数ある節約術から自分に最適な方法を選び取ることが生活の質を保ちながら小さく暮らすコツ。たくさんの失敗を繰り返し試行錯誤した著者が教えてくれる節約のヒントが満載。自分にあった家計管理術がきっと見つかる一冊。
老後の不安が小さくなる
私は平成生まれ。バブルははじけ、幼少期にリーマンショックが起こり、内定取り消しが身近で、不景気があたりまえでした。
父が個人で事業をやっており、収入の不安定さが身近な環境で育ちました。なに不自由なく育ててもらいましたが、親に頼ることなく自分でしっかり生活しなければというのが、物心ついたときからあります。
そんな家庭環境もあってか、国にも親にも頼らず自立して生活をしていくことの必要性を感じています。
20代のころから、自分の老後に不安がありました。
年金はもらえるのだろうか 老後に苦労しないためには、いくら必要なのだろうか 今からできることは、どんなことなのだろうか 心配性な自分だからこそ、お金の勉強をしているのかもしれません。
現在、老後の不安が全くないといえばウソになります。でも一定の見通しがたち、なんとかなるだろうという安心感があります。
心配性の私が、老後不安が小さい理由は3つあります。
まずは 月に15万円で楽しく暮らせている こと。
今と老後では暮らしかたや、かかるお金が大きく変わります。 ですが、15万円で夫婦ふたりで幸せに暮らせているという事実。このことは、老後に使えるお金が少なくなっても楽しく生活できるだろうという自信がつきました。
次に、 自分にとって幸せな暮らしができている こと。
お金はあくまでもツール。お金を使ってどんな暮らしをしたいのかが大事です。 何にお金を使うと自分は幸せなのか、満足感があるのか。逆に何にお金を使っても満足感が小さいのか、あまり幸せを感じないのか。
そんな「お金との距離や使いかた」を夫婦で試行錯誤できていること。たくさんの試行錯誤をするなかで、今に最適なお金との付き合いかたを探しています。
最後に、積立投資をコツコツ継続できていること。 iDeCoで住居費、NISAで遊興費などを積み立てしています。 賃貸暮らしの私たち夫婦が、老後に大きな割合をしめるであろう住居費。現在は夫の会社の家賃補助があるため、都内に安く住めています。 会社を退職して、家賃補助がなくなったときのために、iDeCoで将来の住居費をコツコツ積立。 夫婦ともに月12,000円ずつ積立し、30年投資をして利回り5%と仮定して計算すると、約1,000万円。ふたりで約2,000万円です。 30年後、2,000万円で老後の住居問題が全て解決するかはわかりません。それでも大きな柱になると考えてます。
老後に大きな割合をしめる、住居費用の見通しがなんとなくたったことで、老後の不安が小さくなりました。
老後に大切になってくる固定費の大半を占める住居にかかる費用。住宅ローンなんてもってのほか。余裕で完済していなければなりません。前倒しでこれらを取り除き貯蓄や投資にお金をまわず。若い頃からお金の使い道をきちんと考え、コツコツ積立投資している人が老後勝ち組に。高い給料をもらっていてもじゃぶじゃぶ使っていたのでは老後に影響がでます。浪費癖が抜けず老後の不安は増すことでしょう。
生活防衛費と3年以内に使う予定のあるお金を現金で貯める
毎月の生活費と年間の特別費がわかったら、次に生活防衛費を確保します。
生活防衛費とは、名前のとおり何かあったときに準備しておくお金。怪我や病気で入院したり、リストラされたときなどの緊急時に準備しておくものです。
会社員には傷病手当や失業手当がありますが、個人事業主にはないため会社員より多めの金額を準備しておくといいでしょう。
生活防衛費は人それぞれ環境や考えかたによって準備する金額が変わります。目安として 会社員なら、毎月の生活費の6ヶ月〜1年分、個人事業主なら1年半〜2年分 の生活費を現金で準備しておくといいでしょう。
わが家は夫が会社員ですが、1年分+αの生活費を、投資に回さず現金で準備してあります。
生活防衛費の次に、3年〜5年以内に使う予定のあるお金も確保。
子どもの入学金や、家を建てる頭金、車の購入費用など。数年以内に使う予定があるお金は、投資ではなく現金で貯めておきましょう。
お金があるからといって全部投資に回してしまうのも考えものです。お金というのは急に必要になるもの。家電製品が急に使えなくなったりリフォームしたり。ステージごとにお金がかかるイベントが起きます。そこで生活防衛費。現金を用意しておくと安心。
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