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日本に殺されず幸せに生きる方法|谷本真由美

日本自体がブラック企業じゃないかと思える今日この頃。残業や通勤地獄、それが嫌になって僕のように会社から飛び出すと今度は金銭的に厳しい世の中が待っています。一部の人を除いてブロガーなんてブラック企業よりひどい収入しか得られません。その割には時間をブログに割かなくてはなりません。これからブログやアフィリエイトを始めようという方はその点注意が必要です。

サラリーマンより刑務所の方が快適で楽しい

毎日苦労して働いて生活保護よりも少ない給料を稼ぐよりも、いっそ刑務所に入ってしまったほうがマシかもしれません。これは、仮出所した元ライブドア社長の堀江貴文さんの『刑務所なう。』という書籍やメルマガを読むとよくわかります。刑務所に入ると労働する義務はありますが、毎日 10 時間も 12 時間も働かされることはありません。決められた作業をやっていればよく、お客さんのクレーム対応はありません。上司はいないのですから、成績が悪いと怒られることもありません。何も売ってくる義務はありませんから、営業ノルマもありません。病気になれば無料で治療を受けることも可能です。家賃や食費に衣服費の心配もありません。低脂肪、低カロリー、食物繊維たっぷりで、添加物の少ない健康食が支給されます。毎日規則正しい生活を続け、健康食を食べていたら、会社員をやるよりも健康的でストレスの少ない生活を送れるかもしれません。堀江さんは服役中に 30 キロも減量しましたが、健康的な食事と規則正しい生活のおかげでしょう。 こう考えると、 日本の多くのサラリーマンの生活は、実は刑務所にいる囚人よりも悲惨かもしれないのです。 年を取った元犯罪者が、何回も犯罪を繰り返して刑務所に戻りたがるのもなんとなくわかる気がします。

刑務所にいれば食事はきちんとバランスの取れた物を食べれるし、労働は伴うが寝る時間も運動だってできる。そう考えるとブラックな職場で寝る時間も削って身体を消耗する生活より良いと感じる人がいるかもしれない。刑務所ではないが僕が入院していた精神科閉鎖病棟も同じような感じなのではないだろうか。ダイエットしていれば低カロリー食を用意してくれるし眠れなければ睡眠剤を処方してくれる。暇な時間は他の患者とお喋りしたり漫画を読んだり、差し入れの雑誌を読んだり音楽だって聴ける。入院費は保険で賄えるし面会に来る家族の負担は大きいが患者はいたって快適。ただコミュニケーションを取るのが苦手な人は他の患者と問題を起こしたりする人間関係があるので向いてないかも。あと病院でのNG事項を満たしてしまうと保護室に入れられてしまうので刑務所の独房生活のような毎日が待っている。そこで素行がよければ一般の閉鎖病室に戻してもらえる。

世界では「有給休暇と病気休暇は別」

例えば、フランスやイギリス、ドイツやオランダに北欧諸国では、病気になった場合は、有給休暇と別に病気休暇を取るのが当たり前です。休暇を取った長さにもよりますが、2~3日の短い休暇は自己申告で取ることが可能です。それより長くなるのであれば、病院に行って医師の診断書をもらえばよいのです。職場や国により長さは違いますが、診断書さえあれば数カ月間は有給で病気休暇を取るという場合もありますし、何年間も取ることができる場合もあります。いずれにしろ、有給休暇とは「休む」ための権利ですから、病気や怪我とは別枠が当たり前なのです。フランスでは、社員が病気休暇とは別に「有給休暇を取らなければなりません」と国が強制しているほどです。なぜ有給休暇は病気休暇と別かというと、休暇を取ってゆっくり休まなければ働く効率がガクンと落ちるからです。人間は機械ではなく動物ですから、休みなく働き続けることは無理です。これらの国では病気休暇を取るのはごく当たり前のことですから、 日本では有給休暇を病気の時のために取っておくのだ、と言うと本当にびっくりされるのです。

日本ではまだまだ有給休暇を病気をしたときのためにとっておくという悪習がある。いざ風邪をひいたら有給消化しますといった感じ。僕の働いていた会社はその辺はしっかりしていて、有給が失効しないようきちんと消化するよう徹底されていて、アルバイトにも有給休暇がきちんとついた。

「世界一貧しい」が豊かな国、ニッポン

日本には将来を悲観するニュースや書籍があふれています。ネットの書き込みを見ていても「もうダメだ」「おしまいだ」といった思いつめたものが多いのですが、私は「そこまで思いつめる必要はあるのかな?」と考えます。 やはり日本は世界第3位の経済大国で、まだまだ豊かなのです。 これは、イギリスやアメリカ、大陸ヨーロッパに滞在してもよくわかります。まず、日本の街をぱっと見回してみましょう。駅やバス停はよく整備されていてきれいで、ゴミは落ちていません。電光掲示板があるハイテクバス停だってあります。駅の構内に麻薬中毒患者や麻薬捜査犬、ホームレス、ジプシー(ロマ)などは見当たりません。雨漏りもありません。駅の構内には一流洋菓子店の売店があったり、地下街と繋がっていて買い物ができるようになっています。地下街に買い物客目当ての強盗はいないので、機関銃を持った警備員が立っていることもありません。券売機はまず壊れている物はなく、どれもきれいに磨かれてピカピカです。問題があっても呼び出しボタンを押せば、すぐに駅員さんが来てくれます。券売機を破壊して中のお金を盗むような人はいません。駅の構内には季節ごとの様々なキャンペーンの広告があったり、旅行パックの宣伝があったりと華やかです。電車内にも様々な広告があり始終取り替えるのできれいです。そういう広告を壊したり盗んだりする人はいません。

日本でも観光客に向けて案内されるガイドで、歌舞伎町と六本木界隈は危険な場所と紹介されているようだが、全体的にみると豊かで安全な国であることに変わりはないだろう。

日本に殺されず幸せに生きる方法という刺激的なタイトルだが、中身は日本を否定ばかりする内容ではない。貧しいけど豊かな国日本で快適に暮らすには何が必要か考えさせられる書籍。

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