は緑、花は 紅」という言葉があります。「柳に会い、また花に会っては、しみじみとそれに同化し、自らの身心を忘却し去る」という意味です。

このように自己を「無」にして、他者または環境とひとつになることを「 三昧」と言います。

これは、他者を愛しているときや、ひたすらに働いているとき、芸術の創造、科学の研究、哲学の思索などに浸りきっているときの心境にも通じるものです。要するに、自己が他者に、環境に、仕事に、真に溶け込んで、それとひとつになっているときの心境です。

身近な例を挙げましょう。

ストレス解消のためにカラオケに行く、という人がいます。

自分の好きな歌を歌っているときは、ストレスのことなどすっかり忘れます。青春時代の懐かしい歌では、今を忘れてそのころの自分と同化しています。それが、まさに三昧です。歌いつくして店から出てきたときには、爽快感に満たされています。「忘力」が発揮されているからです。

軽い運動でも、それは同じです。

運動で体を動かしているときは、他のことは何も考えていません。ストレスや悩みは忘れています。体を動かし、気持ちのいい汗をかいたあとは、爽快です。「忘力」が発揮されているのです。

カラオケや運動に限ったことではありません。何でもいいのです。あなたにとって無心で集中できる何かを見つけて、日常生活の中に三昧の境涯を作るように心がけましょう。それが、「忘力」を養成する近道です。

何か嫌なことを忘れられるようなストレス発散方法を一つ持っていると充実した生活が送れます。それがお酒とかだと少し問題があるので依存性の高いものはなるべく控えて。筋トレがおすすめかなと思います。スポーツなど汗を流して行う行為はストレス発散になるので良い。サウナなんかも良いかと。

嫌なことがあったらそれを次の日に引き摺らないでその日のうち、もしくはその週で一旦忘れる。そんな習慣を持っていると翌日のパフォーマンス低下を抑えられます。「忘力」を鍛えていつもフルパワーで!!

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