言葉の温度と聞いて皆さんはどのようなことを想像するだろうか?声色、抑揚など様々な要素が合わさっていきそれがコミュニケーションの総合力となります。そんな言葉の温度を学ぶ本。
目指すは「伝わる」コミュニケーション
「伝える」 と「伝わる」。この違いは、どう感じますか? 〝相手〟をちゃんと意識していたはずの「伝える」も、「伝わる」と比べるとちょっと色あせてきませんか。キャッチボールにたとえるなら、 「伝える」は、自分がボールを投げた状態。 「伝わる」は、相手がボールをキャッチした状態。キャッチボールなら、相手がボールを取れたかどうかを目で確認できますが、コミュニケーションの場合は、目に見えません。そのため、「話したよ」「聞いてないよ」といったすれ違いが起きてしまうことも。相手に伝わっていなければ、「伝える」も、自分中心のコミュニケーションで終わってしまいます。伝わる人と伝わらない人との差は、相手本意か、自分本位か、という意識の違いにありました。〝伝え手〟として、「相手が取ってくれるはず」ではなく、「相手に取ってもらう」という意識が重要 なのだと気付きました。「自分がどういうつもりで話したか」は大切ですが、「相手がどう受け取ったか」のほうが、より大切なのです。そんな「伝わる」コミュニケーション を目指してみませんか。
コミュニケーションが苦手な人は僕を含めて自分本意で、相手にどう伝わっているかの視点が欠けているように思います。コミュニケーションは双方向なので相手がどう受け取ったかは重要な要素。伝わるコミュニケーションは察する力が試されるということです。
イメージだけで声は変えられる
研修のとき、大きな声を出させるために「あの壁に声をぶつけてみて」というアドバイスをくれた先輩がいました。 声は、イメージするだけで、変えられるのです。 ① 笑顔で、楽しいこと をイメージすると 声が明るく なります。 ② 大きな会場で話す イメージや、 遠くの壁にぶつける ようなイメージを持つと、 大きな声 が出やすくなります。 ③ ボールを下手から転がす イメージを持つと、 ゆったりと優しい声 になります。 ④ ボールを上から振りかぶって投げる イメージを持つと、 声にパンチ力 が出ます。 ⑤ 胸元に世界一大きなダイヤモンドのネックレスをつけている イメージを持つと、自然と胸を張り、 伸びやかで張りのある声 になります。イメージするだけでなく、実際に投げたり転がしたり、動きをつけると感覚をつかみやすくなり、体もほぐれるのでオススメです。もう一つ、印象に残っているアドバイスが、「自分のおばあちゃんに話すつもりで読みなさい」 というもの。緊張していたり、呼吸が浅かったりすると早口になりやすいので、高齢の方でも聞き取りやすいようにスピードをコントロールするのが目的。と同時に、 身近な人をイメージすると〝伝わる話し方〟に近づく という効果や、 大事な人をイメージすると声が温かくなる という効果もあるものでした。
よく聞き手がうんざりするような話を延々とする人がいる。相手がその話題にネガティブなイメージを持っている事がわからず、ずっとその話題を続けてしまう人だ。なんとなくその場の空気感を読んで最適な話題を提供したいですよね。無理に話そうとする人にこの傾向が強いように思います。コミュ障の僕がいうのもなんですが、相手が嫌がる話題を延々と続けるのはコミュ障よりひどいと思います。黙っている方がマシというわけです。
電話は相手の時間を奪うもの?
電話は本来、受けるほうではなくかけるほうが気を使うもので、家の電話しかなかった子どものころ、よほどの事情でない限り、食事時を外す、夜9時以降は控える、と教わりました。電話をかけるほうは、時間も場所も選ぶことになりますが、受け手には 都合が悪いときには出ないという自由が残されています。 昔と違い、誰からの着信か分かります。着信音を消すこともできます。留守番電話もあります。電話のほうが楽、と思うのは、私が喋る仕事をしているからだけでなく、以前から、大事な電話のときには挨拶文から書き出し、箇条書きしたメモを前に、緊張しながらかけた経験の積み重ねもあるかもしれません。コミュニケーションとしての情報量は、メール→手紙→電話→直接会って話す、の順に増えていくと思います。電話のほうが、話が早い、誤解が少ない、と感じる今日このごろなのですが、皆さんはいかがですか。ちなみに電話で話すときは、 スピードは少しゆっくり のほうが聞きやすく、表情が見えない分、 笑顔で話す とトーンが明るくなります。
よく問題が起こるとググれという人がいるが場合によっては誰かに直接聞いたり、サービスを提供する会社の電話サポートに直接電話した方が速い場合も。よく自己啓発系の書籍を読んでいると電話は相手の時間を強引に奪い取る凶器のようなものとして語られる事がありますが、臨機応変に。
話し方のプロであるアナウンサーによる伝えるために必要な要素を解説する書籍。
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