人とのコミュニケーションが苦手な人が陥りがちな点を指摘。みんな無理して喋ろうとしなくたっていい、そんな気づきを得れたならこれからの人間関係は円滑に!!できるだけ喋りたくない人のためのコミュニケーション術。
「しゃべくり名人」への憧れはバッサリ捨てる
人にはそれぞれ、その人に適したコミュニケーションの取り方があります。冒頭で私が内向的な性格であると述べましたが、 日本ではコミュニケーション能力至上主義の世の風潮に合わせて、外向型のフリをしている〝隠れ内向型〟を含めれば、7~8割の人は内向型に当てはまると想定されます。 内向型とは真逆の外向型が多いとされるアメリカでさえ5割の人が内向型と言われています。極論すれば、特に日本人の多くはしゃべる技術よりも、しゃべらない技術を磨くべきなのです。そのほうが、自分を無理に変えることなく楽に生きていくことができます。たしかに元々しゃべるのが苦手な人でも、トレーニングを重ねることによって誰とでも気軽に話すことができるようになるかもしれません。ですが、その姿は前述した隠れ内向型であり、本来の自分ではありません。 おしゃべり上手な、弁の立つ自分を演じていることで、エネルギーを大量に消費して疲れてしまいます。逆に先天的に人と話すのが好きな人は、誰かとしゃべることでむしろエネルギーを蓄え、元気になります。この違いは、生まれ持った気質や長い年月をかけて形成された性格によるところがあり、なかなか変えることは難しいのです。
日本人の大半は内向型だと聞けば、自分のことを許せるのではと思います。無理に外交的な性格を装っている人がいかに多いことか?僕も高校時代根暗で、大学デビューしたものの、なかなかそこから脱却できずに内向型の心地よさに舞い戻ってきました。内向型には内向型のコミュニケーション術がある。それが文章での表現手法でした。最近ではSNSなどの隆盛に伴いこの文章表現の重要さが増してきていると感じます。しかし、それだけでは表現手法として弱いので、視覚から入る映像表現も最近は取り入れるようにしています。動画や写真はやはりインパクトが強く文章だけより随分と表現の幅が広がるものだと感じています。
「沈黙」は武器になる
もし、相手がしゃべるのが得意であれば、沈黙の心配をすることもないでしょうが、そもそも7~8割が内向型とされる日本では、しゃべるのが得意な人に当たる確率のほうが低いのです。ですから、沈黙が訪れても恐れるのではなく、むしろ「この人もしゃべるのがあまり得意じゃないのかな?」「自分と似たタイプの人なのかな?」と考えればいいのです。このマインドを身につけて沈黙に慣れてくれば、沈黙を武器として使うステージに上がることができます。沈黙を武器として使うとはどういうことでしょうか?それは、「3秒の沈黙」 を意図的につくることで、伝えたいことをより印象づけることができるというスキルです。私は仕事上、プレゼンや会議の場で複数の人を前にして話をする機会が多く、このスキルをそのような場面で多用していました。 プレゼンの冒頭、もしくは「ここは強調したい」「このワードは覚えてほしい」という場面で、意図的に3秒間のタメをつくってから、言葉を発するようにします。 沈黙を挟むことで聞き手は心理的に話し手に引きつけられます。そして、その後に発するワードは聞き手の脳裏に強く印象づけられるのです。特にプレゼンの場合には、基本的に発表者が話し続ける形式なので、その中での3秒の沈黙というのは、聞く側からすると意外と長く感じ、ときには「あれ、どうしたんだ?」と心理的な不安を与えます。 その沈黙がギャップとなり、大きなインパクトを残すことができるのです。
最近僕はライブ配信アプリにハマっています。ライバーさんの配信を聴いてコメントを読んでいるとコメントしたいものの、流れについていけずコメントが流れていってしまいます。なので過疎っている配信を見にいってそこでコメントしたりして慣らしています。人気のライバーさんなどだと全てのコメントを拾って反応して、忙しそうでとても僕にはできないと常々感心しております。
一瞬で気持ちを切り替えるマイスイッチ
私は、気持ちを切り替えるために、2つのマイスイッチを設定していました。1つ目は、会社を出た後、最寄り駅の改札でタッチするICカード(首都圏中心の「スイカ」「パスモ」、京阪神エリアの「イコカ」、中京エリアの「トイカ」など)の「ピッ」という音がマイスイッチです。音とともにフッーと大きく息を吐いて、仕事の悩みやストレスを忘れるようにしていました。マイスイッチは何でも構いません。ただし、イヤなことがあったらすぐにできることや、毎日習慣として行っていること、そして仕事とプライベートを切り替えたいのであれば、会社を出るタイミングと時間的に近いものがいいでしょう。2つ目のマイスイッチは、 悩みを「クラウド化」 してしまうこと。 「クラウド」とはクラウドコンピューティングを略したもので、「雲(cloud)」を意味します。自分のパソコンやスマホを介してデータをインターネット上に保存するサービスのことなのですが、その保存先であるインターネットを空に浮かぶ雲に例えているため、クラウドと呼ばれています。さて、話を2つ目のマイスイッチに戻します。悩みをクラウド化するとは、何か悩みごとが出てきたら、まず頭の中で考えていることを書き出します。書き出すツールは、パソコンやスマートフォン、ノート、手帳など何でも構いません。この書き出すという行為をスイッチとして、書き出された悩みは空に浮かぶ雲になるとイメージします。ポイントは、イメージすることで 一時的に悩みを忘れるようにすること。 悩み続けても解決するとは限りません。とくに内向的な性格に多いまじめな人は、仕事での悩みはプライベートにまで持ち込まないのが一番です。間違っても夜、布団に入ってから悩みを思い出すようなことは絶対避けてください。十分な睡眠が確保できず、翌日の仕事にも悪影響を及ぼしかねません。
僕の切り替えスイッチは香水です。外につけていく香水は女性ものであまりキツくない爽やかなもの。Jo Malone Londonを愛用しています。反対に家で作業中はシャネルやディオール、トム・フォードといった男性向けのちょっとクセのあるものの中でお気に入りの香りでスイッチを切り替えます。香水は自己満足になりがちなのでつけすぎには注意が必要ですが、家の中でなら誰にも迷惑がかからないので。
できる限り喋りたくない人のための喋らない仕事術。なぜあえて喋らない方が相手に伝わるのか?人を動かせるのか?成果が出るのか?といったところを掘り下げます。
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