アマゾンを創った男、ジェフ・ベゾス。わずか20年で世界最大の通販サイトを築いた稀代の経営者だが、小売業界を震撼させる男として忌み嫌われる一方、消費者の望みを叶える革命児と讃えられるなど、その人物評は常に割れる。私たちの消費スタイルを根底から変えてしまったベゾスとは、一体どんな人物なのか。彼の言葉からその素顔を読み解いてゆく。そこにはネットビジネスのみならず、あらゆる分野に通じる「成功の要件」が詰まっている!!
全ては小さな源流から
当初、アマゾンは「本」のみを扱っていた。それが成功の要因だったにもかかわらず、ジェフ・ベゾスは早くから「カヤックの話」を口にしていた。お客様がアマゾンのサイトを訪れて「カヤック」を検索すれば、カヤックに関する本が表示されるが、それだけではなく、パドルや防水ジャケットも売れるようにしたいとベゾスは願っていた。スタートは「地球最大の本屋」だったが、扱う品目はCDやDVDを手始めに次々と拡大。2006年にはクラウド・コンピューティングを使ったサービス「クラウド・ドライブ」の提供を開始し、07年にはキンドルの販売までスタートさせている。
ネット書店が現在では数え切れないほどの品数を扱う巨大サイトへ。僕もアマゾンがないと生活に困るレベルにまで達している。引きこもりにとってアマゾンはまさに神のようなサービスを提供してくれる会社。書籍から日用品まで何でも揃うが、洋服や靴といったファッションアイテムはちょっと弱い印象がある。そうしたジャンルはZOZOやブランドの公式オンラインショップなどを利用しています。全ては小さな源流から。
倉庫がなければ会社は存続しない
アマゾンのセールスポイントは、マウスを1回押すだけで買い物が楽にできる「ワンクリック」である、買った品物の多くが配送料無料で、かつ場所によっては当日に配達されるという圧倒的な利便性にある。そのためアマゾンは、2012年末時点で世界に70カ所近い物流拠点を整備し、素早い配送を実現している。こうした利便性が崩れたなら、アマゾンへのお客様の信頼も確実に崩れることになるからだ。アマゾンの創業当初、ジェフ・ベゾスは在庫を持たないビジネスモデルを考えていたが、すぐに宗旨替えして物流倉庫に充実に乗り出した。倉庫こそがアマゾンの生命線であることをとてもよく理解していたからだ。ベゾスは、倉庫の意義をこうスタッフに説いていた。「顧客がアマゾン・ドット・コムのことを知る数少ない接点は、ウェブサイトと郵送で受け取る本だけであり、倉庫がなければ会社は存続しない」
ちょっと前にうちの近くにもアマゾンの物流拠点ができた。Amazon Prime Now(注文から1時間で配送するサービス)のための新たな物流拠点だ。対象商品は限られているが、買うものが決まっていれば便利なサービスだ。日用品などを切らした時にすぐ届けてくれるのは助かる。このサービスを実現するために必要なのが倉庫。これがなければ成立しないので、アマゾンは考えられないほどの金額を設備投資に使っている。
不満の方が拡散しやすい
「満足した顧客は、製品が良かったことを平均3人に話すが、不満のある顧客は、平均11人に不平を漏らす」とフィリップ・コトラーは言ったが、ジェフ・ベゾスはインターネット時代を踏まえてこう言い換えた。「満足を得られなかった顧客は現実の世界では5人の友人にその不満について話をするだけだが、インターネット上で顧客の期待に背くようなことがあれば、その顧客は5000人に不満を広めることになる」ベゾスはアマゾンのサービスを開始して3日目に「口コミ」の効果を実体験している。ヤフーからサイトで紹介したいという連絡が入ったのだ。そこに掲載されるということは、アクセス数の「激増」を意味していた。ヤフーの担当者は「準備ができていないなら何ヵ月でも待ちますよ」と言ってくれたが、ベゾスの準備はすでに終わっていた。
スマホの普及によりインターネットにつながっている人の数は飛躍的に増えた。僕のブログも始めた当初はパソコン経由の読者が多かったが、現在ではスマホユーザーが上回っている。スマホからの閲覧が7割を超えている。できるだけ読みやすいようにと段落を分けて見出しをつけたりはしているが、改行ばかりの芸能人のブログ風にはしたくないのでそこは我慢して読んでいただきたいww
ついつい目的のもの以外も買ってしまうネットショッピング
「本を買うのは、その本が必要だという理由からだけではありません。偶然に見つけたからということも多くあります」アマゾンのサイトにアクセスする時、「買いたいもの」があるからアクセスするわけだが、その作業を進めている途中で「ちょっと気になるもの」が目に入り、「ついでに」買うというのはよくあることだ。そして気がつけば、最初考えていた以上にたくさんのものを買うことも決して珍しいことではない。
このついで買いが恐ろしい。書籍を探しているとついつい気になるタイトルが飛び込んでくる。現在は月に15冊程度に抑えてあとはKindle Unlimited読み放題書籍の中から探すようにして出費を抑えています。
ネットの巨人アマゾンがどのような会社かは皆が知っているだろうが、そこに至るまでのジェフ・ベゾスの思考を垣間見ることができる書籍。消費のあり方を変えた彼の頭の中を言葉と共に覗いてみませんか?
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