Book

お嬢さまことば速修講座|加藤ゑみ子|即席でお嬢様チックになれる言葉を学べる異色の書籍

お嬢様でなくても即席でお嬢様チックになれる言葉を学べる異色の書籍。上品な言葉遣いが自然と身についてしまうため、高級ブティックやレストラン、ホテルで、お嬢さまとしてのもてなしを受けることも夢ではありません(笑)

肯定は、オーバーなくらい丁寧に丁寧に

基本は、お相手のお尋ねに対し、肯定の場合は丁寧に、否定の場合は曖昧にお答えになることでございます。それが、お嬢さまらしいお答えの仕方の大原則でございます。と同時に、あなたさまが、お嬢さまと呼ばれる方々のご返事を正しくご理解なさる上で、お知りになっておかなければならないことと申せましょう。

まず、肯定の場合。「そうです」「わかりました」「わたしもそう思います」というのが、もっともよくつかわれる受けことばですので、これらをお嬢さまらしく、お改めになるとよろしいでしょう。

*そうです→ さようでございます。

*わかりました→ かしこまりました。

*わたしもそう思います→ おっしゃる通りでございます。

先にもお話ししましたように、「そうですか」の代わりには、「 さようでございますか」とおっしゃってください。ご友人同士などでしたら、「ことのての結び」をおつかいになって、「 そうですの」でもよろしいでしょう。間違っても、「さようでございましょうか」とは、おっしゃらないこと。否定の意味になってしまいます。 「かしこまりました」につきましては、状況によっては、「 お引き受け申し上げます」とおっしゃることもできます。ご友人同士などでしたら「 よろしくってよ」で、よろしいでしょう。

「おっしゃる通りでございます」につきましては、「わたしもそう思います」をそのまま、丁寧に、「わたくしもさように存じます」とおっしゃることもできますが、この場合、ただ丁寧なだけで、お相手に対する敬意は含まれません。お相手が、上司の方のように、立場が上の方ですと、「お高くとまった、失礼なやつだ」とお腹立ちになることもございます。お相手がどなたであれ、ご説に賛同することをお伝えするには、「おっしゃる通りでございます」と申し上げておけばよろしいでしょう。

さらに、敬意を表現なさりたい場合は、「まことにおっしゃる通りでございます」「おおせの通りでございます」とおっしゃってください。また、ご友人同士でしたら、「おっしゃる通りだわ」で結構でしょう。

「おっしゃる通りでございます」多用しすぎると、なんだか不自然になるので注意が必要。なんでも同調しているようで、かえっておかしな事に。他の言い換えと共に使うよ良いでしょう。

健全な自己肯定感

お嬢さまことばの背景には、基本的に、健全な自己肯定感があります。それが、独特の大らかさと、相手を尊重し、相手のよいところに目を向ける心の余裕をつくりだします。多くの人が、本来もっている思いやりや穏やかさを発揮できないでいるのは、意識の多くを自分を守ることに向けてしまっているからでしょう。

ときに、いわゆるお嬢さま族と呼ばれる人々の中にも、お嬢さまことばによって、ただの高慢さに磨きをかけているだけの人もいますが、それは、基本的には、自分に自信がないからだと考えていいでしょう。自信がない分、お嬢さまことばによって、自分を肯定している振りをするわけです。もちろん、あくまでも、無意識のレベルのことですが。

健全な自己肯定感というのは、別の言い方をすれば、「自分は優れていなければならない」「自分は失敗してはならない」「自分は人から尊敬されなければならない」などといった「自分は~でなければならない」という意識から解放された、ニュートラルな状態と言うこともできます。そうしたニュートラルな状態にいてはじめて、自分と他人との区別をもつことができます。

つまり、人のよさに目を向け、その結果、たくさんの誉めことばをもつことができます。自分の言うことが、相手にどのように伝わるのか、相手の気もちを思いやることができます。他人と自分との比較による無用の恐れと必要以上の守りの姿勢から解放され、その結果、物事を楽観的にとらえ、常に、平静に、大らかでいることができるのです。

自己肯定感が低いとちょっとしたことが許せない状態になりおおらかでなくなる。僕もその一人だ。人間関係で少し嫌なことがあるとその場から離脱しまた孤独に戻るの繰り返し。心の平穏を保つための手段の一つに合わない人とは縁を切るという方法をとってきた。結果友達と呼べる人がいない状態に。上司やなんかに連絡を取り合うことの重要性を指摘されたこともあるが、なかなか心の平穏を保てない相手とは距離を置きがち。

お嬢様言葉を学ぶこと自体はいいが、これでお嬢様に化けることの意味合いが理解できない。そこまでしてお嬢様にみられるメリットとは何か考えたいですね。

※この書籍はKindle Unlimited読み放題書籍です。月額980円で和書12万冊以上、洋書120万冊以上のKindle電子書籍が読み放題になるサービスが初回30日間無料となっております。PCの方はサイドバーのリンクより、スマホの方は下の方へスクロールしていただければリンクが貼ってありますので興味のある方はどうぞ。なお一部の書籍はキャンペーンなどで無料になっていて現在は有料となっている場合もありますのでその場合はあしからず。

【サブスク】 Kindle Unlimited

Kindle Unlimitedの詳細はこちら

僕が利用している読書コミュニティサイト

【本が好き】https://www.honzuki.jp/

-Book
-, , , ,

© 2025 51Blog Powered by AFFINGER5