私たちの幸せはセロトニンの分泌で味わうことができるもの。もしセロトニンがなくなったらそれも叶いません。幸せから遠のき最終的にはうつ病を発症するリスクも。幸せの音楽を奏でる指揮者のようなセロトニンの効能を学習していこう。
うつ病とセロトニン
セロトニンは気分や感情を司る脳内物質であり、いかに効率よく脳内でセロトニンを使えるかというのが人のパーソナリティを決定しています。
セロトニンを効率的に使えるかというのは、実は遺伝によってかなり決まってきます。
セロトニンはシナプスから放出され、神経伝達に関与しますが、余ったセロトニンはセロトニントランスポーターという輸送体によって再度取り込まれ、リサイクルされます。
つまり、このセロトニントランスポーターがうまく働けばセロトニンがちゃんとリサイクルされ、セロトニン不足にはなりにくく、一方でトランスポーターの働きが弱いと、セロトニン不足に陥りやすくなるということです。
このセロトニントランスポーターは、LL型、LS型、SS型の3種類が報告されています。
LというのはLongのLであり、効率の良いトランスポーターだと考えてください。一方SというのはShortのSであり、効率が悪いトランスポーターです。
LL型遺伝子を持つ人というのは、効率の良いセロトニントランスポーターの持ち主ですから、セロトニンが不足しにくく、いつでも前向きで精神が安定している傾向があります。
一方SS型遺伝子を持つ人は、効率の悪いトランスポーターの持ち主なので、セロトニンが不足しやすく、不安を感じやすい性格となります。
さて、セロトニントランスポーターの遺伝型ですが、日本人の約7割が伝達能力の低いSS型であることが明らかとなっています。
この割合は世界で最も高いとされていますから、 日本人というのは生まれながらに世界で最も不安を感じやすい民族である ということができます。
出る杭は徹底的に打たれる社会性や貯金志向、将来のために真面目に勤勉に働かないと気が済まない人が多いという日本の文化の根底には、このセロトニントランスポーターが強く関係しているのです。
僕の場合ちょっとしたことで不安になりやすい反面、将来に対しては楽観的でどちらの要素も混在する特殊な形みたいだ。LS型なのかな?とすると一般的な人間なのかもしれない。日常的に起きる不安には不安に関する書籍をいくつも読んでみて、共通して言われていることを思い出す。不安の9割は実際には起こらないという法則。
嫌いな人とどう向き合うか
どうしても嫌いな人でも、簡単には関係を切れない場合は非常に多いです。
例えば職場の上司が嫌いだったり同僚が嫌いな場合、仕事がある以上は彼らと交流を持たなければなりません。
職場を変えるという手ももちろんありますが、なかなか簡単ではない場合が多い。
当然、嫌いな人とのコミュニケーションはストレスの元になりやすいです。
しかし逃げるわけにもいかないとなると、ストレスを溜めずに嫌いな人とでもコミュニケーションが取れるようになっておく必要もあるということになるでしょう。
では、どうすれば嫌いな人でもうまくコミュニケーションが取れるようになるのでしょうか?
すぐにできるのは、 感謝の気持ちをしっかり持つこと です。
どれだけ嫌いでも、その人がいなければこの世界はありません。
この世界であなたが生きているのは、その人のおかげでもあるのです。これは「縁起」の概念から考えれば当たり前の話です。
流石にそれは言い過ぎだろうと思うかもしれませんが、決して間違ってはいないはずです。実際に、縁起を否定できる人はこの世界には存在しない。
否定しようがない以上、縁起の概念は科学とは言えませんが、幸福に生きるために縁起という考え方を日常に取り入れるのはとても効果的です。
「まあ嫌いだけど、一緒に仕事してくれてありがとう。一緒に世界を動かしてくれてありがとう」
このように考えると、どれだけ嫌いな人に対しても感謝の気持ちで溢れてくるのではないでしょうか?
嘘でも感謝し続けていると、不思議と嫌いだという感情は消えていきます。
感謝の気持ちと嫌悪感は相容れない存在であるため、感謝し続けていると、脳が認知的不協和を起こし、嫌いだという感情を打ち消すようになるからです。
感謝することでセロトニンが分泌されるというのは先ほど説明した通りですが、セロトニンによって嫌いな、あるいは嫌いだった相手とのコミュニケーションにおいてポジティブな感情が生まれやすくなると、それは相手にも伝わるものなので、意外と関係が良好になったりします。
相手が暴力的で理不尽な場合はこちらから歩み寄る必要はなく、そのような人間関係は捨ててしまえば良いだけですが、嫌いだと思った相手に感謝し、嫌悪感を無くすことができる可能性があることは覚えておくと役に立つでしょう。
僕は人の嫌な部分が見えたら即座にその人との縁を切ります。なので些細なことで絶縁しがち。嫌々付き合うのはストレスになるのでその場を回避する。そんな僕を見て嫌な思いをする人もいるようだが、それは僕から距離をとってもろて。そんな自由な生き方をしているもんで嫌われることも多く影でコソコソされがち。そんなに嫌なら影でどうのこうの言ってないで僕のテリトリーから消えればいいのにと思ったりする。嫌いだと思った相手に感謝し嫌悪感をなくす…難しい(笑)
セロトニンを制するものは幸福を制する。この物質の性質を知り分泌を促す方法を探り今の状況を変えていく書籍。
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