マッチングアプリが全盛の今、僕ら世代に一般的であった合コンとはどう言ったものだったかを考える書籍。社会の階層性が色濃く反映され、職業や年齢や容姿を軸にした序列が色濃く反映される合コンの本質とは?
出会いはもはや突然ではない
特に結婚を考えるのなら、そうした状況にある者どうしを結んでくれる場に向かうのが得策に思える。たしかに、職場の上司や近所のおばさんが相手を紹介してくれる時代は終わったかもしれない。しかしその穴は資本主義がきちんと埋めていて、結婚情報サービスは晩婚化の波のなか隆盛を見せている。巨大なデータベースを用いたマッチング・サービス、お見合いパーティーの定期的開催、さらには外見や性格に対するアドバイス、親を対象とした会合や講座まで、周到に出逢いのチャンスが提供される。
あるいはインターネット上のデート・サービスならば、第三者を介すことなく相手を検索することができる。そこには、二万とも三万ともいわれる利用者がいて、そのなかから一〇人でも一〇〇人でも、一括してメッセージを送ることができるのだから、これほど効率的なことはない。確実性だけをつきつめれば、合コンに行くよりもずっといい気がする。
しかしこうしたサービス化された出逢いに含まれるリスクの高さこそが、もうひとつの合コンの魅力となっている。特に結婚紹介サービスには、金銭的リスクがともなう。一〇万円を超すこともある入会金、さらにその後に頻発するコストを考えると、手軽な方法だとは決して言えない──「それだけ真剣に結婚を考えているという意思表示になる」などという企業側のレトリックはさておき。
そのため、こうしたサービスの利用者は、対価として得られるものに相応の期待を寄せることとなる。大手企業が新聞雑誌の広告に載せるような成功のストーリーが、自分にも訪れなければならないと思っている。合コンなどとは比べものにならない期待をもって出逢いに臨むわけだから、当然、現実への落胆もより大きくなるだろう。実際のところ、そうした失望が少なくないことは、近年、結婚情報サービスに関するトラブル件数の急増として現れてもいる。
いっぽうネット上では、あくまでもヴァーチャルな出逢いが繰り広げられるわけだから、実際に会ってみるまで、時には会ってからも、相手に関する情報の信憑性がきわめて低い。騙されるリスク、そして結婚詐欺やレイプなどの犯罪の可能性が、効率のよさの裏にはある。もちろん合コンにも「当たり外れ」はあり、幹事が責められたりもするわけだが、しかし無駄になるお金と時間の量的差異、そして互いに身元が知れているという安全を考えれば、合コンの低リスク性は明らかである。
今の時代マッチングアプリが普及しているわけだが男性が利用する際、好条件が揃っていないとマッチングが難しいなどの問題が出てくる。せっかく登録したのにマッチングしないのでやめてしまった人も多いのでは?巷にはマッチングをしやすい写真の撮り方講座とかプロフィールの書き方、マッチング後のデートの誘い方など情報が飛び交っています。ガツガツした男女の戦場となっています。アプリによってはワンナイト目当ての男女の交流の場となっているものもあり選択を間違うと思いも寄らない被害を被ることも。
合コンもマッチングアプリも下層男子には辛い仕様になっています。今も昔もピラミッドの頂点に届かない人たちは涙ぐましい努力が必要。今は、それをこっそり行うことができるようになって裾野が広がったように感じます。結婚情報サービスの類も玉石混淆。自分にあったものを見つけたいですよね。今は年収1000万の男性を落とすために外見を磨くより、自分で数百万稼ぐ力を身につけて男性と込みで1000万円以上を目指す時代。女性の方にも考え方を変える必要がありそうだ。
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