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人見知りは克服できる 総集編|鈴木 裕子|心理学と多くの出会いを元に編み出した「人見知り克服方法」

心理学と多くの出会いを元に編み出した「人見知り克服方法」。人見知りという自覚がある人はこの書籍を読む事によって少し改善する事でしょう。あなたも初対面の人と気軽に会話できるように!!

あなたは大切な存在です

心理学には『アサーティブ』という概念があります。これは、自分を大切にし、自分の気持ちを率直に伝える自己表現のことを言います。『アサーティブ』では、「自分のボスは自分だ」というふうに考えます。自分の行動は自分で決める権利があると同時に、結果に責任をもつ、ということです。自分の行動は、自分で決めたことだという認識をもつことが大切です。「言えない」という状態はストレスを生み出し、恨みがましい感情を後々まで引きずります。 だから、「言う」か「言わない」かは自分で選択する、という意識をもつのです。自分で決めたことなら、結果がたとえ悪くても、最終的には割り切ることができるものです。 厳しい言い方ですが、相手を意図的に避けた結果、相手と親しくなれなかったとしたら、それは相手ではなく自分の責任だと捉えてみましょう。 また、相手の前で萎縮してうまく話せなかった場合、「結果は相手次第だ」という見方を変えて、「うまくいくもいかないも、自分のやり方次第なのだ」という視点をもつことが、実は「自分を大切にしている」ということになるのです。

人はできない言い訳を他人や外部要因にしがち。そうではなくて正解の方を選択しなかった自分ごととして処理するように心がけよう。するとひとつ一つの自分の行動がどんなものであったかを振り返ることができ、成長につながります。こうした積み上げでだんだんと人見知りは解消されていきます。しかし、経験ではカバーできない人見知りというのがあるのも事実。徐々に根気よく経験を重ねていきましょう。

相手の話に耳を傾ける

ある会社の研修終了後、新入社員歓迎会に参加させていただいたときのことです。入社したばかりの新入社員の方々は、先輩方に囲まれて緊張している面持ちでした。緊張しながらも、みんな会話が途切れないよう、気を遣って話をしている様子です。その中に一人、ほとんど口を開かない男性がいました。彼は表情があまりなく、自分から話題をふることもありません。話しかけられても短く一言返すだけです。相手の話を黙って聞き、あいづちを返すこともしません。「あんまりしゃべらないね」。同期の女性が声をかけました。すると彼はこう言ったのです。「僕はいつも聞き役なので」 後でそっと尋ねたところ、彼は「別に話すこともないし、人の話を聞いても特別何も思うところがないです」と胸の内を明かしてくれたのです。これはとりたてて驚くことではありません。最近の20代、30代の特にIT系職種の男性に多く見られる傾向です。要は、他者に関心がもてないのです。相手がごく親しい友人や家族などなら会話も弾むのですが、それ以外の人には特に関心がなく、その結果「話すことがない」となり、人の話をほぼ無言で聴くことになります。彼は決して話を聞いていないわけではありませんし、話の内容も理解できているのです。しかし、全く反応がないため、聴いているのかいないのか、周りから見るとよくわかりません。現に、いつの間にか周囲は彼と話す気が失せ、他のメンバーだけで会話が盛り上がっていきました。 人見知りにとって『話し役』より『聞き役』でいる方がずいぶんと気が楽でしょう。しかし、話し手から見ると、ただ「黙って聞いている」だけでは十分な『聞き役』とは認められないのです。 では、ちゃんとした『聞き役』になるにはどうしたらよいのでしょうか。それは、『どう話すか』ということを考えるより先に、まず『相手に興味を持つ』ことです。相手をもっと知りたい、理解したい、という姿勢で相手の話に耳を傾けてみましょう。

自己の空に閉じこもりがちな人にありがちなこと。それは他人に興味がないということ。対峙する相手にさほど興味がないと、もちろん会話もうまくいきません。まずは相手をリサーチし自分の興味や趣味嗜好と重なる部分を見つけてみましょう。そのための質問をすると良いでしょう。最近ではSNSが普及しているので面と向かって話すのが苦手ならこうしたツールで緊張しなくなるぐらいに親密になっておくというのも一つの手かもしれません。

ちょっとしたカミングアウトで相手との距離を詰める

「何を話したらよいかわからない」。これは、人見知りにとって最大の難関です。でも、あなたに話題がないわけではありません。好きなことや興味をもっていること、イヤな思いをした体験や、これはおかしい!と感じていることなど、本当は多くの話題を持っているはずなのです。問題は、あなたが「よく知らない相手に、何をどこまで話せばよいのかわからない」ということです。 『オープンマインド』=背伸びしたり飾りすぎることなく、等身大の自分で相手と向き合うこと。このことの効果は、本章12でお伝えしたとおりです。知らない相手とはいえ、せっかく知り合えたのですが、「自分のことを知ってもらおう」という姿勢を持ってほしいのです。以前のあなたはきっと、初対面の相手に対し、高い壁を張り巡らせていたことと思います。一方、ごく身近で親しい相手には、ほとんど壁などない状態で話をしていることでしょう。この極端なギャップを縮めることが、人見知り克服の大事なポイントです。 もちろん、相手のことがまだよくわかりませんので、壁を取り払って全てをさらけ出すのは控えた方が良いでしょう。でも、壁を少し低くしてみてほしいのです。そうすると、あなたが持っている様々な話題が、会話をつくるきっかけになってくれます。その方法は、「ちょっとしたカミングアウトをする」ということです。

ちょっとしたカミングアウトのネタはいくつか持っておくと話の流れでそれを披露する機会は意外と多いもの。僕の場合精神科、閉鎖病棟の保護室で過ごした経験が鉄板ネタとなっています。普通の人がまず入ることのない場所なので興味深く聞いてもらえます。精神科ときいて若干引いてしまう人もいますが、そういう偏見のある人とはこれから僕とは付き合えないとこちらから切り捨てます。

人見知りは克服できる、力強いタイトルですが、内容はそれほどハードルが高いものではなくとっつきやすい事例を交えたメソッドとなっております。

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