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リセット|ゴーピ・カライル|Google流最高の自分を引き出す5つの方法

インターネットをはじめとする一般的に知られるテクノロジー(Outer)と人間の脳や身体、精神、呼吸、意識のテクノロジー(Inner)を統合し充実した人生を送るための実践的な知恵を伝える書籍。

アウトソーシングを活用しよう

地球上には、完璧に平等なものがいくつか存在する。

たとえば、誕生や死といったことだ。

さらに人は皆、1日に 24 時間という時間を与えられている。アメリカ合衆国の大統領にも、私やあなたにも 24 時間が与えられている。

しかし、ライフスタイルは多様化し、仕事も忙しく、日々のスケジュールのやりくりも厳しく、 24 時間のうちにやりたいことすべてをこなすのが困難になっている。

がむしゃらに忙しい生活を送り、スケジュールに支配されながら、次から次へとよろめくように行ったり来たりしている人も多いのではないだろうか。

私もそうだった。

自分の生活が狂ったように忙しくなり、キャッチしたボールを右へ左へと取りこぼすようになっていたとき、偶然、自分の物の見方を一変させるある考え方に出会った。

それは、A・J・ジェイコブズ(米国のジャーナリスト)が『Esquire(エスクァイア)』に寄稿した「My Outsourced Life(私の生活アウトソーシング)」という記事だった。

「企業は仕事をアウトソーシング(外注)する。ならば、個人がアウトソーシングしてもいいのでは?」と彼は指摘していたのだ。

私はこの記事を読んで、自由資本主義的な市場経済において時間を「買い」、その結果1日の時間を 28 時間、 32 時間、 36 時間と増やしていくことができるということに気づいたのだ。

以前、ベストセラー『「週4時間」だけ働く。』(青志社)の著者、ティモシー・フェリスがグーグルで講演した際、私は彼の話に大いに刺激を受けた。

彼の説得力のあるロジックはこうだ。

あなたの年収をアメリカ人の年平均仕事時間である2000時間で割る。そこから算出された数字が、あなたの報酬をベースとした1時間あたりの経済的価値になる。

たとえば、現在の時給が 40 ドルだとしよう。

しかも、あなたには今、終わらせなければならない仕事があり、それが自分の専門外だったり、情熱がわかないものだったりする。もし、誰かほかの人が、あなたよりも少ない時給で(この例だと40ドル未満で)その仕事をできるとしたら、あなたはその人に仕事を委託することを検討できるというわけだ。

もしくは、庭にデッキを作ったり、家の壁をペイントしたりしたいと考えていたとしよう。

こうした仕事は自分のスキルセット(その人が本来持っている技術や技能の組み合わせ)ではないため、プロの2倍の時間はかかり、仕上がりもプロ並みとはいかない。仕上がりにこだわるのであれば、それだけでアウトソーシングすることに意味があるうえに、時間も浮くというメリットも生まれる。浮いた時間を使って、自分を充電するための瞑想や作業に集中することができるだろう。

特に自身の収入を時給換算したときの収入が多い方は面倒なことや苦手なことはアウトソーシングしたほうが効率が良かったりします。目安は自身の時給よりも少ない価格で発注できるか否か。なんでも自分でやる時間があれば良いのですが、そうでない場合は任せて安心したほうが良い。自分の苦手分野なんかはプロのほうがハイクオリティーな仕事内容になりますし。

不可能と可能の線引き

人は、いつも使っているツールが使えなくなってはじめて、自分のエネルギーやスキルや能力を本当はもて余しているのだと気づく。そして、眠っていたほかのリソースを活用することで自分の人生を変えられると理解するのである。

私たちが崖を下りると、インストラクターのポールが目隠しをしてクライミングを始めた。彼の動きは軽やかだった。上まで登り、地面に降りてきた彼は、ブラインドクライミングをやったのは 20 年のキャリアで今日が初めてだったと明かし、みんなを驚かせた。

するとほかのメンバーも、ブラインドクライミングをやりたいと言い出した。私やポールがしているのを見て、自分にもやれるのではないかと思ったのだろう。

自分が不可能だと思っていたことをほかの誰かがやっているのを見ると、もしかしたらできるのではないかという可能性を見つけたり、できる・できないの境目を勝手に線引きしていることに気づくことがある。

自分の潜在能力を最大限引き出さないまま、日々、そして人生を過ごしている人がどれほど多いことだろうか。

私自身、実際にやってみるまでは、目隠ししたまま岩を登るなんて馬鹿げていると思っていたし、やってみようなどと思っていなかった。ところが、やってみたらできた。限界に対する定義が変わった。それどころか、もっといろいろなことができるのではないか、と思うようにすらなった。

やってみなければわからないという典型の例だろう。妊婦のお腹の重さを体験するやつなんかも体験してみて初めてわかるものの一つ。自身で足を踏み入れなければわからないことというのは意外と世の中には多くある。目隠しして鈴の音が鳴るサッカーボールでプレーしたりと世の中には多種多様な体験したことのない未知のスポーツなどの体験がある。自分の限界を超えていくこれらの体験は新たな気付きを生むだろう。

最高のパフォーマンスを生むインナーネットの使い方を解説した書籍。自身のうちに秘める何かを解放した時、新たなブレイクスルーが生まれます。

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