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「作る」と「使う」の2つで変わる 動画で稼ぐ仕事術|木村博史

5Gが本格的にインフラとして整備される今後、動画のニーズはより高まってくるだろう。高精細な動画がものの数秒でダウンロードできたり、ライブ配信での遅延がほぼ無くなったりと動画にとっては追い風が吹く。企業も個人も動画を活用することで得られるメリットを存分に生かしていけばより良い生活が待っているだろう。

100歳でも活用できる動画コミュニケーション

日本の現在の通信規格は「4G」ですが、2020年春以降には5Gのサービスが本格的に開始される予定です。5G対応のスマホを利用しないと、そのサービスは享受できませんが、手を伸ばせば届くところまで来ているのはたしかです。4Gと5Gでは何が違うのでしょう。それはなんといっても処理能力、つまり「スピード」です。4Gの速度は50Mbps~1Gbps。bpsは通信回線などのデータを送る速度の単位で、1秒間に何ビット送れるかを表しています。一方、5Gは1Gbps~50Gbps。最低でも 50 倍はデータ処理速度が速いのです。これで遅延がなくなります。たとえば、2時間の映画がたった3秒でダウンロードできるのです。あらゆる作業が、より効率化することは間違いありません。これまで、動画と言えばテレビや映画くらいのものでした。動画は容量を食うため、スマホで見られるのはせいぜい数分程度のものと考えられてきました。そもそも、携帯電話と言えば、「音声通話」に使うものでした。けれど、スマートフォンになってからは、メールやSNS、画像のやりとり、さらには動画の視聴やゲームをはじめとするさまざまなアプリなど、かなり幅広い用途に使われるようになりました。そのため、より速度の速いネットワーク通信環境が必要となったのです。4Gや5Gの「G」は「Generation」(世代)を意味しています。世代とは、「同じ時代に生まれた人々の総称」。つまり、ひとりが抵抗したところでそれが覆されることはありません。どういうことかと言えば、4Gから5Gへの移行は抗えない、つまり 確実に5Gの時代がやってくる ということです。

5G時代がおとずれる前に動画表現を取り入れようと、最近になって僕も動画編集を始めました。スマホで撮影した動画を編集したり、動画編集ソフトを使ってより視認性の高い動画を目指したりしています。僕はガジェット好きなのでスマホ用ジンバルを買ってみたりしたけど結局は動画の中身が重要。この書籍でも、動画自身のクオリティーよりもとにかく動画をアップすることをお勧めしています。クオリティーは動画編集の経験とともに上がっていくもの。僕はブログを3年以上やっているので、動画もそれに似たところがあると思っていて、とにかくInstagramやTwitterに動画を上げています。YouTubeも興味があるのですが一度自分が喋っている動画をとった時、あまりの滑舌の悪さにビビった。転職先でも指摘されたことのあるこの滑舌の悪さはマイナス要素なので、自分が映らない動画をメインに細々とやっています。

YouTubeチャンネルを作る

ブログにたとえるならば、一つひとつの動画はブログ内の記事です。ブログに該当するのが、「チャンネル」になります。自分が投稿した動画を集約した場所とも言えます。面白い記事を見て気に入ったら、そのブログを「お気に入り」に登録するでしょう。それと同じことです。チャンネルの登録は、ブログにおける「お気に入り」に該当します。チャンネル登録してもらうと、新しく動画を投稿したときには、チャンネル登録者にメールで通知されたり、スマホやタブレットなどでは待ち受け画面に通知が表示されたりします。登録者にその存在に気づいてもらうことで動画を見てもらう機会が増えていくのです。動画をつくってから、チャンネルをつくることもできますが、まず「箱」としてのチャンネルをつくっておくほうがやる気も高まり、動画をつくるモチベーションも高まることから、私はまずチャンネルをつくることをおすすめしています。動画を見る回数が重なるうちに、視聴者がそのチャンネルのファンになる確率も高まっていきます。これは「ザイアンス効果」と言い、ファンづくりの王道です。人気ユーチューバーでも、最後に必ずと言っていいほど、「チャンネル登録してね」とメッセージを送っているのは、それが理由です。

チャンネル登録がお気に入り登録と同じ意味合いを持つことはブログ運営者にとってはわかりやすい例えだ。最近では人気ブロガーの人たちも続々とYouTubeに進出していて、文字媒体のブログと映像のYouTubeの両輪で運用するスタイルが一般化している。それにSNSが加わってより多くの人に見てもらう土壌は整った感がある。

これから表現手法としてより脚光を浴びるであろう動画表現を自分の血肉にするための入門書。YouTubeばかりでなく他の媒体もきちんと紹介されており、それぞれのメリットデメリットをきちんと説明してくれています。

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僕が利用している読書コミュニティサイト

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