自分を変える、そのためには強い意志が必要と思われがちだが実はそんな必要はありません。自分との会話「脳内トーク」を変えれば人はどんどんアップデートされていきます。最新の研究データを用いた脳科学者がすすめる自己実現法「脳内トーク」であなた自身も変わる!
「脳内トーク」とは何か?
① 「外は寒そうだから、今日はコートにしよう」
② 「いただきます」
③ 「ねぇねぇ、明日の集合時間って何時だっけ?」
これらの言葉の違いがわかりますか。
この3つの言葉は種類が違います。
① 脳内で話した言葉
② 声に出した言葉
③ 他者に話した言葉
この3つです。 「脳内で話した言葉」、これが基本的な「脳内トーク」です。「声に出した言葉(自分に語りかける言葉も含む)」はプライベートスピーチといって、ひとり言のような言葉も含まれます(本書では、声に出す言葉も含めて「脳内トーク」として扱います。どちらも効果は変わりません)。「他者に話した言葉」は対話型と呼ばれ、対人コミュニケーションで使われます。
ちなみに米国の研究では、 脳内で話す言葉は、声に出す言葉よりも 10 倍以上も速い人がいて、1分あたり4000語以上も話している ことがわかっています。
たとえば、本を読んだとき、声に出して読むより、声に出さないで読んだほうが読むスピードが上がりますが、これはまさに「脳内トーク」のスピードが速いからです。
私たちは通常、口に出す言葉よりも、脳内で話している言葉の数のほうが圧倒的に多いのです。
読書が習慣の人はこの脳内トークのスピードが日常的になっている人が多いかと。活字を追うスピードは訓練すれば上がるのと一緒で、脳内トークも限界スピードが上がるような気がします。非対人の脳内トークを掘り下げたのがこの書籍。
「なかなか行動に移せない」時はどうすればいいか?
「仕事にやる気がわかない」
「ダイエットしたいけど面倒くさい」
「失恋で落ち込んでいるから、何も手につかない」
「寒くて、布団から出られない」
私たちは、何かをやろうと思っても、なかなか思ったように行動できず、日々の生活の中でいろいろと悩むことがあります。
そんなとき、うまくいく人がよく使う「脳内トーク」があります。
「だからこそ!」
こんなふうに使いましょう。
「仕事にやる気がわかない。 だからこそ!」
「ダイエットしたいけど面倒くさい。 だからこそ!」
「失恋で落ち込んでいるから、何も手につかない。 だからこそ!」
「寒くて、布団から出られない。 だからこそ!」
そうすると、どうでしょうか。 「だからこそ」という言葉は、一般的にその後にプラスの言葉が続きます。
すると、脳は過去の経験から、「だからこそ!」と言った瞬間に、「だからこそ何が大切なの?」というプラスの言葉を検索しはじめます。
そして、適切な言葉を埋めようとするのです。
言葉がはっきり出てくる人もいますし、言葉ではなく、なんとなくよい気持ちになる人もいます。実は、これも視点が変わる体験です。
また、第3章で紹介した「選択型脳内トーク」を応用して「〇〇〇は、行動できない気持ちを自分で選んでいます/許します」 と言うのも有効です。行動できないことは悪いことではありません。人間は完璧ではないですから。
行動できないことが悪いと思うと、脳はストレスを感じ、余計に行動ができなくなります。 行動できない自分を認めると、脳のストレスが減り、その結果、逆に行動力が自然と高まっていくはずです。
「だからこそ」うまくいかない物事に出くわした際に使ってみると逆説的なこの言葉でやる気を喚起できます。これを脳内トークで行う習慣をつければあえて困難に挑むマインドが醸成されます。
自分を変えたい、行動を変えたい、そんな時に役立つ脳内トークをご紹介。やる気や根気と言ったものを補完してくれる魔法の言葉で自身を変えていきましょう。
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