二度と太らない　10歳若返る本当のダイエット｜東畑朝子｜「一生スリムで健康」が手に入る食べ方の基本！

食事制限にしろ運動にせよ継続できないのがダイエットのネックになってくる。痩せないと悩んでいる人のほとんどがこの継続ができないからだ。ダイエットを始めたばかりの一週目はモチベーションも高かく負荷の高い運動や過度な食事制限もこなせるが後が続かない。そして一週間経った後疲れが出てきてダイエットを断念なんてことを繰り返す。後は科学的根拠の乏しい〇〇ダイエットに手を出してしまうこと。次から次へメディアで紹介される怪しいダイエット法。このような偏ったダイエット法に惑わされることなく王道を行こう。案外それが近道だったりします。

若く美しく痩せるために外せないポイント

がん予防のための食生活一二ヵ条を次にあげておきます。国立がんセンターががん一次予防の観点から提唱する日常生活の心得です。

これは即ち肥満防止の食生活でもあります。

１　バランスのとれた栄養を。

２　偏った食事を避け、変化のある食生活を──すべてのがんに共通して大切な注意です。

３　食べすぎを避け、脂肪をひかえめに──とくに消化器のがんと乳がん予防に。

４　お酒はほどほどに──とくに肝臓がん予防に。

５　タバコを吸わない──肺がん予防に。また一本のタバコがビタミンＣを二五〇ミリグラム壊すと言われますから、間接的にはすべてのがん予防に。

６　適量のビタミンと食物繊維を──すべてのがん、とくに大腸がん予防に。

７　塩からいものは少なめに、熱いものはさまして──とくに胃がん、舌がん、食道がんなどの予防に。

８　こげた部分を避ける──とくに舌がんや食道がん予防に。これは少し誤解を招きやすいのですが、魚のこげばかりをたくさん集めて食べることを避けるという注意です。

９　かびの生えたものは避ける。ピーナッツのかびなどは危険です。

10 　日光にあたりすぎない──皮膚がんの予防に。やけどするほど一度に強く日焼けしないこと。

11 　適度なスポーツを──かつては休養をすすめましたが、今はがんのみならず、健康保持、多くの病気の予防、時には治療にまで大切なことです。

12 　体を清潔に──とくに皮膚がんや性器がん予防に。

この一二ヵ条をできるだけ守ることは、がん予防だけでなく、健康保持のためにも今や必須のことになりました。