こうやって、考える。｜外山滋比古｜51Blog｜発想力を鍛えるためのヒントを集めた初の箴言集

こうやって、考える。｜外山滋比古｜発想力を鍛えるためのヒントを集めた初の箴言集

2022年7月24日

知の巨人としても知られる著者の著作群から「無意識を使いこなす」「着想を古典化する」など、発想力を鍛えるためのヒントを集めた初の箴言集。

思考力を高める方法

知識は「死んだもの」と考える　本を読んで得られる知識は過去形である。もちろん現代においても通用するところがすくなくないから学校で学習するのだが、いくら知識がふえても、それで現在形のことを考える役には立たない。人間は、過去だけで生きていくのではないから、過去形の知識だけでは不充分なことははっきりしている。どうしても、現在形の思考力、判断力が求められる。それは死んだ知識からでは生まれない。『元気の源五体の散歩』

読書は先人の知恵を借りるのに適したツールだが、未来思考には向いてない。過去を参照したのでは新しい未開の土地を歩くことは叶わない。知識は死んだものと考えることで過去と未来をきちんと分けて考える必要がある。新たな道を切り開くための指針程度に思っておけば間違いが起こらない。

思考につながる読書

本は買って読む　本を選ぶのが、意外に大きな意味をもっている。人からもらった本がダメなのは、その選択ができないからであり、図書館の本を読むのがおもしろくないのも、いくらか他力本願的なところがあるからである。　あふれるほどの本の中から、何を求めて読むか。それを決めるのがたいへんな知的活動になる。『乱読のセレンディピティ』

図書館にはたくさんの本があって魅力的だが、僕も本は買って読むことをお勧めしたい。身銭を切った分吸収しようとする意欲は増すものだと思っている。それに月額980円程度払えばサブスクだってある。図書館より手軽で蔵書量も多いのでお勧めです。読みたい本が見つからないことはあっても貸出中ということはないのでお金を払う価値はあるかと。もちろん金銭的余裕があればだが、外食一回我慢する程度のお金で10万冊以上が読み放題になるのだから払わない手はない。

思考力を鍛えるため日常をアップデートする習慣をインストール。思考力がつけば何にでも応用出来るので人生で間違った選択をしなくて済む。あなたも考える人になりませんか？

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