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1分間をムダにしない技術|和田 秀樹

年間四〇冊の本を出し、カウンセリングや大学教授の仕事をこなし、三つの会社を経営して利益をきちんと確保する。超多忙な生活を送る著者は、いかに時間使いの名手となったのか?“レコーディング・ダイエット”の発想を時間管理に応用し、こまめに時間を記録・分析すれば、誰でも簡単に時間の質を飛躍的に高めることができる。さらに、「自分の読む速さ、話す速さを知る」「お金をかけて時間をつくる」「似たような仕事はまとめる」などのノウハウを実践することで、あなたの成果は倍増する。

時間をつくり出すために重要なこと

時間をつくり出すために重要なことは、まず「時間には使い方がある」という当たり前のことを自覚することだ。本書を手にとっている読者の方なら、すでにその自覚がかなり芽生えているのではないかと思う。その意味では、自信をもっていただきたい。おそらく、あなたの周囲の人よりも、あなたのほうがすでに時間の使い方がうまいのではないか。時間の使い方をさらに磨いて、ほかの人たちとの差をもっとつけてしまおう。「時間には使い方がある」ことを意識するようになると、知らず知らずのうちに、時間の使い方を工夫できるようになる。たとえば、長時間の残業して仕事が終わらなかったときのケースを考えてみよう。「時間には使い方がある」と意識している人は、「もしかしたら、仕事の仕方が間違っているのではないか」「別のやり方をしたら、もっと短い時間でできるのではないか」という発想になる。仕事の仕方を見直し、時間の使い方を検証してみると、何らかのヒントが見えてくるものだ。工夫をすれば、より効率的な仕事の仕方が見つかる。一方、「時間には使い方がある」と気づいていない人は、時間の使い方を工夫するという発想が出てこない。「ああ、今日も疲れたな」と思うだけで終わってしまう。次の日も同じように残業を繰り返して、さらに疲れを増していく。中には「自分は努力不足だ」と考える人がいるかもしれない。工夫することを考えず、根性論に走り、「もっと努力しなければ」と自分を追いつめていく。それでも時間内に終わらないと、「自分は、なんて仕事ができない人間なのだろう」と自己評価まで下げてしまう場合もあるかもしれない。「自分は仕事ができない」と思ったらほんとうにできなくなってしまう。疲れがたまって能率が悪くなるばかりか、自己評価まで下げてしまうのは、非常にもったいないことだ。

時間をうまく使う術を身につけると時間に厳しくなる傾向にあるような気がする。待ち合わせ時間は厳守だし、他人の時間を奪う行為に対しても厳しくなるような。メールやSNSも時間を奪うツールの一つ。四六時中気になっていたらやるべきことも進まない。僕はいつもおやすみモードなので、時間があるときにしか解除しません。

休憩時間や睡眠時間は、一定量は必ず確保しなければならない

休憩時間や睡眠時間を削って時間を生み出そうとする人がいるが、それはもっとも間違ったやり方だ。休憩時間や睡眠時間は、一定量は必ず確保しなければならない。長すぎる休憩時間を減らすのならかまわないが、少なくともふだんとっている睡眠時間だけは削ってはならない。眠くなれば能率は落ちるし、睡眠不足で疲れが抜けていないと、慢性的に能率が上がらない。起きている時間を延ばしたとしても、その時間の能率が低下してしまっては、何の意味もない。たとえば、受験生で平均睡眠時間が七時間の人が、睡眠を三時間削って、一日七時間の勉強時間を十時間にまで増やしたとしよう。おそらく睡眠時間を三時間も減らせば、眠くて能率は落ちてくる。仮に能率が七割に落ちれば、十時間勉強しても七時間勉強したのとまったく変わらないのである。せっかく三時間余計に勉強しているのに、何の意味もない。それどころか、睡眠不足で疲れはたまり、体調も悪くなるだろうから、能率は六割、五割とどんどん落ちていく。そうなると、十時間勉強しているつもりが、じつは六時間、五時間しか勉強できていないのと同じになる。そのようなバカげたことをするよりも、ふだんの睡眠時間を守り、七時間しっかりと寝て、七時間フルに勉強したほうがはるかに効率的だ。睡眠や休憩の時間を削って無理をすると破綻しやすくなる。途中で生活が破綻して、体調を崩したり、過労うつになったりすれば、合格どころではなくなる。試験が受けられなくなるかもしれない。試験が受けられなくなれば、それまでの何年間もの勉強時間をすべて台無しにしてしまうことになる。これほど大きな時間のムダはないだろう。

睡眠はきちんととるべき。寝不足ではパフォーマンスが落ちるのはいうまでもなく他にも様々な障害が。睡眠時間を削って得た時間でできる事なんて限られているので、きちんと睡眠はとったほうが良い。

無駄な時間を過ごさないための処方箋がここに。1分の無駄な時間もチリツモである。時間管理も技術やスキルと考え、きちんと向き合うのがいいでしょう。

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