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ハマトンの知的生活のすすめ|P.G.ハマトン|19世紀のベストセラーから学ぶ自分を磨く生き方

自己啓発の源流とも呼べる名著から今でも役立つ部分を抜粋して紹介。AIやSNS時代の今こそ、過去の名著から学び自分を磨くとき。健康や有益な時間の使い方、知識に囚われない考え方など色褪せない本質的な教えがここに。

なんの苦労もない生活は知性の発達を妨げる

生活のあらゆる面で恵まれ、楽な生活ができるとしたら、きっと人はそれを羨むことだろう。しかし、知性の発達にとっては、そうした何の苦労もない生活こそが最大の妨げになるのだ。

生活していく上で障壁があればそれを越えようと自分なりに色々と知性を働かす。恵まれすぎていると知性が働かないというのだ。確かにコロナ禍で収入が減った人たちが必死になって空き時間で副業に勤しむ光景を想像すれば当たっていることがわかる。自分のできることを捻り出して生活を安定させようと皆必死になるわけだ。

そして知的な人はどんな状況下でも何かを学ぼうとする傾向にある。自分の周りや人間、環境全てから吸収しようとする姿勢はこれからの時代を生き抜くスキルの一つだと思う。

知的な生き方そのものが高貴だ

教養ある知的人間になることほど高貴なことはない。一般的には、知的努力の証として目に見える形での業績を残すべきだと考えられているが、そのような考えは知に対する偏狭な考え方だ。何も具体的な形で生み出さなくても、そうした知的人間の生き方そのものが高貴で美しいのである。

教養を身につけることで高貴な人間になれる。逆に言えばリベラルアーツを疎かにすると基本となるあなたの根幹にひびが入っていることに。専門分野を学ぶことは大事だが、それだけになると教養人とは言えない。

完全な休息が必要だ

知的生活に無理は禁物であり、その生活は夏のそよ風のようであってほしい。夏のそよ風は人に完全な安らぎをもたらす。 生きている間に夏のそよ風のような完全な休息をとることができれば、何もあわてて墓場での休息を求める必要はないだろう。

仕事に疲れたら休息も必要。特にうつ病などの精神疾患にかかった場合は無理は禁物。あなたが壊れていくのを周りは望んでいません。一時期、ブラック企業で肩たたきの代わりにターゲットとなる社員を精神疾患に追い込むように皆で働きかけてやめさせるなんて企業が話題になったが、そんな会社にしがみつく必要はありません。これは休めと言われているのだなと悟り、失業保険を受け取って次の仕事に備えましょう。しかし、このような行動には落とし穴があり、社内でのオペレーションの歯車でしかなく、なんのスキルもないまま仕事をしている場合が。そうなってくると、転職が難しくなってくる。その場合一から、今需要の高い仕事のスキルを身につけましょう。健康が一番大事です。

教養を身につけるには時間の節約が必須だ

社会人になれば、仕事上や生活上のことでやらなければならないことがあまりにも多く、教養のための勉強に割ける時間はわずかしかない。ということは、社会人でなおかつ教養を身につけたいと願う人は、最大限に時間を節約する人でなければならないということだ。 知的生活を心がけている人というのは、くだらないことに時間を浪費してしまうようなことはない。ところが、そんな知的な人がつい時間を浪費してしまうのが、まさにそうした知的な勉強に従事しているときなのである。 何事につけ物事に精通するためには一生の大半を使わねばならない。しかし、勉強は一生かかってするものだと思うと、かえって毎日の時間を節約することについて無頓着になり、結局時間を浪費してしまうことになる。これは知的生活者にとって、最も心すべきことである。

現代は皆知らないうちに時間を浪費しているように思う。寝る前のスマホ、電車通勤時のスマホゲームやニュースアプリこれらは僕たちの時間をどんどん奪っていきます。勉強系のコンテンツや読書に充てている人もいる中、やはり隣の人のスマホを覗くとゲームやSNSで時間を浪費する人が多い。そういう不安がある人はスクリーンタイムで自分のスマホ依存度をチェックしてみよう。改善できれば時間の有効利用のための時間を得ることができます。

19世紀の名著から学ぶ知的生活のすすめ。情報が溢れる世の中で搾取される側から脱出するために、ここに書いてあることに目をむけ、知的生産性の高い生活を!

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