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仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則・完全版|マーク・フォースター|今日発生した仕事は、明日やる

「マニャーナ」とはスペイン語で「明日」。「マニャーナの法則」は「今日発生した仕事は、明日やる」を原則とすることで、これまでの時間管理のセオリーの限界を解決します。

「ノー」が上手に言える人になる

ある仕事が、あなたにとってどれだけの価値を持つか─これを決めるのはあなた自身です。

もし「忙しいだけの仕事」ばかりに時間を割いているのなら、その原因は、とりあえず「イエス」と言って上司に見せかけの忠誠心を示したり、どうやって「ノー」と言うのかわからなくて差し出された仕事をすべて引き受けていたり、そこにある仕事を勝手に「私の仕事だ」と思い込んでいたりといった状況でしょう。あるいは「本当の仕事」から逃げるために「忙しいだけの仕事」の陰に隠れている可能性もあります。

新しい仕事が来たら、引き受ける前に必ず「この仕事は、既存の仕事より価値があるか?」をまず自分に問いかける ことです。

すでに、毎日はやるべき仕事で埋め尽くされていることを忘れてはいけません。それでも引き受けるなら、抱えている仕事をどれかあきらめる必要があります。

誰にでも、何かを頼まれて反射的に「イエス」と答えてしまい、後悔する傾向があります。こうして「忙しいだけの仕事」が増えていくわけです。

この傾向を絶ち切るには、「ノー」と言える人になる必要があります。そのためには、何か頼まれた時のとりあえずの反応を「イエス」から「ノー」に変えることです。

これから「ノー」と言うコツを紹介します。このやり方で、1日に何度「ノー」が言えるか試してください。

■ヒント1 落ち着いた声と態度を保つ

「ノー」と言う時は、落ち着いたトーンでの発声を意識してください。嫌な素振りをしてはいけません。反対に、弱気になったり、悩んだりするのは禁物です。

■ヒント2 言い訳しない

弁解してはダメです。あなたの価値観に基づいて、理由を説明してください。 例えば「クルマがないから行けない」と言うのではなく「娘と過ごす時間を増やしたいので行かない」とあなたの価値観を伝えましょう。

■ヒント3 考え込まず、当たり前のように

「頼んでくれるのはうれしいけれど、今、引き受けられる状況じゃないんだ」と気軽に言ってみてください。

深く考える必要はありません。「そこを何とか」などと食い下がられても、同じ調子でくり返し答えることです。

「今、仕事の仕上げに集中している」といった理由もよいでしょう。当たり前の説明であればあるほど、相手が要求をくり返す可能性は少なくなります。

■ヒント4 現状を説明し、仕事を選択してもらう

もし、仕事を頼んだのがあなたの上司なら「今の仕事の大切さを考えると、新しい仕事は難しいと思います。期限を延ばしていい仕事があるでしょうか? そうすれば、この仕事に取りかかれると思います」とあなたの現状を説明しましょう。ここでも、ニュートラルな発声を忘れずに。

■ヒント5 引き受けるなら、自分の意思で

「ノー」と言った後で気持ちが変わり、やはりその仕事を引き受けると決めるならば、それは問題ありません。その仕事がしたいから引き受けるのであって、義務感だけで仕事をしてはいけません。

くり返しますが、大切なのは、まず「ノー」と言ってしまうことです。

しかたなく引き受けたり「悪いなあ」と思いつつ断るのではなく、「心から『イエス』と言えるか?」を自分に問いかけてみてください。

答えが「ノー」ならやはり断るべきです。「僕は、コミットできない仕事は断るのをルールにしています。この仕事を責任を持って引き受けることはできません」と伝えることです。いいかげんな仕事をしても、相手に迷惑をかけるだけです。あなたも引き受けたことを後悔することになるでしょう。

「NO」という技術を身につけるとさまざまなシーンで役に立つ。自分の意思を最優先し心から「YES」と言える場合のみ受けること。仕事の依頼などは今ある仕事とも兼ね合いを考え重要でないならばはっきり断る。気にせずともあなたが断った仕事は誰かがやるので大丈夫。

「マニャーナの法則」とは?

「マニャーナの法則」の根底にあるのは「明日まで待てないほど、緊急な仕事はない」という考え方です。ポジティブに表現すれば「1日に発生する仕事を集めて、必ず次の日にやる」と言い換えられます。つまり、 常に仕事に1日分の「バッファー・ゾーン」を設ける考え方 なのです。

イメージをつかんでいただくために簡単に説明すると、以下の3ステップです。

ステップ1 今日、新たに発生した仕事を集めておく

ステップ2 仕事を類別する

ステップ3 類別した方針に従って、翌日まとめて処理する

こうして、メールや電話のメッセージ、書類を翌日、集中して処理します。同時に、すぐに処理できない手間のかかるタスクは細分化して管理します。

明日まで待てないほど、緊急な仕事はない。今日受けた仕事は類別して明日まとめて処理する。仕事を依頼する側も今日までに結果が欲しいのなら前日の昨日には依頼してくるべきなのだ。仕事を頼むのにそんな急な期日を設ける相手とは仕事をしないぐらいの心持ちで。

「仕事は明日」でうまくいく「To Doリスト」「優先順位」「すぐやる」これらの常識を一旦排除し明日まとめて!「目からウロコ」の黄金法則で負担に感じる仕事を無しに!!

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