お店を持ちたいと脱サラして自分の店を持ったは良いが思うように売り上げが伸びず廃業、なんていうのは日常茶飯事。飲食・宿泊業の廃業率は20%と全業種トップで10年選手はわずか5%。そんなリスキーな商売をするより優良中小企業を買って社長になろう!
人生100年時代は資本家として生きる!
サラリーマンは、たとえ社長に上り詰めたとしても、株主の意向に反して自分の好きなように経営することなどできません。しかし、雇われ社長ではなく、オーナー社長になったならば、生涯、楽しみながら暮らすのに十分な財産を蓄えることができるうえに、会社を、自分自身が仕事を楽しめるビジネスへと自ら導いていくことができる可能性が高まります。そもそも、会社を買って社長になるのであれば、事業内容をよく見て会社を選択すれば、それだけでやりがいのある人生に近づくことができるようになります。私は、日本をもっと元気にするためにも、社長に挑戦する方がどんどん増えて欲しいと願っています。そして、それが可能な力を秘めたサラリーマンがたくさんいることを知っています。それよりなにより、なんといっても「お金が 儲かる」というのは、単刀直入でとてもわかりやすい指標になります。そこで、本書ではあえて、この金銭的に「 豊かになる」という指標を前面に出しながら「社長のすすめ」を語っていきたいと思います。
会社を買って社長になる。そんな選択肢を提案。少子高齢化に伴い後継者不足で黒字のまま廃業を余儀なくされる中小企業が意外と多い。そんな会社を買ってあなたが社長になってみませんか?あなたのサラリーマンとして培った知識を生かせる業種なら十分社長としてやっていける可能性を秘めています。
飲食店経営で地獄を見る
飲食ビジネス用語で、「FL比率」というキーワードをご存じですか? Fはフード(食材原価)、Lはレイバー(人件費)のことです。売り上げの 55%以下にこの FL比率 を落とさないと、採算が合わなくなり、経営が傾くといわれています。 飲食店の店主は、原価を抑えるため一皿ごとの食材量を細かく計算したり、同じ食材をほかに転用できるようにメニューを工夫したり……と、日々涙ぐましい努力を重ねています。好きなだけ食材にお金をかけてクオリティを上げることは誰にでもできますが、利益、商品価格とのバランスを考えなければ経営は成り立ちません。 長く続く飲食店の経営者は、みな意識してFL比率を下げる努力をしています。その代表的なものの一つが、夜の料理店で余った食材を翌日のランチで消費することです。 夜は6000円から1万円くらいする割烹やお寿司屋さんが、ランチ営業では800~1000円程度で定食などを提供していることがあります。あれを見て、不思議に思ったことはありませんか。「安い居酒屋ならまだしも、この価格じゃ 儲けがないだろう……?」実は、やりたくてやっているわけではないのです。 昼と夜に営業している個人飲食店のオーナーは、たいへんです。夕方5時半に開店し、夜 10 時ラストオーダー、 11 時閉店のお店の店主が、居残ろうとする客を追い出し、売り上げを締め、片づけと掃除、お酒など配達物の発注、翌日の仕込みを済ませ、ようやく店を出られるのは深夜1時か2時ごろです。家に戻って風呂に入り、床に 就くのは3時か4時でしょうか。
飲食店で素人が成功するにはなかなか高い壁が立ちはだかっている。最近では店舗を持つと家賃の占める割合が高くて儲けが出ないのでキッチンカーで移動販売を行う人が増えている。初期投資もさほどかからずに開業できるし都心の高層ビルには一定の広場的な空間を義務付ける規則からキッチンカーを展開する場所に困ることはない。競争は熾烈だが、パイがたくさんあるので新規参入者が後を絶たない。
中小企業を個人買収せよ!
私たち投資ファンドが、そんな中小企業の投資先に入るときに真っ先にするのが、各業務の KPI(Key Performance Indicator=主要業績評価指標)の設定と、それを PDCA(Plan-Do-Check-Action)サイクルで回す仕組み作りです。しかし、多くはKPIどころか、PDCAという言葉すら知りません。それでも中小企業の社長には、大した危機感はありません。財務諸表の見方がわからない経営者が多くいます。税理士の〝先生〟に任せっきりで、決算書もまともに読んだことがないからです。投資の審査で、中小企業の社長に「会計の状況を教えてください」とお願いすると、決算書や試算表を開いて説明するのではなく、「○○への振り込み」、「○○の支払い」などと手書きで書き込まれた預金通帳のコピーを持ってきて説明されることもよくある光景です。財務諸表を見ながら、中小企業の社長に「この科目、どうなってますか」と聞けば、「これって、なんですかね」と返答されたりします。「私ではわからないので、税理士にちょっと確認してみます」などと平気で言われます。自社の粗利率を知らない経営者が多いことには、最近ではもはや驚かなくなりましたが、年商数億円の会社社長が減価償却費の考え方を知らなかったときはさすがにずっこけました。慌ててホワイトボードに書いて説明しました。さらに、資金繰りが悪化した会社の経営者に、「なんで、こんなことになったんですか」と 訊ねると、「いや、うちの税理士がちゃんと見てなかったんで……」などと平気で答えたりします。ちゃんと会社を見るべきなのは、税理士ではなく、社長であるあなた!なのですが。社長が会計を見ないというのは、私に言わせれば、アイマスクを付けて車を走らせているのと同じです。
株式投資などの経験がある人の中には財務諸表を読めたりするスキルを持った人も多い。なのでそこらへんの中小企業の経営者よりよっぽど経営に関して知識がある場合も。そんな経営ど素人の社長から会社を引き継ぎ自分が社長になってみては?株式会社なら買収なんて荒技も。
300万円で買える会社は意外と多いのだそう。会社を買うなんて発想が一般人には馴染みがないだろうが、世の中では意外と多いM&A案件。飲食店より夢があると思いませんか?
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