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プロフェッショナルサラリーマン|俣野 成敏|プロフェッショナルサラリーマンの条件とは?

リストラ予備軍から社内ベンチャー創業を経て年商14億円企業のトップになり、さらにグループ130社の最年少役員まで登り詰めた著者の仕事術。プロフェッショナルサラリーマンの条件とは?

プロとは?

僕の定義によるプロとは、「最悪のコンディションでも胸を張って請求書が出せること」です。自分の精神的・肉体的な調子がいいかどうかなんて関係ありません。相手が請求書を受け取ったとき、喜んでお金を払ってもらえるかどうか。これができる人がプロだと僕は思っています。実際は誰だって調子のいい日もあれば悪い日もあります。風邪をひいていてだるいとか、忙しくて寝不足だとか、恋人とうまくいっていなくて仕事どころじゃないとか、自分に対する言い訳はいろいろあると思います。しかしそれはあくまでアウトプットする前の話であって、お客様がいて、そこにアウトプットを出すときには、そんなことは微塵も感じさせてはいけないというのが僕の考えです。プロとしてそれを引き受けた以上、「なんとしても形にする」ことが必要なのです。プロフェッショナルサラリーマンへの第一歩として、ここはしっかり覚えておいてほしいと思います。特に二十代の人は「調子が出る、出ない」という話を平気でお客様の前でしてしまう。親しくなると「今日は二日酔いなんです」と聞いてもいないのに白状する人もいます。でもお客様からしてみれば、それでは均質的なサービスが受けられないということになる。最悪のコンディションのときでも、アウトプットはいつも通りのレベルが保てるようになれば、プロフェッショナルになったと言えるのではないでしょうか。 またイチロー選手はこんなことを言っています。 「勝ちにこだわるのはアマチュアだけでよい。プロの価値はそれだけではない」多くの人が勝ちにこだわるのがプロフェッショナル、ベストを尽くすのがアマチュアだと思っています。ところがプロフェッショナルは勝負に勝つのは当たり前であって、本当の使命は勝利して、なおかつファンを感動させることだと言っているのです。勝つか、負けるかなんてそんなことは当たり前すぎてどうでもいい。アマチュアが勝利を望むのであって、プロフェッショナルというのは球場に足を運んでくれているファンや、テレビの前で視聴しているファンを感動させるのが仕事なんだと言っているのです。この言葉はプロの心構えを象徴していると思います。

プロはそれでお金を稼いでいる以上、その対価をもらう価値を提供し続けなければならない。最低限の結果を約束すること、その最低限のラインが人が求めるラインよりも高い位置に設定されていることがプロの条件。

スケジューリング

「タイムマネジメントで大切なのは、スケジュールの決まった課題に優先順位をつけることではない。優先課題をスケジュールに入れることだ」ちょっとわかりにくいかもしれませんが、つまりこういうことです。 僕たちは、やらなければいけないことをいくつか抱えています。それをいつならやれるか、スケジュール帳やスケジュール管理ソフトをにらみながら割り振っていくのをスケジューリングだと思っています。 そうではなく、自分が大事だと思うこと、やりたいことを最優先してスケジュールに入れていく。これがスケジューリングなんだということです。

自分にとって大事だと思うことをきちんとスケジュールの中に組み込めるタイムマネジメントが大切ということです。やらなければいけにことをスケジュールに組み込むだけでは不十分。その中で自分を見つけることです。

一日一冊

二十代のころの僕は、自分ではよく本を読んでいるつもりでした。ところがあるとき、ある人と本の話になりました。その人が本が好きだというので、僕は、「僕もよく本を読むんですよ。月に一冊は必ず読みます」 と得意げに言いました。ところがその人が読むのは、「一日一冊」だというではありませんか。同じ「読書」という行為でも、実はケタが違っていたのです。やっていることは同じでも、やっている量がケタ違いなのだということに気がつきました。有名な「ハインリッヒの法則」というものがあります。これは「重大事故が一つあれば、その前には軽微な事故が二九ある。その前にはヒヤッとしたり、ハッとしたりすることが三〇〇ある」というものです。そしてこの比率は、何も重大事故についてだけでなく、あらゆることに当てはまります。 僕の感覚では、人前に出せるアイデアやすぐれた成果などが生まれる確率も、これくらいの比率だと思います。つまり一回いい仕事をしてみんなに評価してもらおうと思ったら、二九九回の空振りが必要だということです(そのうちの二九回はまあまあ褒めてもらえるでしょう)。しかしアマチュアはそれを知らないので、一発勝負をしたがります。たった数回チャレンジしただけで、「ダメだった」とあきらめてしまうのです。逆にいえば、すぐれた人は二九九回の空振りを厭わないからこそ、成果を上げているのかもしれません。

これは共感。僕も二十代の頃は仕事に関する書籍を月一冊読む程度で僕は本を読んでいると自負していた。今は一日一冊読むようになったがそれを考えると30分の1しか読んでなかったのに読んだ気になっていた、いや恥ずかしい。今は読む量は30倍に増えたが、上には上がいて一日一冊以上読んだ上に新聞や雑誌に載るような優れた書評を毎日描き続ける読書家もいることを知っているので慢心することはない。

サラリーマンになったらあなたはもうプロの仲間入り。お給料をもらうのだからきちんとプロ意識を持って仕事をしなかればならない。これが意外とわかっていない人が多い。あなたの仕事っぷりでいきなりフリーランスになった時その仕事に価値を見出してくれる人はいるか考えてみてください。

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