アドラー心理学を土台にしたコミュニケーション術で仕事を効率化、残業を減らし働き方改革!このコミュニケーション術は家庭に帰れば妻や子供にも応用可能なので家族の笑顔も増えるといった副産物付き!!
コミュニケーションの鍵は「共感ファースト」
家庭編で「子どもの関心に関心をもとう」とお伝えしました。相手の関心に関 心がある人は、「相手の目で見、相手の耳で聴き、相手の心で感じて」います。一方、自分にしか関心がない人は、「自分の目で見、自分の耳で聞き、自分の心で感じて」います。 相手が子どもでも妻でも、部下でもお客様でも、話を聞いているふりはしていても、「次はこう言ってやろう」 「そんな話、興味ないよ」と、頭の中では自分のことばかり考えています。そうすると上の空がバレて、 「わたしの話、ちゃんと聴いてる?」と言われます。 こういう経験、ありますよね。わたしもかつて、ヨメから何万回と言われました。
共感ファーストとは、あたかも幽体離脱して相手に憑依するようなイメージで話を聴くことです。それくらいの気持ちで、相手が伝えたいことを感じてみましょう。次になにを 言おうかなんてことは、あとで考えればいいんです。はしょらずに丁寧に、まずは共感ファースト。それだけで相手は、深く理解してくれたと感じるでしょう。
共感を相手に伝えるのが下手な男性。女性は共感の生き物なので比較的共感能力が高い傾向があると普段から感じています。なので男性の上の空で相槌を打つ行為が許せなかったりして怒り出すなんてことも。相手が伝えたいことを余さず受けることで共感ファーストが成り立ちます。ぜひ憑依する感じで!
「自分をよく見せる必要のない会社」は組織として強い
『なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか』という本をご紹介します。 逆説的なタイトルですが、ここまで学んできたみなさんであれば、もう当たり前のことと感じられると思いま す。アドラー心理学の本ではないのですが、書いてあることは似ています。
組織のなかでの、お金にならない「もうひとつの仕事」とはなにか──自分をよく見せようとしたり、評価を下げたくないと思うあまり失敗や弱点を隠したりしてしまうことです。また、問題を感じていても、組織の上下関係や肩書きが気になって指摘できず、本質 的な問題解決ができないことがあります。このマイナスに使っているエネルギーをプラス に転換できたら、「本来の自分」の力を発揮できるのではないでしょうか。
日本ではさまざまな企業による、自動車の燃費や建物の耐震性の改ざんなどの事件が起こっています。おそらく、タテ型の組織で間違いを許されない風土だと、こういうことが 起こってしまうのでしょう。その結果、多額の損失を出し、社会からの信頼を失い、優秀な人材も事後処理に浪費されていきます。
お互いの違いや弱さを認め合うことが、これからの組織には必要なのですね。
ちょっと前にもビッグモーターの不正事件が取り沙汰されましたが、副社長の暴走を止める人物がおらず自浄能力が失われた組織の末路がアレです。ある程度組織が大きくなったら外部の手を借りるなどの措置が必要かと思います。そして、社内でも自分をより評価してもらうためだけに行動する人間がいる以上、不正は減りません。そんな評価体制をとっている会社は後々損をすることに。
仕事にアドラー心理学を取り入れることで働き方改革を推進。子育てにも似たその発想で家庭も円満になるという嬉しいおまけ付き。日々組織で働くパパたちに向けた生産性向上本。
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