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世界史の中の日本 本当は何がすごいのか|田中 英道|ユニークな対比によって描かれた日本の“いいところ”

世界との対比で日本の歴史を振り返る。四大文明と縄文文明、ギリシア神話と日本神話、コーランと十七条憲法、フランス革命と明治維新、欧米型資本主義と日本型資本主義など、類似したものの対比によって描かれた日本の良いところを再考。

ピラミッドはなぜつくられたのか

四大文明とよばれる古代文明は、いずれも大河の流域に発生しました、その後、その文明が消滅した理由は、自然を破壊したことにありました。

それに対して、日本の縄文文明は、衰退することなく、変化していきました。それは、縄文文明が、自然を生かし、自然と融和する文明だったことを表しています。

エジプトの古代文明は、あの巨大なピラミッドをはじめ、さまざまなモニュメントをつくり出しました。

ピラミッドがなぜつくられたのか、何の目的でつくられたのかということは、昔から王家の墓であるという説を中心に諸説あるわけですが、私はこう考えるのです。ナイル川の周辺の砂漠地帯には山がありません。そうしたところに人工の山をつくろうとしたのです。人々は人工的につくられた高い山を仰ぎ見ることによって精神を高揚させようとしたのです。人々はピラミッドを仰ぎ見ることで、人間を超越したもの、天をイメージし、 崇拝 の気持ちをもち、精神を高めようとしたと考えられます。そうした宗教的な意味合いがあるのだと思われます。

人間には、山をつくりたい、高い塔をつくりたい、という潜在的な欲求があります。これは、世界を見渡してみると、非常に多くの塔がつくられていることと関係しています。

塔とは何か、ということですが、山がないところに塔がつくられることが多いのです。パリのエッフェル塔もそうです。砂漠地帯にも塔が多くつくられています。この砂漠地帯、イスラム文化圏につくられたモスクをはじめとするイスラム建築を思い浮かべてみてください。いずれも高い塔をもっています。

山や塔は高いところにありますが、それは天に近いということでもあります。神に近いといいかえてもいいでしょう。そういう人間の精神性、宗教心が、文明をつくる原動力になっているのです。エジプトのピラミッドには、まさにそうした意味があるのです。  そうした目で見ていくと、古代文明によってつくられた、さまざまなモニュメントが、実は、人工的につくり出された自然である、ということに気が付きます。

ピラミッドは大河が増水した時に水没しないよう台地に作られたとテレビでやっていた。そして四角錐は東西南北をきちんと示していると。古代の人々が莫大な時間と労力を割いて作り上げた建造物はピラミッドだけではないが、現在のように建築技術や重機がない時代にあれだけの建造物を作る大変さといったら想像を絶する。日本のお城や古墳なんかも何十年もかけて作る建造物があるのに驚き。世代を超えて作られるそれらの建造物は今でも光り輝く。

日本の歴史の特長は「一貫性」にある

いずれにしても、明治以降、西洋の社会主義化や欧米の変化に、軍事的な意味でもイデオロギー的な意味でも対抗することができたのは、日本の伝統的な社会が揺るぎない形であったからでしょう。

いろいろないい方があると思いますが、天皇を中心に戴いた資本主義、民主主義というものが日本に伝統的に存在していたということが大きな強みであることは間違いありません。

こうしたことを自覚しているかということになると、西洋の論理・西洋の社会学的な用語が氾濫しているために、なかなかつかみにくいわけですが、日本の歴史を見ていく上で一番重要な視点は「一貫性」ということです。神武天皇以来、百二十五代にわたり、連綿と続いている皇室の歴史、聖徳太子以来の「和を以て 貴しとなす」長い伝統です。

日本の伝統と文化の普遍性ということは、世界の歴史の中で相対的な位置に立って初めてわかってくるわけです。

東日本大震災は、現代の私たちにもそういう日本人の伝統的な意識が濃厚に残っていることを証明してくれたと思うのです。

日露戦争で日本が果たしたもう一つの役割は、アジアに対する勇気付けでした。これはインドのネルー首相がいったように日露戦争の勝利はインドを勇気付け、インドの独立を促進させました。ビルマもそうです。また、トルコのようにロシアと接している国々も日本の勝利によって大いに鼓舞されたのです。それは当時の人々が残した言葉からよくわかります。たとえば、ネルーは次のようにいっているのです。

「アジアの一員である日本の勝利は、アジアのすべての国々に大きな影響を与えた。ヨーロッパの一大強国が敗れたとすれば、アジアは昔たびたびそうであったように、いまでもヨーロッパを打ち破ることができるはずだ。

最近では標準の体格的に難しいとされてきたスポーツの分野でも日本が世界と互角に戦うことができるようになってきた。その影響かスポーツ中継が活況だ。TVが若者に刺さらない中、スポーツの役割は今まで以上に重要かと思います。

比べてみるとわかってくる日本のいいところを探す旅。世界史の中における日本を見ていくことで今の日本も見えてくる。諸外国の日本のイメージもわかるので面白い。

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