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『シンプルに結果を出す人の5W1H思考』渡邉 光太郎

課題提起、アイデア発想、事業提案、問題解決など、ビジネスのあらゆる場面で生産性を高めてくれる、シンプル最強の思考ツール、5W1Hをとことん使いこなすための1冊。人気ビジネススクール講師が、事例を交えて、丁寧にわかりやすく解説。たったこれだけで、複雑なビジネス課題も十分応えられる思考力が身につきます!

シンプル最強の思考ツール

「答え」より、本質的な「問い」が大切な時代になりました。今の時代、あらゆる情報に瞬時にアクセスし、ビッグデータを容易に活用することもできます。「答え」は何とでも探せるのです。 たとえば、ブイヤベースのレシピ。かつては専門的な本を調べて作っていたのが、今や ググ れば、超時短ものから本格的なものまで何十種類ものレシピを、わずかな時間で知ることができます。お花見の穴場スポットのランキングも一発で探せます。大学のレポート作成に引用したい大英図書館の貴重な蔵書の内容だって、いながらにしてすぐに調べることができます。 「キーワード」を入れさえすれば、いくらでも「答え(情報)」を探せる。私たちはこうした結論の出し方に慣れてしまっています。でもそれだけでは新しい価値は生み出せないし、たいして差別化もできません。だって誰でもできるのですから。だからこそ、 ユニークな「答え」を引き出す「問い」が〈違い〉を生む のです。  重要なのは、シンプルにして本質的な「問い」、多面的な「問い」です。こうした良い「問い」の源が、実は5W1Hの中にあるのです。

「キーワード」を入れさえすれば、いくらでも「答え(情報)」を探せる。そんな時代だからこそ、本質的な「問い」の力がモノを言う。その問いの源が5W1Hの中にあるそれをみていこう。

その①[課題提起]何かの課題に着手するとき、物事を考え始めるとき  具体的には、何らかの問題解決に着手する場面、新製品・新事業を考案したいときなどの初動時はもちろん、途中で行き詰まったときなど。これは次の3つのシーンの初動でも使ってほしいマザー・プロセスでもあります。

その②[アイデア発想]思考視野・発想を広げたい場合、ユニークなアイデアをたくさん考えたいとき

その③[コミュニケーション]説得力のある骨太のロジックを作り、人を動かしたいとき

その④[問題解決]本質的な問題を特定し、筋のよい問題解決を行ないたいとき  このように、5W1Hは、単に〈行動プラン〉を作るときだけでなく、課題提起、問題発見・問題解決、創造的アイデア発想、説得力のあるコミュニケーションなど、ビジネスのさまざまな場面で、あなたのパフォーマンスを高めてくれる最強の武器となります。

四つのステップを踏み問題解決に当たるように日頃から意識すれば、自然と課題提起、問題発見・問題解決、創造的アイデア発想、説得力のあるコミュニケーションなど様々な場面であなたのパフォーマンスを上げてくれる最強の武器となるでしょう。

マーケティングにも必須の「さかのぼり思考」

ドリルを買う人が欲しいものは本当に「穴」?

なお最近は、ドリルによって達成できるコトは「穴」だけではありません。たとえば、ドリルの先端につける付属品を工夫することによって「研磨(さび取り)したい」「彫刻したい」など、幅広いニーズに応えられるようになっています。こうしたニーズも、上手にWhyをさかのぼれば、発見できるようになります。潜在的な競合や異なる業界の代替品が視野に入ってくることで、製品の改良や新製品・サービスの開発など、新しい価値創造のヒントが得られるようになるからです。そのためには、Whyをさかのぼるための問いを、いかに的確に発するか、がポイントです。実際、「研磨(さび取り)したい」というニーズは、次のような顧客とのやりとりがきっかけで製品化されたのだそうです。ドリル売り場の近くで丸いブラシを持って考え込んでいる人に、 「どうされましたか? 何をされたいのですか?」と店員が声をかけたら、「しばらく使っていなかったタイヤホイールのさび取りをしたくて。ドリルの先端にブラシをつけたら楽に磨けるかなと思って」と言われ、「そうか、ドリルを使うお客様が欲している理由には〈穴〉だけではなくて〈ブラシを回す(動かす)〉という場合もあるんだ」ということに気づき、ドリルメーカーに製品開発提案をしたのだそうです。店員の「(これによって)何を実現したいのですか?」 という一言が大事だったというわけです。

自社の製品の思わぬ使い方を発見した一つの例ですが、こうしたニーズも吸い上げることによって売り上げが上がっていくのだと思う。最近だと調味料などCMで盛んにレシピ提案をするモノが増えてきた。それによって新たな調味料の使い方が認知され、消費する速度が上がって売り上げも伸びると言うわけだ。皆さんもこうしたCMを見て試して見たことがある方は多いのでは?

もうあらゆるフレームワークに頼るのはやめようという力強い言葉で始まるこの書籍。シンプルに結果を出すにはこれ一冊で十分と言うが、立ったこれだけでMBAレベルというのはちょっと言い過ぎかなと思った。

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