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ジョブズの言葉。愛、仕事、インスピレーション、そして死について

ジョブズが残した数々の名言の数々は生き方の指針になるはず。スタンフォード大での歴史的スピーチも収録。アップルの創業者にして偉大なイノベーターであったスティーブ・ジョブズ。彼の哲学、信念、そしてインスピレーションを凝縮した数々の言葉を紹介します。

イノベーションが生まれる現場

イノベーションは、廊下で会ったり、夜の10 時半に新しいアイデアを携えて 電話をかけあったりする人々から生まれるものだ。あるいは、私たちの考え方の問題点を明らかにする重要なことに、 彼らが気づくことによって生まれるのだ。それはクールで新しいことを考えついて、他の人の意見を聞きたいという人が招集する、6人の臨時のミーティングなのだ。

新しいアイディアが思い浮かんだら即行動。それが勤務時間外だとしても、明日に持ち越さず、その日のうちに主要メンバーを招集し臨時のミーティングを開催する。そんなスピード感たっぷりな下地の中からイノベーションは生まれるのだという。

時には環境を変えて

次々と機能的で使いやすく、しかも画期的で斬新なデザインの製品を発表し続けるアップル。 そのイノベーションはどこから生まれてくるのか? その答えとして、ジョブズは、このように答えています。確かに、ひとりで悶々と考えていても、いいアイデアは生まれにくい場合が多く、誰かと一緒に他愛もない話をしたり、リラックスした状態でのほうが、いい考えが思い浮かんだりします。

1人で悶々と考えていてもいいアイディアは生まれにくいということお覚えていた方が良い。誰かとのたわいもない話の中に、リラックスした状態の時にいい考えが浮かんだりするというのは同感。デスクに向かって作業するばかりでなく、時には席を立って他の人間と談笑するなど環境を変えることでブレークスルーが起こることもあるように思います。

研究開発費の大きさが全てではない

イノベーションには 研究開発費がいくらあるかなんて関係ない。アップルがMacを開発したとき、IBMは少なくとも100倍以上もの研究開発費を使っていた。お金ではないのである。どういう人材を、どう率いるか、そしてどう意識をしているかで、決まるのだ。

ある程度利益の出ている会社ならば、研究開発費にはお金を惜しまないことだ。しかし、その額が大きいからといって成功に結びつくかというとそうでもなかったりする。どういった人材を集めリーダーがどう率いるかでイノベーションは起こると考えられる。人材とそれを率いるリーダー、明確な目標の浸透こそ欠かすことのできない三要素なのだ。

月曜日なんて冗談はやめてくれ。 今夜だよ。

ある金曜日の午後、担当者の元にテスト基盤が届きました。稼動させるためには数時間かかります、担当者は当然、ことが進むのは月曜日、と考えます。しかし、ジョブズは言いました。「月曜日だなんて冗談だろ。動くかどうか今晩中に確かめたいじゃないか、そうじゃないかい?」。担当者は作業に取りかかります、終わったのは8時を廻った頃でした。ジョブズは共に動作確認を終え、満足して頷くと、担当者をねぎらったそうです。 ジョブズをワーカーホリックの変わり者、と言ってしまうのは簡単です。しかし、彼のその姿勢は、他者に伝染し、その伝染した者がまた新たなアイデアを生み出すのです。常識にとらわれ「ちょうど良いレベル」のその先に、違いは産まれるのです。

ある意味ワーカーホリックだったジョブズ。金曜の午後にあった出来事が彼の仕事に対する姿勢が表れている。仕事を後回しにせず、すぐにその場で最適な行動を起こすことがいかに大事かを物語っている。この金曜日の案件は8時には終わりその労をねぎらったという。リーダーがこういう姿勢を見せれば部下にまでその仕事に対する姿勢は伝染する。ワークライフバランスなんて言葉が氾濫している中、仕事を責任持って当たる姿勢も大事なのだと思わせてくれる好例だ。

型にはまらない優秀な人材

ジョブズは型にはまったビジネスマンではイノベーションは起こせないと考えていました。それゆえ、能力があるけれども変わり者、アウトローっぽい人物、自由奔放な人物、厄介な暴れん坊などを好みました。ジョブズが考える「優秀な人物」というのは、世間一般のそれとは必ずしも同じではなかったのです。 そのような価値観を持ったジョブズのチームには、一風変わった人間が揃っていました。それを示すように、ジョブズは「アップルはエリス島(かつてアメリカの移民入国管理局があった島)のような会社だよ。つまり他の会社からの難民で成り立っているんだ。個人として見た場合、ものすごく頭がよくて優秀だけれども、他社ではトラブルの元になるような人間ばかりなんだよ」と語っています。

一癖も二癖もあるが優秀な人材。他社ではトラブルの元となるような人間ばかりの寄せ集めで成功できたのも、ジョブズの型にはまったビジネスマンではイノベーションは起こせないという考えがあったからこそ。手綱を握る人間がしっかりしていれば馬はちゃんと走るんだということ。

ジョブズが放った様々な言葉。それは生きていく上で、働く上で様々な示唆を与えてくれる。今はなきカリスマに習って物事を見る習慣をつければ、僕たちの人生の壁も軽々と越えられる素地ができるのではないかと思う。

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