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つい、「気にしすぎ」てしまう人へ こころの荷物をそっと降ろす本|水島 広子

ちょっとした心にひっかかる出来事がくすぶり、大きくなってしまいがちな人へ。人間関係が多くの割合を占める世の中で自分にあった心の休め方を学んで穏やかな毎日を過ごせるようになる本。

我慢しない、考えすぎない、引きずらない

まず、はじめにお伝えしたいのは、「私たちは本来、『余裕でいられる』、強くてしなやかな存在だ」ということです。もちろん人間は生き物ですから、体力には限界がありますし、休息も必要です。疲れてくると、いろいろと思い通りにならないことが起こってきます。でも、私たちの心に秘められたパワーは、ある意味、無限のもの。それ自体がすり減ることはありません。どんなときにも、ちゃんとパワーはあるのですから、 本当は、何があっても「ドーン」と構えていればよい のです。そうは言っても、明らかに心がしんどいときはあるでしょう。何事にも余裕が持てず、何かに追い詰められたように感じるときだってあるかもしれません。そんなときは、私たちの心が「不安」で縛られて、本来の力をのびのびと発揮することができなくなっているのです。本当は、あなたの心は相変わらず、強くてしなやかな状態でそこにあるのですが、イライラやクヨクヨといったマイナスの気持ちや、ストレスなどによってフタをされ、閉じ込められて、表面に出てこられなくなっているようなもの。すると、自分としては「いろいろなことが気になってしまって、自由に動けない」と感じることになります。このイライラやクヨクヨといった「ネガティブな感情」は、扱い方を間違えるとどんどん増えていき、「負のスパイラル」に 陥ってしまいます。最初はほんのちょっとしたことだったのに引きずってしまい、一日中気になってクヨクヨ・イライラしてしまった……こうした経験は、どなたにもあるのではないでしょうか。そういうときに、「こんな自分じゃダメだ。もっと明るく振る舞わなくちゃ」と思うと苦しくなってしまいます。 「自分は今、ちょっと落ち込んでいるみたい」と自分の現状を認めた上で、「そうか、こんな原因があって、今こうなっているからだ」とわかれば、自分の感情をもっと自由に、上手にコントロールすることができるようになるのです。

僕のメンタルコントロール法は睡眠です。睡眠さえ取れていれば大抵のメンタル的なことをカバーできます。脳の影響である場合はどうしようもありませんが、ちょっと気になる心の引っ掛かりぐらいなら寝れば治るのが良いところ。

「人からどう思われるか」と気になるときは

実は、人の評価が気になる、というのは、過去から積み重ねられてきた「プチ・トラウマ」のため。医学的にトラウマ(心的外傷)と言うと命に関わるレベルの体験によるものを指します。しかし、それほどではなくても、心が傷つけられる体験を私たちは日常生活の中でたくさんしているものです。命に関わるレベルではないけれども、他者からつけられた傷を、私は「プチ・トラウマ」と呼んでいます。批判、ネガティブな評価、人格否定など、さまざまな体験から受けた「プチ・トラウマ」があると思います。こういった「プチ・トラウマ」があると、これ以上人からイヤなことを言われないように、 隙をつくらないよう、人目を気にするようになります。これが「プチ・トラウマ」の症状です。もっと強くしなやかに生きていくためには、自分の「プチ・トラウマ」を少しずつ癒していくことが必要。少々時間はかかるかもしれませんが、自分で自分を癒す力は、誰にでも備わっているものです。新たなファッションに挑戦したのなら、そしてそれを自分で気に入っているのなら、「自分の挑戦の一番の味方になってあげよう」 と思うようにしましょう。人がそれについてどう思おうと、それはその人の感じ方。絶対的な評価の軸などないのです。

人からどう思われるかを気にする場合、有名人のことを考えてみましょう。彼らは有名であるがゆえアンチもたくさんいます。〇〇(有名人の名前) 嫌いと検索すると思いつく限りの悪口を検索結果として表示することができます。それに比べれば僕たち一般人は検索しても大した評判は出てきません。人からどう思われているかを気にする人に言いたいのは、人はあなたのことをどう思う以前に気にかけてもいないという事実を知るべきということ。もちろん身近な人の中にはあなたのことを悪くいう人はいるかもしれませんが、ごく少数のそんな評判は無視できる部類であることを認識するべきです。

「いつでも、自分の力で道は選べる!」

「自分のための時間がない!」と感じるようなときこそ、五分でも時間を見つけたら、自分だけのためにおいしいお茶を入れて、味わって飲んでみましょう。あるいは、一本だけでも花を買って飾ってみましょう。「私は、自分の意思でこうしている」と思えることを、何でもいいので、実行してみましょう。 そういう余裕すらない、と感じるときにお勧めなのは「靴をそろえる」こと。 自分が脱いだ靴を、人目があろうとなかろうときちんとそろえるのです。これは数秒でできることです。脱ぎ散らかした靴をそのままにするときには、「靴をそろえる時間すらない!」と自分をさらに追い立てているもの。それをきちんとそろえ直すことは、人生を自分でコントロールしている、という感覚を取り戻す第一歩となります。そういう、ちょっとした「余裕」を自らの意思で持つことは、日々を楽しむ大きな力となります。自分自身を「運命の被害者」から「自分で選んで人生を生きる人」に変える効果があるのです。

僕のお勧めは靴磨き。革靴を履いて出かけたあとは帰ってきてまずブラッシングして靴の手入れをします。靴の寿命は延びますし何より次に履くとき気持ちよくいられる。そうやって日々生活の中でルーティーンのようなものをもていると心を整えやすいと思います。

ついつい、物事を気にしすぎて心を病みがちな人におくる心の解放の仕方。心の荷物を下ろして軽快にいきましょう。

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