リアルタイムウェブ、Twitterとか今を伝えるSNSが隆盛を誇る現代社会を予見しキーワードとなる言葉としてちょっと前に生まれた言葉。あまり浸透しなかった言葉だが情報スピードが早くなる今を表すのにちょうどいい言葉では?
「Googleの10年」の終わり
かつてコンテンツを消費するだけだった人々がコンテンツ制作者の側に回り、ウェブ上には大量の情報が流れ込むこととなった。グーグルはウェブ2・0の流れに対して、自らさまざまな関連サービスを提供し、さらに他社のウェブ2・0系サービスを支えるプラットフォームを提供するという対応を行うことで、その存在感を高めることに成功した。例えば地図サービスの「グーグルマップ(Google Maps)」は、簡単な操作でユーザー自身が持つデータを地図上に配置することが可能であり、ウェブ2・0を構成する概念の一つ「マッシュアップ」(複数のウェブサービスやデータをAPIでつなぎ、新たなサービスを完成させること)に最も用いられたサービスの一つとなっている。簡単な比較はできないが、例えて言うなら、マイクロソフトがウィンドウズ 95 において、インターネットという新しい波をサポートする姿勢を示して成功を収めたことになぞらえられるだろう。変化への対応に成功したことにより、グーグルはウェブ2・0を代表する企業という評価をされることも多い。ただよく見てみると、ブログサービスである「ブロガー(Blogger)」や動画共有サービスの「ユーチューブ(YouTube)」など、グーグルが自社内で開発したのではなく、他社や他社のサービスを買収することで自社サービスとした例も少なくない。もちろん買収によって新しい状況に対応するという戦略は何ら間違っているものではないが、グーグルといえども、新たにうまれてきたニーズのすべてに、自社だけで応えられているわけではないのだ。
最近ではGAFAを解体して新興企業の台頭を促し、新たな潮流を生み出そうという機運が高まっている。ほぼ独占的なこれらの企業、歴史を見てみてもこうした企業は定期的に解体の憂き目を経験している。優良なアイデアを持った企業が現れるとこうした巨人たちによって企業買収が行われ傘下におさめる事によってさらに肥大化していく。この連鎖を断ち切らないと新たな巨大企業は生まれない。
リアルタイム
パソコンを立ち上げ、お馴染みグーグルの検索サービス(google.co.jp)にアクセスして欲しい。そこで何か一般的な言葉を使い、検索を実行してみよう。キーワードは何でもよいのだが、放送中のテレビ番組など「今注目されている」ことが明らかな言葉だと分かりやすい。例えばここでは、「山手線」という言葉で検索してみることにする。通常の場合、「山手線」で検索すると結果に出てくるのはウィキペディアやJR東日本の公式ホームページ、あるいは個人の情報サイトなどといったウェブサイトたちである。他のキーワードでも似たようなサイトが選ばれるはずだ。それでは画面をそのままにして、左側にあるツールバーに注目していただきたい。その中に「リアルタイム」というメニューがあるのが分かるだろうか(以前は「アップデート」という名前が付けられていた)。見つからないという方は、「もっと見る」というボタンを押せばすべてのメニューが表示されるので、その上で確認してみていただきたい。この「リアルタイム」というメニューをクリックしてみよう。どのような変化が起きただろうか?新しく表示された画面には小さなアイコンと、短いメッセージがずらりと並んでいるはずだ。さらに各々のメッセージの下には、「〜分前」といった具合に投稿された時間も表示されている。場合によっては、たった数秒前に書き込まれたばかりというメッセージもあるだろう。さらにしばらく眺めていると、画面が自動的にアップデートされ、新しいメッセージが上に積み重ねられてゆく(古いメッセージはどんどん下へと追いやられる)様子が見られるはずだ。このように、たった今生まれたばかりの情報を、文字通り「リアルタイム」で入手できるというのがリアルタイムウェブである。
この機能はアップデートによって無くなっていますが、別の方法があります。Googleの検索結果が出たらツールタブをクリックして「期間指定なし」をクリックすれば「24時間以内」などの期間を指定できます。より鮮度の高い情報が得られるのでお勧めです。
フィルターをかけるという事
ツイッターでは「フォロー」という機能によって情報の流れがコントロールされる。通常の画面に表示されるツイートは、基本的に自分がフォローしている相手が投稿したものだけであり、フォローしていないユーザーのツイートはこちらから見に行かない限り表示されない。そして誰をフォローするか、あるいはフォローを外すかは、ユーザーの手に委ねられている。したがって、自分が欲しい情報を発信してくれる人々だけに自分の注意を向けることが可能であり、関心のない情報、あるいは宣伝メッセージや信憑性の薄いゴシップばかりを発信するユーザーは視界から消すことができるわけである。
各種SNSではフォローしている人の投稿しかタイムラインに流れてきません。そのフィルターがかかった状態をよしとするかどうかが考えもの。より広い範囲から情報を得たい場合は違った運用方法を考えなくてはなりませんね。
相当前に書かれた書籍なので情報の鮮度は落ちるが今の状態を予見していたかのようでちょっと面白い。今を知るためにSNSを活用して未来へつなげる方法論は今読んでも納得。
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