読書により得た知識をいかに自分の糧とするか?つまらない本を掴んでしまった時どのように損切りするか?アウトプットのば読書会の意義。電子書籍の活用法。プロが教える本の読み方、伝え方のポイントをインストール。
「本を読む時間」を確保する
読書とは空いた時間にするものではありません。意識して読書時間をつくり、死守することが肝要です。一日一冊、一ヵ月に一〇〇冊といった数値を設定するのも読書時間確保の一助となりますが、大切なのは冊数ではなく、読書習慣をつけることです。
一日二四時間という制限だけは、いくら時代が変わろうと変わりません。「七時間眠る、一〇時間仕事をする、食事を三食とって入浴もする」といった固定時間を差し引いていけば、ごくまっとうに働いている人に残された時間はわずか数時間。
その時間を巡って、本、音楽、ネットサーフィン、テレビ、ゲーム、DVD、ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアが争奪戦を繰り広げることになります。本にとってのライバルはネットやテレビのみならず、さまざまな娯楽や勉強もふくまれます。
通勤途中や移動中を読書に使おうと決めていた人も、スマートフォンの登場で状況が一気に変わったことでしょう。電子書籍もありますが、ほかにも五分、一五分の 隙間 時間に「つまみ読み」するのにぴったりのコンテンツが楽しめます。 「余った時間で読もう」と思わず、初期は目標冊数を決めて読書時間を確保しましょう。
「今日のノルマを読み終わるまで、眠ってはならない」といって身体にムチうつ無茶を、だまされたつもりでやってみましょう。スクワットをやりながら読む、入浴中に読むなど、場所を変えてみるのも読書時間の確保と習慣化に役立ちます。
習慣化したのちは冊数を多く読むだけでなく、問題を解決したり、思考を深めたり、知的興奮を楽しんだりしながら、知的財産へと昇華していくことが重要となるのは言うまでもありません。
じっくり腰を据えて本を読むにはやはり時間の確保が必要だ。「隙間時間に本を読む」でもいいが、まとまった時間を確保できればもっと良い。時間を確保するために毎朝ちょっとだけ早起きするとか工夫が必要。本を読む速度は速くなくてもいいのでとにかく本に触れる習慣をまずは作りましょう。
本を読むという習慣を維持するためには
スマートフォンやiPadやリーダーなどのデバイスの普及によって、メルマガでも、「まぐまぐ!」などが回復しつつあります。余った五分、一〇分で読める 器 が復活しているということです。
しかし、細切れ時間にデバイスを使うとは、「読書」にとって、本以外のライバルが多く出現してきたことを意味します。iPhoneで電子書籍を読めますが、ゲームもできるしメールもできる。買い物も動画サイトの閲覧も可能ですし、細切れ時間をフェイスブックに使う人もいます。
フェイスブック人口は、なぜ数十万人から十数億人に急激に増えたのでしょうか。メールは処理するのがけっこう面倒くさいものですが、SNSはその点簡単だからという理由もあるでしょう。理由はどうあれ、本読みがツイッターやフェイスブック中毒になるのは、コンテンツを常に提供し続ける売文稼業にとっては大いなるハードルです。
「細切れ時間に、ちょいちょいつまみ読み」というのはアリですが、「本を読むという習慣」は、細切れでは取り戻せません。まとまった時間が二時間はないと、本を読む習慣が減っていく可能性は非常に高いでしょう。そもそも、電子書籍を比較的長く使ってみて感じるのは、iPhoneはもちろんのこと、iPadやキンドルでも、長い本を最初から最後まで読まないのではないかということです。少なくとも、私は大部の本をデバイスで読み通す気にはなりません。
ニーチェの 箴言 集や相田みつをの本や、紙で存在しないもの、検索効果の高いレファレンス系やマンガをパッと見るには電子書籍は適していますが、知的コミュニケーションの糧となる本、咀嚼することで自分の血肉となる本、さらに言うと〝キョーヨー〟を培うための本は、従来の紙の本が最も適していると確信できます。
ここで肝要なのは、いかに「二時間の固まり」を確保するかということです。これについては家でゆっくり本を読んだり、旅先やプールサイドで寝転んで本を読む至福の時間を、現実問題としていかに確保するかです。会社のドレイになってしまっては、すでに読書などとは言っていられないとも思えますが、逆にそうであるからこそ、読書の価値が高まっているとも断言できるのですよ。
読書の時間をSNSなどと同じように考えると細切れ時間になってしまうので、そこは思い切って他のことは忘れられるように集中できる環境を用意しましょう。スマホで電子書籍でも良いのですが、SNS通知がひっきりなしに届くような人は読書の妨げになるのでその時間だけでもおやすみモードにするなど工夫が必要。目安として2時間の固め読みができる時間を確保するとじっくり読書が捗ります。
生きることに役立つ読書の習慣を身につけるためのノウハウ本。読書のメリットから進め方まであなたを本の世界に誘います。
※この書籍はKindle Unlimited読み放題書籍です。月額980円で和書12万冊以上、洋書120万冊以上のKindle電子書籍が読み放題になるサービスが初回30日間無料となっております。PCの方はサイドバーのリンクより、スマホの方は下の方へスクロールしていただければリンクが貼ってありますので興味のある方はどうぞ。なお一部の書籍はキャンペーンなどで無料になっていて現在は有料となっている場合もありますのでその場合はあしからず。
【サブスク】 Kindle Unlimited
僕が利用している読書コミュニティサイト
【本が好き】https://www.honzuki.jp/