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ブレークスルーひらめきはロジックから生まれる

行き詰まった時に使えるだれでもできる突破思考の技術。ひらめきを生み出すにはプロセスとロジックが必要。天才たちがどのように閃いているのかがわかる書籍。

世界は街と森でできている

広告業界でも、 90 年代の日本市場では必勝パターンだった、ターゲット、ポジショニング、コンセプトという差別化フレームワークや、マス広告の大量投下と店頭プロモーションを組み合わせるマスキャンペーンのフレームワークだけでは、なかなかヒットを飛ばすことは難しくなっています。 市場が成熟期に入り、人々が以前ほどモノに欲求や関心を持たなくなってしまうと、よほどのイノベーションでない限り、競合との機能差を声高に伝えるだけでは、人々が動かないからです。 思えば、日本市場で長い間通用してきたこの必勝パターンは、「伸び盛りな市場」「消費意欲旺盛な生活者」「潤沢なマーケティング予算」という3つの要素が前提条件になっていたように思います。 この3つがなくなってしまった時代に、それを前提としていた必勝パターンは通用しなくなってしまったのです。

以前のように消費者を募って商品開発のためのモニタリングを行なっての商品開発ではダメ。影響力のある人間に認められなければ、商品の良さを語ってくれる人がいないのではその商品が爆発的に売れることはない時代となっている。そこにはCMの影響力の低下が。お金をもらってタレントが商品をアピールしても「所詮仕事でしょ」と一蹴されてしまう。それに引き換えインフルエンサーを使った広告はうまくいけば商品がヒットする要因になったりする。インフルエンサー側も、ステマであると非難されるのを恐れているので、案件の場合は案件としっかり公表する。それ以外にも自分が本当に良いと思った商品以外は紹介しないといった人もいてそれはインフルエンサーのブランディングになっていたりする。

ブレイクスルー実況中継

いくらパパの意識が変わっても、育児休暇が取りにくい状況が変わらなければ、本当の解決にならないだろうという洞察から、「企業が育児休暇を推奨する未来」をゴールイメージに設定し直したわけです。 未来図のシーンを、「家庭」から、「企業」に転換しています。 未来図のプレイヤーを、「父親」から、「経営者」に転換しています。 既存の未来図の範囲で考えていても本質的解決には至らないな、と感じたら、このように、目標とする未来図のイメージをがらっと転換することで、本質的な解決の糸口が見えてくることがあるのです。 これは、 類似(アナロジー) という発想ロジックで生まれています。 イクメンに似ている事例を探したら、「男性の生活習慣の変化」という類似点で禁煙や人間ドックが見つかり、そこから「男性は会社発で生活習慣を変えられる」という法則を導き出し、企業の意識改革という未来図を描けたのです。

育休パパが増えていますが、タレントのイクメンぶりを売りに仕事をとってくるのはどうかと思う。イケメンが家事育児を手伝っていると賞賛されるが、世の中には人知れず誰にも褒められることなく家事育児を手伝っているパパはいくらでもいる。それがタレントだったりイケメンだったりするといきなり賞賛されるのでそれが滑稽だ。

チーム・ブレークスルー

ブレイクスルーを生む思考は誰もが身につけることができます。 人は思考パターンを変えることで、自分自身を変えることができるのです。 しかしそうはいっても、長年かけて身についた自分の思考パターンはなかなか変えられないものです。 そんな時は、 自分の役割を変えてみる という手があります。 自分の役割を変えるためには、自分の専門領域以外の職種にコミットするというのが一番だと思います。 職種を越境することで、それまで自分が苦手としていた思考に立ち向かわなければならない状況に追い込むことができるからです。 たとえば、ビジョンや戦略目標など、未来図を描く仕事が得意な人は、あえて具体案を着地させる職種をやる。現場のスキルを積んできた人は、あえて上流の経営領域をやる。技術者やプログラマーのようなデジタルに強みがある人がマーケティングコミュニケーションのスキルを手にする。デザイナーなどの森の思考が得意な人は、あえてロジカルシンキングを手に入れる。 言うまでもなく、ひとつのプロフェッショナルを極めていくことは重要ですし、ひとつのプロフェッショナルも極めないうちに、いろいろな職種にポンポン手を出してしまうことには反対です。 しかし、単一の職種にこだわりすぎることは、その分野の視点だけに固定化していく危険性をはらんでいます。 どんなに優秀な人でも、過去の成功体験は、「思考の足かせ」にもなるからです。

僕は一つのことを突き詰めるのが苦手、そこそこできるようになると、他のことが気になってきてそちらに意識がいってしまいます。音楽でも一人のアーティストをずっと追いかけるのではなく、その時々の気分で誰のファンか変わってくるし、趣味もそこそこできるようにあると満足してしまいます。

誰でも壁にぶつかった際のブレイクスルー、ひらめきを求めている。それをロジックで引き出そうという趣旨の書籍。

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