学校をドロップアウトした人間を救った塾長が贈る人生訓。生きる勇気や希望は何によって得られるかは千差万別だが心に響く言葉には法則のようなものがあるような気がする。6000人のマインドセットを変えたその言葉とは?
高い壁にぶつかった時
「君のぶち当たった壁は高いかもしれない。でもそれは、君にその壁を乗り越える力があるからこそ、神様が与えたんだ。能力に応じて人それぞれ壁の高さは違うんだ」苦しいのは、神様がそれに耐える能力があると、あなたを見込んで与えたからだ。あなたにはその試練を受けるだけのキャパシティがあることを、神様は知っている。辛いと思ったら、「自分にはそれを乗り越える力がある」 というメッセージだと受け止めてぶつかっていけ。仲間には一見、何の苦労もないように見える人間もいるだろうが、彼にだって彼の能力に応じた苦難や悩みはあるのだ。 たくさん伸びる力のある人間には、それだけたくさん試練が与えられる。 これは大人も子どもも同じである。ところが今の大人、とくに親は、子どもに苦労をさせないように、させないようにと、行く手にある障害物をあらかじめ取り除いてやろうとする。「転ばぬ先の杖」を用意する。そうして子どものキャパシティを狭くして、伸びる芽をどんどん摘み取ってしまう。そのことに気づかない親が多すぎる。職場においても同じだ。仕事ができる人のところに集まってくる。 いつも忙しく仕事に明け暮れ、重責を負う人は、有能な人と決まっている。反対に、仕事のできない人には、その能力に応じた仕事しか回ってこないものだ。
どんな人間にも壁は突如として現れるもの。仕事などだとその壁は大抵乗り越えるだけの能力を持った人にしかそうした壁のような仕事は回ってこない。周りの人間があなたの能力をだいたいこの辺と見積もって仕事を振っているからだ。なので、仕事においては特に高い壁が現れた時それは成長の糧となる場合が多いような気がする。
自分を変えたい
自分を変えたいと思っているのに、なかなか変われずにいる人は、外見から変えてみるのも一つの手だ「外見が変わっても、私自身が変わるわけではない」と思うかもしれないが、「たかが外見」と言わず、実行してみることだ。はじめは多少の抵抗感はあっても、それがいつしか、今まで思いもつかなかった新たな自分を発見し、目からウロコが落ちることもある。 「たかが早起き」「たかが 雑巾 がけ」と言う者は、早起きや雑巾がけがきちんとできなければならない。早起きも、一年間続ければ、まったく意味が変わってくる。 自分で勝手に価値がないと思っていたところに、ものすごく大きな価値が眠っていることがある ことに気づく。一年間続けてみれば、もう「たかが」などとは言わなくなる。 「たかが」とは「とるに足りない」という意味である。しかし、「たかが」と思っていることに挑戦することで、物事をなめてかかっていた 傲慢 な自分に気づく。それまでの価値観や視点を変えることができるのだ。
外見から変えてみるのはアプローチとしてはお手軽でいいだろう。おしゃれな服はテンションを上げてくれるし、外出が楽しくなったりするものだ。仕事で言えば、仕立ての良いスーツはできる男の代名詞に。スーツで気をつけたいのはオーダーメード。自分の体型に合わせて作ってくれるのだから完璧なスーツと言えるかもしれないが、だらしない体型もそのまま織り込んでしまうので、吊るしのスーツが似合う体型に持っていくことを考えた方がかっこ良く着こなすのには近道の場合もあるので要注意。
不登校でもいいじゃないか
世間には、「学校に行くのが当たり前」という観念がある。だから不登校はよくないこととされ、不登校生たちは努力を強いられ、そして苦悩する。はたして学校に行くことが当たり前のことなのか?学校とはそもそも、学問を修得するところだ。ではそれが既存の学校でなければいけないのかと言えば、どうだろう?勉強をしたければ、どこでだってできる。こうして、常識とされていることが、はたして正しいのか、と疑ってみれば、物事の意義も大きく変わる。今、師友塾の生徒たちが共有しているのは、「学校は自分たちが作るもの」 という考え方である。子どもたちは何かを教えてもらうことよりも、能動的に知識を吸収し、自分たちが何かを作っていこうという意識が強い。これも、彼らが不登校という貴重な経験をしたからこそ思いいたったことだ。もし彼らがいつまでも「学校に行かなければいけない」という前提を捨て去ることができなかったら、彼らにこんなに明るい未来はなかったに違いない。
学校で不登校になるようないじめにあったりしたら、今では逃げ込む場所がたくさんある。学校が全てと思わずに自分にぴったりの居場所を見つけてそこで花を咲かせれば良い。
不登校の子供達におくる意識を一瞬で変える一言が収録された書籍。まずは自分の居場所を見つけてそこで花を咲かせられるよう周りの大人は気遣ってあげることが大事。
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