PCやスマホを使った情報収集術のほか、本(電子書籍も含む)や新聞の有用性を説いている。本のメリットについては著者が熟考し一つのテーマで書くことで、要領よく学習できネットニュースなどと違いその本に書かれた情報を持つ人が少ないことにあると言う。ニュースについては繰り返しなので午前と午後の各30分、最初の方だけきちんと見れば良いという。確かに一理あると思うがこの手の話はよくある議論で新しさはない。僕は情弱っぽいなと思いこの本を手に取ったので少し物足りなさを感じる。
ネットに溢れる情報を取捨選択する
ネットニュースやfeedly等のRSSで情報収集していると同じようなニュースが焼き直されて氾濫していることが多い。そういったニュースを取捨選択しながら日々過ごせれば良いが、古いニュースを焼き直しただけの記事をついつい読んでしまい無駄な時間を過ごしてしまう。こういったことの解決策としてポータルサイトやSNSから情報を得るのは効率が悪いので、自分たちで取材し発信しているメディア(新聞社や通信社)から情報を得るのが良いとしている。
情報の活用の仕方だが、一つの問題を深く掘り下げる時は「専門家」の意見を聞けばいいし本を読めばいいが、深堀りはあまり効率的ではない。意見が分かれる事案については両極端の立場の意見を聞きくと書いてあるが、極端なことを言う「専門家」は信用しないとも言っている。恐怖を煽るような意見のほか、極端な楽観論も信用しない。要は常識を持って情報と接していれば「日経平均25,000円時代へ」とかの絵空ごと(もちろん可能性がないわけではないが)には振り回されないで済むということか。
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