自身の経験、企業、ビジネスパーソンへのヒアリングなどで得たリアルな悩みをもとに、キャリアに対する悩みを緩和しあなたらしく生きていくための方法を紹介。「キャリアナレッジ」。キャリアの悩みを一つひとつ解決していくために、具体的に取り組むことのできる思考法です。
1日のイメトレをする
所要時間: 歯磨きをしながら5分
やりかた: ① 今日一日のおおよそのスケジュールを頭の中に浮かべていく
② パフォーマンスをあげるタイミングを浮かべ、一日のリズムを確認する
③(余力があれば)重要な場面のシミュレーションをする
キャリアは一日にしてならず。どんな達成や成功にも、それまでの過程があります。もちろん、誰だって失敗やミスもします。昨日までの成果に溺れることなく、失敗に怯えることなく、今日を過ごしたいものです。
どんな一日も朝から始まります。歯を磨きながら、洗面台の鏡を見るその瞬間に、意識してほしいことがあります。
それは、 今日をより良く過ごすためのイメージトレーニング です。安心してください、歯磨きは習慣化されているので、意識しなくてもしっかり磨けます(笑)。
意識すべきことは、一日のワークイメージです。まず、一日のおおよそのスケジュールを頭のなかで流していきます。会議、商談、新規事業案件等。ぎっしりと予定がつまっているのではないでしょうか。
スケジュール流しが終わったら、次にパフォーマンスコントロールをイメージします。理想を言えば、すべての予定でベストパフォーマンスを発揮したいところですが、集中力はそれほど続きません。 ですので、一日のどの予定にピークを持っていくのかを定めるのです。慣れてくると、複数のピーク(3つから5つくらい)を自ら作り出すことができるようになります。
このようにすると、リズムが生まれます。それぞれの案件に向けた心がまえや準備もできるだけ具体的にイメージしてください。
私が実際に取り入れているのは、アスリートが実践しているイメージトレーニングの手法です。ピークを持っていきたい重要会議であれば、その展開を想定します。
スポーツ選手などでよく聞くイメージトレーニング。ビジネスパーソンやそうでない人にも効くトレーニングで前向きな気持ちになります。1日を始めるその瞬間にイメトレを!想定することでトラブル回避やより良い結果をもたらす土台にまります。
書く力を高めながら、アウトプット型キャリア形成へ
書くことが苦手なのは、「能力」の問題ではなくて、「経験」の問題です。
振り返ってみると、ずっと私たちは文章を読んできました。さらに、話や講義を「聞いて」ましたよね。 一方、書くことはどうかというと、長いテキストを送るなら、「話す」ほうが早かったりしますよね。いざ書くとなると、「小論文」とか「企画書」になったりして、「え~、ムリ」となるわけです。
よし、書くか! とそこそこ気合いを入れないと、書けない。
そうです。わざわざ書かないと、書く時間なんてないんです。 そして、書いていないから「苦手」なんです。 そこで、毎日、「 15 分だけ」書いてみましょう。
AI、IoT、5Gで、動画やVRの時代がきます。だからといって、全てが「視覚化」されるわけではなくて、何かを伝えたり、表現したり、まとめたり、共有したり。ゼロから企画を練り上げたり、目標を設定したり。もろもろの私たちの生活の中で、これからも「書く」ことで何かを生み出せる機会は続きます。
スタート地点に立ったら、次の手順で進めます。
①誰に何を伝えたいのかを明確にする。自分しか読まない「日記」じゃなくて、誰かに読んでもらう「文章」を書くようにしましょう。〝書きたいことがないから書かない〟では書かない日が多くなるので。書きたいリストを日頃から溜めておきます。書くことを前提に、聞いたり、読んだり、話したり、しておくようにするのです。アウトプット型の過ごし方ですね。
②SNSなどの文章は、公開してからも何度も練ることができます。アジャイル・ライティング。ここが「磨き方」のポイントになります。まず、「書く」。まとまったら、「公開する」。noteであれば、その後も、気がついたら、自分で文章をなおす。これが「書く力を磨く」ためのPDCAなんですね。
書くことに慣れるために読書をたくさんすると良い。文章をインプットする読書は自然と語彙力や文章力を高めます。どのような文章が読みやすいか自分なりにわかってくるし表現手法としての文章を味方につけられます。できれば書いた文章をnoteやブログにアウトプットしてみる。そうすることで他人の目に触れることになるので、より文章を意識して書くように。
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