仕事に知恵を使っているかどうかで仕事のデキるデキないの差が顕著にあらわれる。知恵を使うというのは論理的な考え方の土台ができているということ。普段から論理的な思考で物事に接する習慣を身につけて仕事のスピードを加速させよう!
理屈っぽいだけでは単なる屁理屈
理工系出身の人は、一般的に論理思考が得意だといわれています。たしかに筋道を立てて考えること、すなわち論理的に考えることが得意なので、数学や物理などの難問が解答できたのでしょう。しかし、本当に理工系の人は論理思考が得意なのでしょうか?
あえて断言するならば、答えはノーです。ある意味、論理的ですが、狭い範囲で考える習慣が身についているのが欠点です。 猪突猛進 してしまい、周囲が見えなくなりがちなのです。
本物の論理思考とは、全体と部分の関係や整合性を把握しながら、筋道を立てて考えることです。そして最後の仕上げとしてはじめて、理工系の人が得意な「狭い範囲で理論的に真理を探究すること」が効果的になるのです。
論拠や事実があいまいな場合、正しい結論を導くことはできません。たとえば、評論家などの受け売りで、「だからこうだよ」と言われても、聞き手にとっては説得力がありません。人の話を 鵜吞 みにしないで、自分の頭で筋道を立てて考えましょう。
問題解決方法やあらゆる情報がネットで調べられる時代。検索のコツさえわかれば便利な世の中ですよね。しかし検索で得た知識を右から左へといった形で自分の持っている情報とするのはちょっと危険。自身で精査しきちんと咀嚼してから利用しましょう。そうすることで情報に深みができより自分の意見として成熟した言葉が発せられます。
消去法で可能性がないものを消していこう
やるべきことや選択肢が多いとき、どれを選べばいいのか判断しにくくなります。そうしたとき、優先順位が高いものや重要なものを絞り込むには消去法が便利です。
まずは広範囲で全体を広く浅く水平思考します。水平思考で全体の構成要素を把握したら、次に優先順位が低いものや、可能性が低いものを消去していきます。そして重要と思われるものを限定したら、それに対して垂直思考で深く調査すればいいのです。
たとえば、「A製品が急に売れなくなった」とします。前出の「is/isnot」を使ってもいいのですが、消去法も使えます。まず原因の可能性を、ブレーンストーミング(自由発想法)などを使ってリストアップします。次にそれぞれの可能性の大小、有無を評価します。そして可能性がないもの、小さいものを消去していけば、可能性の大きいものが残ります。数が絞り込めたら、それぞれを検証していけばいいのです。
ものの優先順位をつける方法は一つではない。消去法はその中でも外れることの少ない優秀な選別方法かと思います。もちろん選択肢に挙らなかった未知の正解がある場合も多く万能とは言い難いですが。
思考術を活用し仕事のスピードを加速。戦略的な人のそれを学びます。複数の選択肢が出せたらそれを超速で決断するための方法論とマインドが学べます。
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