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生きづらい人のための時間戦略|なにおれ|「いますべきこと」がわかる人生計画の立て方

人生を思う存分、精一杯生きるためには理想の未来を思い描き、その過程を解像度を上げ、やることを鮮明にしていく作業が必要。これが人生計画を立てる意味。努力を苦しいと感じないためにも自分の心が欲する目標を!

お金のシミュレーションを紐付ける

経由地点毎の見込み期間を書き加えたら、お金のシミュレーションを紐づけていきます。

お金は人生を支える土台です。

お金のことを抜きにして人生は考えられません。

具体的にいえば、各経由地点における「収入・支出・資産状況」を想定します。

第一に、現在地点のお金の状況を紙に書き加えます。

そのためには家計簿をつけていることが大前提になりますが、「現状の収入」「現状の支出」「現状の貯蓄額」はすぐにわかるはずです。

収入と支出の2つがわかれば、「1年間で貯蓄できる金額」も計算できます。

また、経由地点によっては転職したり、仕事を辞めたり、ライフイベントがあったりなど、収支に増減があるはずです。

そういった時間の経過も想定しながら、各経由地点でのお金のシミュレーションをするわけです。

たとえば、現状の年間手取りが300万円だとして、年間支出が200万円、貯蓄が200万円あったとしましょう。

このとき、年間の貯蓄額は100万円(収入300万円-支出200万円)になります。

すると、2年間お金を貯めれば、2年後の資産は200万円から400万円に増えています。

一方で、その後に会社を辞めて引っ越す計画になっている場合、その時点での年収はいまよりも少なくなるかもしれません。

その代わりに、引っ越したことで生活費は下げられるかもしれません。

このように、すべての経由地点でのお金の状況を想定して書き加えていきます。

これまでと同様に、正確でなくてもいいです。

あくまでざっくりで大丈夫です。

ざっくりの試算だったとしても、お金のシミュレーションを紐付けることで、計画の現実味を評価することができます。

現実的に達成できそうな収入や生活費だったり、安心感のある資産状況だったりすれば、計画を自分で信じられます。

逆に、収支のバランスが悪く、資産にも余裕がないと、その道のりが正しいと信じて進むことはできません。

そのため、目標を設定する時点でお金のシミュレーションを紐付けることも欠かせない作業になります。

会社勤めをしていればお金のシミュレーションは案外簡単にできる。収入が安定しているのであれば計算も楽。積み立ててマイホームの資金にしたり、老後に備えたりライフステージによって貯蓄する理由もさまざまだが、お金はあって困るものではないので。

1日の時間割を立てる

「とりあえず直近でやるべきことは、料理の家事代行に仕事を変えること」

これだ。

そのためにもまずは課題を定量化する。

仕事を変えることはあくまで結果であり、仕事を変えるために何をするかという過程を考なければいけない。

結局のところ、過程しかコントロールすることはできないのだ。    思いつく限りやるべきことを書き出してみる。

・家事代行について1日調べる

・家事代行のサイトに3件登録する

・まずは1件応募してみる ・面接に1回行く

次に、定量化された課題を実際の行動レベルまで細分化していく。

・家事代行について1日調べる →次の休日にカフェに行く →必要なことをメモする

・家事代行の応募サイトに3件登録する →まずはどんなサイトがあるか調べる →サイトに登録する

・まずは1件応募してみる →履歴書フォーマットを買う →履歴書を書く

・まずは面接に1回行く →面接用の服を用意する

「これならできそうかも」

具体的に何をするのかという最小単位まで分解したことで、最初の一歩目で迷って動けなくなることはないはずだ。

行動の細分化ができたら最後に、1日の時間割に落とし込み、具体的にいつやるのかを決めていく。

06:00 起床 06:20 お弁当作り 07:00 家事 08:00 パート 12:00 休憩 13:00 パート 16:00 帰宅 16:30 夕食の用意 18:00 夕食、お風呂、家事 19:30 休憩 20:00 やるべきことタイム 21:30 読書 22:00 就寝

実際に時間割を組んでみると、パートがある日に使える時間は1日1.5時間しかなかった。

この1.5時間を有効に使えなければ、人生を変えることはできない。

好きなテレビドラマを観てくつろぐ時間も捨てがたいけど、犠牲なくして手に入らないものもある。

やるべきことをやるためには、やらないことを決める覚悟も必要だとよくわかった。

時間は限られているのだ。

テレビは時間を奪う娯楽の一つ。ただ見ているだけでどんどん時間を浪費します。YouTubeやTikTokといった動画系のアプリもその一つ。次から次へと動画をスワイプしては時間を浪費することに。視聴するクリエーターの上限を決めてお気に入り登録した人だけを見るなどしないとガッツリ自分の時間を奪われます。まさに現代の時間泥棒。

時間戦略の視点を持って日々を過ごすためのコツを紹介。時間負債を抱えた状態ではうまくいくことも時間が足りず成就しません。時間を味方につけて人生を有意義なものにするための処方箋。

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