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小さなことにクヨクヨしなくなる本|加倉井 さおり

普通に生きていたら何かに悩むこともあるだろう。それは悪いことではありませんが、自分と向き合うこの瞬間、クヨクヨ思考が出てくると厄介です。クヨクヨ思考に支配されないようにうまく手放す52の方法を伝授。

自分を知ることから始めよう

私たちの心は、同じ出来事が起きても、それをどうとらえるかで変化します。たとえば、メールを送ったのに返信がないとき、あなたの心はどんな状態になりますか? 「さびしい」「悲しい」「心配」「気にならない」…いろいろあると思います。その出来事を、どう考えるかで、感情が決まるのです。たとえば「メールの返信がこないのは、私が嫌われているからだ」と考える人は、「悲しい」という感情が湧くでしょう。でも、「メールの返信がこないのは、きっと忙しいのだろうなぁ」と考える人は「気にならない」かもしれません。 ある出来事が起きたとき、自然と考えることを「自動思考」といいますが、この自動思考に「気づく」ことが、とても大切です。このことが、次に起こる「感情」にも影響する からです。いつも落ち込みやすい、イライラするなどの感情の多い人は、その感情が起こる前に、起きた出来事をマイナスにとらえる「自動思考」が起きているのです。この 自動思考が「心のクセ」なのです。次で、私たちがよくありがちな心のクセをご紹介します。 「嫌な気分」やネガティブな感情になっていると感じたら、このいずれかにあてはまらないかを見てみてください。原因がわかれば、ネガティブな感情から抜け出すことができます。

物事を肯定的に見ることができれば、苦労しません。僕のようにマイナス思考の人間はそれをプラスにするというワンステップを踏むことが一手間。元々ポジティブシンキングの人と違って常にマイナスからプラスへの変換という作業が付き纏います。しかし、これも慣れてくると案外簡単にプラス思考に持っていくことができます。いったんマイナス思考に陥ったときでも、それが自分で認識できていれば、プラスへの変換はそう難しくありません。そんなテクニックが紹介されています。

クヨクヨしない心の作り方

私たちは、何かをするときや決定するときに、「~しなければならない」と思いがちです。たとえば、「自分の仕事は完璧にやらなければ」「女性はこうあるべきだ」 「人には好かれなければならない」…など。何かをするとき、いつも「~しなければならない」という発想で考えている人は、完璧主義で自分にプレッシャーを与えてしまい、できなかった自分に落胆する、ということを繰り返してしまいます。こういったケースは「お姉ちゃんだから ○○ しなきゃ」といった、親からの視線、人からの期待など、いい子の役割を強く求められてきた人に起こりがちです。長年培われてきた思考パターンなので「がんばらなければいけない」という思いが、根強く染みついています。結局、自分でどんどんハードルを高くしていき、最終的には疲れ果ててしまうのです。 「○○ しなければならない」と思うとき、義務感や責任感、重たい感情が湧いてきます。でも、「 ○○ でなければならない」ことなど、じつはほとんどありません。 自分で自分をがんじがらめにする必要はないのです。想像してみてください。自分が望んでしたいこと、自分のほしいもの、自分の好きなことを選ぶときはどんな感情でしょうか?うれしい、楽しい、ワクワクするのではないでしょうか?それでいいのです。自分が好きなもの、したいことを優先することをゆるしてあげましょう。 「自分がどう思うか」を基準にすると、人は誰に言われなくても行動します。やる気をもって取り組みます。 自分を基準に判断すれば、後悔しませんし、失敗しても人のせいにはしません。もっと自分の「したい」「ほしい」「好き」を基準に選択し、行動していきましょう。

「〜ねばならない」という思考に縛られがちな人は一度全てを放り出してしまうことをお勧めします。その上で自分の尺度でそれは必要か考える癖をつけることで、案外そんな価値観は人に押し付けられたもので、自分の思考とは別次元のものであることを認識できます。何事も自分主体で答えを出すことを覚えれば、無駄な「〜ねばならない」という思考は取り払うことができます。

クヨクヨからすっきり

アドラー心理学に基づく「勇気づけのカウンセリング」のなかでは、このようなことを大事にしています。

1 長所や才能、何ができたかを重視する  

できなかったことではなくて、できたこと、短所よりも長所を、マイナスではなくプラスで考える

2 結果よりも努力、プロセスを評価する

どういう結果だったかということより、それまでに行動したこと、プロセスを大切にする

3 不完全であることを受け入れる

完璧でなくていい。誰もが不完全。

4 自ら設定した目標に取り組むことを重視する  

人と比べない。それよりも自分自身の目標を掲げて、それに向かい行動する。

5 人には、それぞれ持ち味があるからこそ協調が必要であることを認める

みんなそれぞれに個性があり、いいところをもっている。だからこそ、それぞれの個性を活かし、協力すること、協調することが大切。

6 タラ、レバ主義をやめる

「~だったらよかったのに」「~であればうまくいったのに」など、「タラ・レバ主義」をやめて、今に意識を向ける。

アドラー関連の本はたくさん出ているので気になる人は是非読んでみてほしい。あなたの悩みに対してブレイクスルーを与えてくれます。

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