人生やり直そうと決めたなら今日から始めよう。落ち込んでる暇なんてない!後悔なく生きるための新時代の哲学がここに。
行動した人だけが「結果」を手にする
19 歳の未熟だった私は、泣いて家に帰ってしまいましたが、このときの教訓はその後、慶應の大学院を受験したときに生きました。
後にお話ししますが、出身大学のことを 揶揄 された私は、学歴コンプレックスを払拭すべく、慶應の医学部大学院受験を思い立ちました。
当然ですが、入試は難関中の難関。面接と筆記で行われ、筆記はすべて英語です(英問英答)。それも 医学の専門用語がびっしり並んだ、難解極まりない長文 が出題されるのです。
仕事の合間に勉強はしていましたが、とても受かるレベルに到達できているとは思えませんでした。
試験当日の朝、目覚めた私の脳裏に浮かんだのは、 「ダメだろうな……」 という言葉でした。
「どうせ落ちるのだから、行っても仕方ない。このまま寝とこ」 と私は布団をかぶりました。
「来年がんばればいいや」 二度寝を決め込んだ私でしたが、やはり気になって目が冴えてしまいました。
「……このまま行かなければ、あとは落ちるだけだな」 仕方がない、行くだけ行こうと、「えいやッ」と自分を布団から引っぱがすようにして起き上がり、時間ギリギリで試験会場に向かいました。 そのとき奇跡が起きた 筆記試験では英語の長文問題が2問出題されます。
「2問ともちんぷんかんぷんだったらどうしよう……」
恐る恐る1問目の問題文を読み始めたところ、なんということでしょう、 私の知っている内容 ではありませんか!
「子宮頸がんの検査方法」についての問題だったのですが、私はそれを大学病院で産婦人科を回ったときに学んでいて、バッチリ知識があったのです。
英文は難解すぎて全部は読み取れません。でも 内容がわかっていたから、自分の知識で補って答えを書くことができた のです。これがまったく知識のない内容だったらお手上げだったでしょう。
2問目は「ジェットラグ(Jet lag)がどういう機序で起こるか」という内容でした。
ところが「ジェットラグ」という単語の訳がわからない。おそらく「時差ぼけ」のことであろうとは思ったものの、医学的に「時差ぼけ」という訳でいいのか、今一つ確信が持てません。
そこで回答では「いつもこうやって使っているから」というテイで、「Jet lagは~~」「Jet lagが起こるため~~」みたいな感じで、すべて「Jet lag」と英語表記で切り抜けました。
病名や症状を英語表記するのは、論文などでもよくあることですから、別におかしいことではありません。あとで調べて「ジェットラグ」が「時差ぼけ」とわかったときはフーッと肩の力が抜けました。 こうして予想外の展開となって英文問題をなんとかクリア。面接もうまいこと切り抜け……なんと結果は合格。本当に奇跡的な出来事でした。
私を慶應に推薦してくれた教授にあとから聞いたら、英語の試験は私が最低点だったそうです。
朝、「無理だから」と思って試験を受けに行かなかったら、この奇跡は起こらなかったのです。
何事も行動しなければ結果は得られない。なんの変化も起こらないのだ。変化を恐れて何もしないのならいざ知らず、得たいものがあるのに行動しないのはそれだけでチャンスを失っていることになる。かくいう僕も仕事を辞めてからブログで収益化を目指したり、株式投資をしたり試行錯誤して今に至るわけだが、最初はたくさんの書籍を読んで知識を得てから行動したいタイプなので随分出遅れてしまい思いついた時に始めていたら得られていたものを考えたら惜しくてしょうがない。僕が株式投資に興味を持ったのは10年以上前。その時すぐに今の投資先に投資していれば10倍以上になっていた。まあ遅れて始めたとはいえ現時点でも1年間の運用で20%程度上昇しているのでなかなかの成果なのだが。これが行動をした結果ということだ。
私の原動力は「不安」
年商220億円超、 22 億円の自社ビル、世界各地に別荘を持ち、ストラディヴァリウスを4挺所有(一番高価なものは8億円)と並べると、一般的には成功者と言えるのかもしれません。
人から「これだけのものを築き上げたのだから盤石ですね」
「一生安泰でしょう」などと言われることもあるのですが、私はそんなふうにはまったく思っていません。
それどころか「 驕る平家は久しからず」という言葉があるように、 いつ落ちるかわからないという危機感をいつも抱いています。
だって人生、いつ何があるかわからないし、大きな病気をするかもしれないわけです。
いつかこのビルやヴァイオリンを手放すときがくるかもしれない。そういう想定は常にしています。
こうした不安がいつもあって、不安があるから動いている と言っても過言ではありません。
これは経営者であれば、みんな抱えていることだと思います。うまくいっている人ほど、次の手を打ったり、新しい分野にチャレンジしたりするものです。私にはその気持ちが本当によくわかります。
不安というのは厄介なもので、いくら生活に余裕ができても不安は尽きない。逆に馬車馬のように働いていた頃の方が考える暇もなくて精神状態は良かったような。
もしも人生をやり直せるとしたら、それは今すぐ!時間というものは無常に過ぎるものなので何事も思い立ったが吉日。この書籍で背中を押してもらい一歩を踏み出そう。
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