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薬が病気をつくる~薬に頼らずに健康で長生きする方法|宇多川久美子

薬を使わない薬剤師と知られている著者が、医者から処方された薬を何の疑いもなく服用する人々に警鐘を鳴らします。多くの人は社会的地位の高い医師が処方してくれているのだから正解だと言わんばかりに薬を服用しますが、医者も商売なので、一応この薬を処方しておきますねと薬を処方し、薬漬けになる場合も。常用する習慣がつくと飲まないと不安になりかえってやめられなくなることも。病気は薬だけで治るものでない場合もあるのでそこのところをケアしてくれる書籍。

市販薬が死因になる

2012年8月、厚労省が一般薬の副作用について、次のような報告を出しました。 「一般用医薬品による副作用は過去5年間で1220件、うち 24 人が死亡、重症患者は 15 人。死亡したうち半数( 12 人)は、かぜ薬を服用したことによる肝機能障害や肺炎などだった」 肝機能と聞いてなるほど、と思った人もいるでしょう。 肝臓は代謝を司る器官です。食べものも薬も外から吸収されるものはすべて、この肝臓が処理しています。薬という異物のダメージを真っ先に受け止めるのも肝臓というわけです。 さて、市販薬の副作用が5年間で1220件。この数字を、多いと見るか少ないと見るかですが、平均すれば1年あたり244人、100万人もの人が市販薬を飲んでいることを考えれば、割合として、それほど多くないとも言えます。 しかし、確実に言えるのは、 薬を飲まなければ244人の方には副作用は起こらず、亡くなることもなかったということです。 本当なら起こらずに済んだはずだと考えてみると、5年間で1220件というのは、決して見過ごせない数字ではないでしょうか。 このうちの1人があなたにならないとは限りません。 さらに、すべての副作用が報告されているとは考えにくく、本当はもっと多くの人に市販薬の副作用が起きている可能性もあります。

風邪などの病気になった時便利な市販薬。診察する手間がかからない分、薬としては割高。きちんと医者に行って診察してもらった方が治りが早いなんてこともしばしば。医者に多大な信頼を寄せる日本ではやはり医療現場で処方される薬も信じられてありがたがられるが、副作用のことなどは薬剤師などにきちんと言いた方が良いことも。僕は向精神薬を処方されているが、副作用で太りやすい体質になってしまっています。精神科の薬としては発作を抑えられるので優秀だがこんなデメリットも。ドラッグストアに置いてあるような風邪薬を買う時も、その辺を理解した上で服用しないとなかには重篤な健康被害を被ることも。

自分を守るのは医者ではなく自分自身

「絶対に大丈夫だから、借金の保証人になってほしい」 そう頼まれたら、相手が大事な友人だったとしても、誰もが 躊躇 することでしょう。 自分の将来に大きく関わってくることですから、危惧して当たり前です。 ところが、病院になると、お金より大事な自分の身体を、知り合ったばかりの他人(病院やお医者さん)に丸ごと預けてしまうから不思議です。 有名なお医者さんだから、大きな病院だから、有名な薬だから大丈夫。 本当にそうでしょうか。そのお医者さん、その病院、その薬は、あなたの身体にとって 本当によいものなのでしょうか。健康にしてくれる場なのでしょうか。 あなたの身体を本当に守ることができるのは、あなた自身しかいません。 残念ながら、医療界が病気をつくっていると言わざるをえない現実もあります。 処方されようとしている薬、治療が具体的にどんなもので、どんな危険があるのか、知る権利と責任があなたにはあります。 予想されるメリットもリスクも十分に知ったうえで、指示を聞くか聞かないか、薬を飲むか飲まないかを決めてよいのです。 多くの人が忘れているのですが、医者や薬剤師は職業。医療はボランティアではありません。もちろん、全能の神でもありません。自分たちの生活も守らなければなりませんし、病院を継続させるべく働くことも求められています。 患者さんが元気になることもうれしい。ただ、存続するには資金も必要です。 医療はサービス業であり、患者は消費者です。私たちは「賢い消費者(患者)」にならなければなりません。

大きな病気(がんとか)でもない限り僕たちは医者の治療方針を疑問に思うことはほとんどない。生命に関わる重大な決定なのに自分で判断する人は意外と少ない。最近では重病患者がセカンドオピニオンを利用するケースも多いようだが、つい社会的地位の高い医者に対して疑問を投げかけるセカンドオピニオンなどはやはり抵抗があるという人も。僕は癌などの治療などでも抗癌剤は使わずに自然に息を引き取るようにしたいと思っているが、実際がんにかかったらどのような決断をするかはまだわからない。

医者から処方される薬に一度疑問を持ってみようという書籍。自分の体のことなんだから自分で知識をとりに行って最良の治療を医師と一緒に考えるのが今の医療なのかもしれません。

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