人生における成功は一つだけでは成り立たず積み重ねが必要。一つ成功したからといってそこで前進をやめて仕舞えば結果は目に見えている。継続してパフォーマンスを出す方法を得るための人生指南書。
原動力を絶やさない
アイデンティティ。熱中。義務。締め切り。ご想像どおり、これらの必然性はどれも単一ではベストプレーに結びつかない。しかし、内側からのニーズと対外的ニーズが合わさったとき、必然性が高まり、強力な追い風となってあなたの背中を押してくれる。
このテーマのデリケートな部分を繰り返そう。多くの人は、必然性を心から嫌っている。そういう人は、いかなる種類のプレッシャーを感じることも嫌なのだ。内なるプレッシャーは、不安を引き起こすし、外からのプレッシャーは、不安に加えて実際に失敗するリスクがあるから嫌なのだ。それでもハイパフォーマーはあえて必然性を好むと、データが証明している。彼らの場合、好むどころか必要としている。 必然性が感じられないと、原動力が途絶えてしまう のだ。
どういうことか、事例で説明しよう。あなたが、ハイパフォーマーの上位2パーセントに属する人をコーチングをしていると仮定してほしい。その人から「なんだか最近、前ほど意志力や継続力がなくなってきた」と相談されたら、あなたはどうするだろう? 性格診断やストレングス・ファインダーを受けることを勧めるか? それとも森の中のリトリートへ行くことを勧めるだろうか?
私ならそのどちらでもなく、必然性について、率直な話をするだろう。その人に継続力があった頃の話を聞いて、必然性の4大原動力──アイデンティティ、熱中、義務感、切迫感が、かつてのすばらしいパフォーマンスに、どのようにつながっていたかを探り出す。そしてもう一度4大原動力を説明し、その人がアイデンティティ、熱中、義務感、切迫感を使って、自分の中の達成したい気持ちともっと深くつながれるよう導くだろう。
ハイパフォーマンスにつながる4大原動力。アイデンティティ、熱中、義務感、切迫感あなたを突き動かすものの正体が分かっただけでも収穫ではあるまいか?この中でも僕は熱中があるか無いかでだいぶ違ってくると強く感じる。今あなたの目の前のタスクは熱中できるものか?そうでなければそれなりの対応を迫られる。
恐れを感じながらも行動し、成し遂げる
「勇気は、怖いもの知らずであるということではなく、恐れを感じながらも行動し、成し遂げることだ」というマーク・トウェインの名言には、心理学者たちも同意している。しかし、勇気を発揮しているうちにやがて恐れを感じなくなることは、多くの領域で起こり得る。
たとえば、心理学者たちは、パラシュートの訓練生のほとんどが、初めて飛行機から飛び降りるときは恐怖を感じ、勇気を振り絞る必要があるが、繰り返すうちに自信がついてきて、怖さを感じなくなってくる。やがて、飛行機から飛び降りるという行為が、日常的に感じられ、爽快ですらあり、もはや恐怖を感じることはなくなる。研究では、爆弾処理班や、兵士、宇宙飛行士も同様である──すなわち、恐怖に直面する経験を積めば積むほど、恐怖やストレスを感じなくなることがわかっている。
この現象は誰にでも生じる。 何かの成功体験を積めば積むほど、慣れていく。だからこそ今からもっと勇気ある人生を生きることが重要なのだ。恐怖に立ち向かう、自分を表現する、人助けをするといった行動は、やればやるほど、楽に、ストレスを感じずにできるようになる。
しかし、誰かが恐怖に立ち向かうと起きることはそれだけではない。 勇気は、パニックや、臆病と同じように、伝染する ことがわかったのだ。あなたが人生に恐れを抱いている姿を子どもたちが見ていれば、彼らはそれを肌で感じ、真似するようになる。もちろん子どもだけでなく、チームや、あなたが指導する相手や、サービスする相手にも恐れは伝染する。あなたがもっと頻繁に勇気を出すことが、社会全体が美徳を身につける入り口となるのだ。
勇気をおそれを感じない無鉄砲さと勘違いしてはならない。正しく恐れて対処するのが勇気。ただ闇雲に目標に向かって挑むのは勇気でもなんでもなく無策のバカだ。正しい恐れはある程度必要。ストレスも同じ理由で人生のおいて切っても切れないものかと。勇気の行使を正しく行う基盤を!
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