普通の人がこうして億万長者になった一代で富を築いた人々の人生の知恵｜本田健

2022年1月27日

自己肯定感高く、人に喜ばれる仕事を楽しめているか？信頼してついてきてくれる部下はいるか？応援、頼み上手か？投資を長期的な視点でみられるか？普通の人が億万長者になるために必要な視点を網羅。

周囲から応援される人になる

数多くの億万長者が、自分の仕事に誇りと情熱をもって取り組み、自分から先に与えることで、億万長者になりました。しかし、それだけを心がけていれば、必ず成功するかというと、そんなに甘いものではありません。世の中には、自分の仕事に誇りを持ち、一生懸命頑張っているけれど、成功していない人がたくさんいます。同じように、一生懸命頑張っているのに、成功する人と、成功しない人が出てくるのはなぜでしょうか？

私は、最も大きな違いは、「周りの人に応援されているかどうか」だと思います。この社会では、どんなに自分だけで頑張ったとしても、一人では決して億万長者になることができません。第１章でもお話ししましたが、お金とは、周りの人が喜んだり感謝してくれた結果、あなたが受け取るものだからです。億万長者になるには、周りの人との良い人間関係が必要なのです。

億万長者には人たらしが多いのはこうした理由からだろう。応援される人はどこに行っても応援される。アイドルやタレントでも人気のある人はやはり応援したいと思わせる何かを持っている。ただ単にイケメンだったり可愛かったりするだけならそんな人は世の中にたくさんいるのになぜ彼らがここまで人気を博すのかはそこのところが一般人と違うのだろう。

子供に様々な経験を積ませる

億万長者の中には、子供に教えるだけではなく、子供から学んでいるという声も、複数寄せられました。メンターの章でもお話ししましたが、億万長者は、高い感性を持っているため、子供からも学ぶことができるのでしょう。億万長者の声を聞いてみましょう。

子供には人生で何が大切かを教えたいと思っているが、なかなか実践できない。むしろ子供から教わることが多い。（弁理士）

子供たちは、それぞれ独立した豊かな生活をしているので、むしろ、学ぶことが多いのが実態です。（不動産　自営業）

子供には、水泳、スキー、ゴルフ、テニスなど、様々なことの基礎を身につけさせました。また、本を読んだり、映画、音楽、美術なども一緒に味わいました。お陰で、私自身も一緒に楽しむことができました。（通信サービス会社　役員）

子供たちに様々なことを教えながら自分も一緒に学んでいる、億万長者の様子が伝わってきます。私自身の体験からも、教えることは、学ぶことでもあると感じます。人は、大切なことを誰かに伝えようとするときに、自分でも、その大切さを再確認しています。そのため、子供の教育を通して、子供から学んでいると語る億万長者の気持ちが、私もよくわかります。

さらに、子供と一緒に時間を過ごすことは、感性を高める上でも、大切なことだと思います。自分とは年が離れている子供は、若い世代が、どのようなことに関心を持ち、社会をどのように見ているのかを知るための、最も身近な情報源と言えます。世代の違いなどにより、考え方や価値観が異なると、お互い理解し合うのは難しいものです。そのような壁を越えて、子供からも積極的に学ぶことで、億万長者は、普通の人よりも幅広い視野を身につけるのでしょう。

あなたは子供から学べるか？若者文化を容認できるか？「近頃の若いもんは！」とか言っているようでは全然だめ。若い人たちの意見や習慣を受け入れるようでなければ新しい何かを生み出すことはできないし未来予測を見誤ることに。それはビジネスや投資判断ミスにつながります。

億万長者になりたいなら、身の回りで起きていることを肯定的でいられるか？何からでも学ぼうとするぐらい貪欲か？ひとときのギャンブル的な相場感ではなく長期的な視点で投資を行えるかなど必須条件や習慣がある。そんな億万長者から学んで経済的自立を目指しましょう。

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