機械学習エンジニアになりたい人のための本 AIを天職にする｜石井 大輔

AIは身近なところでは検索エンジンなどで導入されていて人知れずその領域を拡大しています。AIがあなたに代わって投資したり、医療分野で利用されたり恩恵はさまざま。あらゆる分野でAIが活用できないか模索され、実用化されていっています。そんな急拡大する需要にエンジニアの数が追いついていない現状ではエンジニアの未来は当面明るいかと。

書籍やビデオコースで 基礎理論を学習し、 コーディングしてみよう

AIや機械学習について勉強するには、まず基礎理論を学び、実際にコーディングをしてみることが重要です。

まずは書籍を読んでみる

勉強会に参加するだけでなく、書籍などで基礎理論を学習することも大切です。まずは大型書店に出向き、自分のレベルと興味に合いそうな10～20冊を手に取り、そこから5冊くらいを購入しましょう。

最近、AI関連の書籍が増えています。たとえば、機械学習でも「画像認識」「音声認識」「自然言語処理」などの分野があり、難易度もさまざまです。あまりに多すぎてどれを選んで良いかわからない場合は、本書でお薦めする書籍を探してみてください。

書籍を購入したらまずは読み込みます。わからない用語などがあったら、きちんと調べて理解することが大切です。

無料のビデオコースで学習しよう

YouTubeには、さまざまなビデオコースがアップされています。大半のコースが無料です。まずは10～20本を観てみましょう。ビデオコースは、自分のペースで学習ができるので、お薦めです。

たとえば、「機械学習」で検索すると、入門者、初級者向けのコースもたくさん見つかります。さらに学習が進んだら、「画像認識」や「自然言語処理」などの用語で検索してみると、興味深いビデオが数多くヒットします。

実際に手を動かしてみる～コーディングにチャレンジ～

書籍やビデオコースで基礎理論を3割くらい理解できたなと思ったら、実際に手を動かし、コーディングにチャレンジします。

書籍にサンプルコードが掲載されていたら、自分でコードを入力して動かしてみましょう。最初は失敗するかもしれません。しかし、コーディングして試行錯誤を繰り返し、プログラムを動かしているうちに、どのような理論で動いているのかアルゴリズムの中身を知りたくなります。そこから書籍の理論の解説部分を読み直すことで、理解を深めることができます。

最初に数学など基礎理論を一通りしっかりと理解してから、コーディングに入りたいと思うかもしれません。経験がなければ、そう思うのも当然でしょう。しかし、基礎理論の学習途中でつまずいてしまい、挫折するケースも多々あります。理論はざっと概論を理解し、早めにコーディングしてみるというのは実際に効果的な学習方法です。たとえば、数学のわからない箇所は逆引きして理論書を読むと時間の短縮になります。