ビジネス書作家として数々の作品を世に送り出している著者による自分資産を積み上げる方法論。さまざまな知見からショッキングな社会のルールを知ることで、幸せな働き方への変革はスタートします。
年収1000万円でも、生活に余裕がない?
昨今、生活に余裕がない人が増えている印象を受けます。 「あなたの生活に余裕はありますか?」
こう聞くと、ほとんどの方は「NO」と答えるでしょう。
ここで非常に興味深いのは、あらゆる年収層で「生活に余裕がない」と感じている方がいるということです。
年収100万円の人が「生活に余裕がない」というのは、誰でも納得できるでしょう。親のスネでもかじっていないかぎり、誰が見ても生活に余裕がなさそうです。
ところが現実には、年収1000万円のお金持ちの人も「生活に余裕がない」と感じています。
たとえば以前、インターネットのサイトに「年収1000万円だと楽な生活ができますか?」という質問が投稿されていたのを目にしました。実際に1000万円近くの給料をもらっている十数人が回答していましたが、そのうちの多くは「 切羽詰まっているわけではないが、とても余裕はない」と答えていました。
また、わたしの友人にも何人か年収1000万円を稼いでいる人がいますが、彼らも「なぜか余裕がないんだよ」と 愚痴っていました。
年収1000万円でも「生活に余裕がない」のです。
これはいったい、どういうことなのでしょうか?
年収100万円の人から見れば、「どんな 贅沢 を言っているのか?」と言いたくもなるでしょう。
ですが、これは年収1000万円の人が贅沢を言っているわけでも、わがままなわけでもありません。年収1000万円でも「生活に余裕がない」ことが、論理的にありえるのです。
なぜそういうことが起こるのか、順番に説明していきたいと思います。
年収1000万円というと女子たちがパートナーに求める年収の一つの指標になっていますが、実際にもらっている人はどんな生活をしているのでしょうか?正直、結婚して子供ができで教育して行くことを考えるとそこまで優雅な暮らしはできません。仕事が忙しく時間もあまり取れないことでしょう。時間と給料はトレードオフと考えると趣味の時間も取れないでしょう。僕のように結婚をすることを諦めれば、正直お金はあまりいりません。年収100万円と不労所得がちょこっとあればそれでいいと考えれば、意外と優雅に時間を使った生活ができます。時間かお金かジャッジするのはあなた次第。
BS思考で考えよう
自分があくせく働いて稼ぐより、自分の資産が稼ぐ不労所得のほうがいいに決まっていますよね。
資産を使って稼ぐというと、『金持ち父さん 貧乏父さん』のように、株式投資や不動産経営をイメージしてしまいますが、それだけではありません。
労働者(会社員) として働くときも、同じように考えるべきなのです。
そして、そのときに必要になるのが「BS思考」です。
BSとは、「 貸借対照表(Balance Sheet)」のことで、PLが「売上」「費用」「利益」を表示するのに対して、BSには、将来の利益を生み出す「資産」(例:毎年100万円の家賃収入を生み出す不動産)、将来の損を発生させる「 負債」(例:金利5%で借りている借金) などが記載されています。
重要なのは、その企業が持っている「資産」がひと目でわかることであり、その企業の「稼ぐ力」がわかることです。 「いくら稼いだか」がわかるPLに加えて、このBSを考えると、「稼いだお金(利益) が何によって生み出されているか」がわかり、正常な判断が可能になります。
さきほどはPLでしか考えていなかったため、
①10 億円の不動産を持っている企業が、テナント収入(不労所得)で1000万円稼いだ
②何も資産を持っていない企業が、全社員による飛び込み営業で1000万円稼いだ
の区別がされていませんでした。
しかし、「資産」に目を向けると、明らかに違うということがわかります。
このように、売上や費用、利益だけでなく、資産まで含めて考えるのが、「BS思考」です。
不労所得というと訝しげに思う人もいるかと思います。そうネットワークビジネスなどをやっている人たちが口を揃えていうあれです。ここでは不労所得を株やETFに限定して考えることをお勧めします。積み立てNISAやiDeCoを利用すればサラリーマンをしながら着実に老後の資金を稼ぐことができます。ある程度目処が立ったら早期退職して早めにリタイアすることも可能になります。若いうちから金融資産について知識を持っていれば他の浪費家の人たちの資産カーブとは違った数値があなたを自由にしてくれます。
ラットレースから抜け出して金銭的自由を手に入れるための教科書。お金に関する知識はこれからの時代必須です。会社があてにならないならなおさらです。自身で金融リテラシーを高めて自由な人生を謳歌しましょう。
※この書籍はKindle Unlimited読み放題書籍です。月額980円で和書12万冊以上、洋書120万冊以上のKindle電子書籍が読み放題になるサービスが初回30日間無料となっております。PCの方はサイドバーのリンクより、スマホの方は下の方へスクロールしていただければリンクが貼ってありますので興味のある方はどうぞ。なお一部の書籍はキャンペーンなどで無料になっていて現在は有料となっている場合もありますのでその場合はあしからず。
【サブスク】 Kindle Unlimited
僕が利用している読書コミュニティサイト
【本が好き】https://www.honzuki.jp/
【シミルボン】https://shimirubon.jp/