Book

テクノロジーが予測する未来|伊藤 穰一|web3、メタバース、NFTで世界はこうなる

最先端のテクノロジー(web3、メタバース、NFTなど)は私たちの社会、経済、個人の在り方にどのような変化をもたらすのか?MITメディアラボ所長の著者が見通す、最先端テクノロジーがもたらす驚きの未来。

web3のキーワードは「分散」

さて、web3がWeb1・0、Web2・0と決定的に違っている点は、ひとことでいえば「分散的=非中央集権的」ということにつきます。

金融システムや組織ガバナンスなど、あらゆる層で分散化(非中央集権化) が起こっているのがweb3のすごいところなのですが、ここまで話してきた文脈でいうと、「1つの場にユーザーを囲い込んでいるプラットフォーム」が力を失いつつあるということでもあります。  インターネットを、大きく「プロトコルレイヤー」と「アプリケーションレイヤー」に分けて考えてみましょう。

ここでは技術的な説明は割愛しますが、 プロトコル とは、コンピューター同士が通信を行う際の手順を仕組み化したもの(HTTP〈ウェブ情報をやりとりする通信規格〉やFTP〈ファイル転送のための通信規格〉)、いわばインターネットのインフラです。それを担っている層がプロトコルレイヤーです。対するアプリケーションレイヤーとは、こうしたインターネットの仕組みを使って、人々にさまざまなサービスを提供する層です。

水道やガスという社会インフラの上に人々の生活があるように、プロトコルレイヤーという技術インフラの上に、人々が日常的に使うGoogleやFacebookといったアプリケーションレイヤーがあります。

Web1・0、Web2・0は、アプリケーションレイヤーにお金が集まる時代でした。それは、世界を支配している主要企業「GAFA」にGoogle、Amazon、Facebook(現在のMeta) が入っている一方、プロトコルレイヤーにいる企業はそもそもないことからも明らかでしょう。

ところがweb3では、この「薄いプロトコルレイヤーの上に分厚いアプリケーションレイヤーが乗っかっている」という構図が逆転しています。まさに中央集権的なプラットフォームがひっくり返されようとしているのです。

アプリケーションプレイヤーの新たな局面。Webに乗っかったアプリケーションは今までにない価値を享受している。Webに最適化されたアプリケーションはAIを搭載したりすることで次のステージに突入。活躍が目立つように。

「NFTバブル」の次に来るもの

近頃は、デジタルアーティストの間で盛んに取引されていることで、そこにお金のにおいを感じ取った投機目的の人たちが多くマーケットに流れ込んでおり、「NFTバブル」という人さえいる状況にもなりました。

歴史が証明しているとおり、バブルはいつか崩壊するものです。ただし、十分なインフラや人々のリテラシーは、バブルが起こって初めて整うものでもあります。そしてこれらは、バブルが崩壊してからも残ります。

NFTも例外ではありません。NFTブームのなかでNFTのマーケットが成熟し、人々のリテラシーが高まることで、ブームが終わった後も生き残るようなNFTのあり方がどんどん生まれていくはずです。

いたずらにブームに乗っかる必要はないと思いますが、かといって無視していると、将来、NFTが当たり前になった頃、確実に何かと不便になります。いま、どんなことが起こっているのかを常に注視しつつ、少しずつ参加していくといいのではないかと思います。

NFTバブルはもうすでに落ち空いたような気がします。小学生の絵に高額な価値がついたりと最初のうちはそんな話題もありましたがそれからは落ち着いたような。本来のNFTの立ち位置に戻りつつあるのかなと。加熱気味だったNFTが当たり前の世界になることでブーム終わりの立ち位置に。

テクノロジーが予測する未来について伊藤穰一氏が語る書籍。最新のWebの様相がわかる初心者にも優しい書籍。今まで疑問だった用語がみるみるわかるように。

※この書籍はKindle Unlimited読み放題書籍です。月額980円で和書12万冊以上、洋書120万冊以上のKindle電子書籍が読み放題になるサービスが初回30日間無料となっております。PCの方はサイドバーのリンクより、スマホの方は下の方へスクロールしていただければリンクが貼ってありますので興味のある方はどうぞ。なお一部の書籍はキャンペーンなどで無料になっていて現在は有料となっている場合もありますのでその場合はあしからず。

【サブスク】 Kindle Unlimited

Kindle Unlimitedの詳細はこちら

僕が利用している読書コミュニティサイト

【本が好き】https://www.honzuki.jp/

-Book
-, , , , ,

© 2025 51Blog Powered by AFFINGER5