おしゃれや健康管理から人間関係に至るまでイギリス人の合理的でシンプルなライススタイルを取り入れればお金に左右されずにハッピーに!!日本以上に物価が高い国でお金をかけずに心豊かに暮らす工夫とは?
なぜブランドなしでも上等に装えるのか?
駐在員の妻として東京に滞在するイギリス人の女性がこんなことをたずねてきました。
「なぜ日本の黒いフォーマルウェアはあんなに高いのかしら」
突然、お葬式に出席することになった彼女はあわてて喪服を探しにデパートに行ったところ、喪服とふつうの黒いスーツとの値段の違いに驚いたというのです。彼女はすでにライトウールの黒いパンツスーツを持っていたのですが、生地にうっすらとストライプが織り込まれていたため、同じマンションに暮らす人から正式な喪服を用意したほうがいいと忠告されたそうです。
新宿にあるデパートのバーゲンコーナーでは、ふつうの黒いスーツが一万円均一で売られているのに、黒の喪服は値引きなし、安くて一着五万円だったそうです。 「今度いつ着るか分からない喪服に何万円も出すことはできない」と彼女は在日イギリス人のネットワークで喪服を貸してくれる人を探し出し、何とか葬儀に間に合わせたそうです。 「日本では結婚式やお葬式にイギリスよりはるかにお金がかかるということは聞いていたけど、冠婚葬祭用の服までが特別料金で売られている。お祝いごとや悲しみのどさくさにまぎれてさらにお金を出させようという商魂だわ」と、彼女に言われました。
ちなみにイギリスではお葬式に普段着でお越しくださいと案内することも珍しくありません。
私自身三〇歳になるまでは、冠婚葬祭用の黒服を東京・杉並区にある救世軍バザーのフォーマルコーナーで調達していました。毎週土曜日の朝から大きな倉庫の中で、家具、電化製品、古着までをデパートのような規模で販売する救世軍には、黒い服だけを集めた一画があるのです。
ここではスーツ、ワンピースなどさまざまなデザインの黒服があり、一度も着ていない新古品は三〇〇〇円、中古のもので一〇〇〇円から買うことができます。
当時、真夏の法事に出席する予定のあった私は、ここで新古品の黒いスーツを見つけ、知人に頼んで長袖を半袖にリフォームしてもらいました。あとでまったく同じものを都内のデパートのバーゲンコーナーで見つけたのですが、一〇倍の値段がついているのを見てびっくりしたものです。
日本でも最近ではフォーマルスーツやなんかをレンタルで済ます人が増えている。確かに人生にそうそうないシチュエーションのために大枚はたく気にはなりませんよね。僕も体型が変わるのに喪服を用意するのは嫌なのでユニクロで済ましています。
薬や医者のいらないイギリスの健康生活
世の中には好きなものだけをひたすら食べ続ける人がいます。偏食の激しい子ども、周囲のアドバイスに耳をかさない高齢者などがその代表です。
日本に不況の風が吹き始めてからは、ランチタイムになるとコンビニのレジに長蛇の列ができ、若いサラリーマンは安い弁当やカップラーメンを毎日のように食べています。割高な定食屋やレストランの客足がぱったりととだえたのもこの頃からです。テレビや雑誌で紹介されるおいしいものに目を輝かせる一方で、私達の食生活はますます偏っているのです。
すでに書いたように、イギリスではファーストフードによる肥満児が激増して社会問題になっています。アメリカでは、自分が肥満になったのはハンバーガーを食べ続けたせいだと、ファーストフード店を相手に訴訟を起こす事例も出ているほど深刻です。
私達が医師や病院を頼らず健康的な人生を送ろうと思う時、何を食べるかという問題は避けて通れません。ところがその一方で、忙しい日々を送る現代人が毎日栄養のバランスを考えながら食事をするのはなかなか難しいことです。そもそも人は体にいいものだけを食べていれば、それで本当に病気にならないかという点も疑問なのです。
私は二〇代の頃、仕事上の疲労やストレスから 膀胱炎 になり、四〇度近い高熱が出てたびたび入院しました。病院で安静を守り、点滴治療を受けると熱は下がるのですが、三度目に入院したあと、退院後も続く微熱で倦怠感、疲労感がつのり食事もできなくなりました。
そんな私の様子を見ていたイギリス人の友人が「こんな時こそ好きなものを食べたほうがいいわ」と、以前一度だけ一緒に行ったことのある、家の近所のイタリアンレストランに誘ってくれました。気乗りしないままトマトと赤唐辛子のスパゲティを食べたところ、なぜかそれがとてもおいしく感じられました。それまでの食欲不振は吹き飛び、私は出された分をほとんど食べることができたのです。
好きなものを食べる習慣は人生においてなくてはならない栄養摂取において重要。嫌いなものを嫌々食べるのはなんか違うような気がします。健康に良いと知っただけでも少しそれが美味しく感じるなんてことも。プラシーボ効果ですね。
収入が少なくても充実した生活がおくれるようになっているといざ年金生活になった時に力を発揮できそうです。月収20万円でも十分愉しく暮らすことはできる!
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