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機長が教える、いつでもどこでも集中を発揮できる方法とは?

乗務歴40年、JALで唯一すべての国際路線を飛んだ“グレートキャプテン”が教える、いつでもどこでも集中を発揮できる方法。

集中力は後天的なスキル

集中力というと、生まれながらの才能、天賦の才能、能力の差などと捉えられがちです。しかし、実際には、集中力は誰にでも備わっている機能であり、一種の技術(スキル)でもあります。集中力がスキルである以上、テクニカルスキルと同様に、目的意識の強さ、教育、訓練、努力、工夫、習慣などによって、いくらでも、何歳になっても伸ばすことができるのです。このことは、私の長年の経験から、確信をもって言えます。集中力は生まれながらの天賦の才能ではなく、後天的なスキルです。これも、集中力を向上させるうえで、欠かすことのできない重要な認識です。

集中力は後天的なスキルで幾つになっても鍛えることができる。集中力はそぐ要因としては通勤電車の中で、読書中気になるワードを含んだ会話やテレビの内容、時にはいい匂いだって集中をそぐ要因に。それらと戦いつつも集中力を保つにはどのようにすれば良いか見ていこう。

イメージトレーニング

集中力を発揮して、よい結果を実現するためには、効果的なイメージをする必要があります。その3原則は、次のとおりです。

①目的達成(ゴール)の姿を、より具体的にイメージする

②開始時点(出発点)から目的達成(ゴール)までの過程を、連続的にイメージする。その際、起こり得るイレギュラー(予期しない不測の事態)が発生した場合に備えて、複数の対処法もイメージする

③イメージは複数回、少なくとも2回以上は繰り返す

実際に仕事を開始すると、イメージしたとおりにはいかないことが多いものです。イメージしたことと異なる状況になったら、また、それから先のことを修正イメージしましょう。ここで大切なことは、過去を引きずらないことです。前へ前へ、次へ次へとイメージをしていくことです。反省は、その仕事が終わってから、ゆっくりとやればいいのです。

イメージトレーニングは多くのスポーツ選手が取り入れている手法。①〜③を行うことでプレゼンやなんかにも応用できる。イメージトレーニングは良いイメージとともに最悪のシナリオなどの想定して繰り返し行うことによって本番での動揺が少なくなるものだ。

一流の人の自己コントロール

一流の人と、そうでない人との違いは、どれだけ自分をコントロールできるかどうかの差でもあります。集中力の差は、自己コントロールの差です。どれだけ、集中力を阻害し、散漫にする誘惑要因をはね除けて、自分をコントロールできるかどうか、であるとも言えます。余分なものを捨てる勇気や覚悟をもって、自分をコントロールすることを、何度も続けているうちに、いつの間にか、集中力がついてくるものです。集中力を発揮するために、自分をコントロールすることが身についてくると、自分の安全も健康も、さらに年齢だって(戸籍上は別として)、自分でコントロールできるのだという自信がついてきます。

集中を妨げる誘惑要因をどれだけ跳ね除けられるかが自己コントロールであると言えます。皆さんも、パソコンで作業中にインターネットの誘惑にかられたり、必要以上にメールチェックをしたりした経験はあるのではないでしょうか。最近ではSNSの投稿が気になるなんて人もいるかもしれません。そうした誘惑を遠ざけ、集中する環境を作るのもスキルの一つと言えるでしょう。

集中力を有効に使うために朝時間を使うというのも方法の一つです。「早朝は黄金時間、午前は銀の時間、午後は銅の時間、夜は明日のための休息、ストレス解放の時間」という考え方があります。朝型人間になって集中力を保ちましょう。

EQ(情動指数、心の豊かさ、柔軟性)

集中力は、IQ(Intelligence Quotient:知能指数)より、むしろ、EQ(Emotional Quotient:情動指数、心の豊かさ、柔軟性)と深い関係があります。集中力を発揮するには、はっきりとした目標、目的意識をもち、いつ、どこで、どのような状況下で自分の能力を使うかを判断し、その目的に向かって自分をコントロールする能力が必要です。これは、頭がいいとか、優秀であるというよりも、心の豊かさ、柔軟さ、自己コントロールの強さに関係します。その意味でも、集中力はEQそのものなのです。

集中力はEQそのもの。頭の良さとは関係がありません。後天的要素なので誰でも鍛えることができます。学生の頃はIQを求められる場面が多いですが、社会に出るとこのEQを必要とする課題に多くぶつかります。一般に業績の75%はEQで決まると言われていて、頭のいい人よりも、会社に入って伸びるのはむしろ心豊かな人(EQレベルの高い人)の方が多いようです。

集中力の正体を知り、自分の集中力をそぐ要素を排除し、物事に取り組むための書籍。後天的で伸ばすことだってできるスキルだからこそ集中力は大事です。集中力を手に入れパフォーマンスアップをしていきましょう。

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