会社のホームページとりあえず作ったみたがそのまま放置していて売上に全く繋がっていないなんて企業は意外と多いのでは?そんな会社にWeb担当を置いて運用するノウハウを教えてくれる書籍です。
「売れるホームページ」と「売れないホームページ」
ホームページには、 ・見込み客(新規顧客)の獲得 ・会社、商品、サービスの知名度アップ ・売上アップ ・実店舗への誘導 ・既存顧客のリピートオーダー ・社員の採用 ・アフターフォロー など、さまざまな機能を持たせることができるのに、売れない社長はそのことに気づいていません。売れない社長にとって、ホームページは、せいぜい、会社案内のパンフレットや名刺の代わりでしかありません。ホームページに掲載する内容も、企業概要や商品・サービスの説明、過去の実績くらいで十分だと決めつけ、内容の更新についても意識していないため、何年もそのまま放置しています。「ホームページくらいは持っていないと信頼されない」 「よそもやっているから、うちも一応、やっておこう」 「とりあえず形だけでもいいから、つくっておこう」といった軽いきっかけでつくっただけで、ホームページをどう活用するかを考えておらず、活用方法もわからない。そもそもホームページに期待していないので、改善するつもりも、更新するつもりもありません。
ホームページ作ってみたはいいが運用するWeb担当者が他の仕事との掛け持ちで兼任というケースが多いのではないだろうか?それでは常時Webページの改善PDCAを回すことは困難。片手間でやるのではなくきちんと売上に結びつくよう改善していきましょう。更新されない休眠状態のホームページを改善するにはどうすればいいか見ていこう。
ホームページは実店舗と同じと考える
ホームページをリアルビジネスに照らし合わせると、 ホームページの開設は、「新しい店舗を新規オープンする」ことと同じ です。だとしたら、「ほったらかし」にすることは考えられません。実店舗は、新規オープンしたら終わりではなく、そこからがはじまりです。季節に合わせて売れ筋の商品を変更したり、商品説明のポップを差し替えたり、価格の見直しをしたり、店内のレイアウトやディスプレイ(陳列)の変更なども、日常業務として実施しているはずです。とくに来店型ビジネスの場合、現状維持は、お客様にマンネリ感を与えてしまいます。店舗がいつも同じ風景だと、お客様が飽きてしまう。お客様は旬を好みます。だから、リピーター客を飽きさせない工夫が必要です。その顕著な例がディズニーランドです。カリフォルニア州アナハイムに世界初のディズニーランドがオープンしたのは、1955年のことです。このとき、ウォルト・ディズニーは、 「ディズニーランドは永遠に完成しない。世界に想像力がある限り、成長し続けるだろう」 と語ったそうです。お客様に何度も来園してもらうには、常に新しい夢とアイデアでパークを改良し続けていく必要がある。だからディズニーランドは、アトラクションやエンターテインメントの新規導入やリニューアルに余念がありません。ユニクロも、季節の変わり目や新製品が導入された際には、ディスプレーを変化させています。基本的なフォーマットは守りながらも、新たな感性を常に取り入れている印象です。
ホームページは実店舗と同じと考える。実店舗だったら売上を上げるため、レイアウトや商品ラインナップを変えたりサービスを向上させたりする。しかし、それをWebでやろうと考えない会社が多すぎる。よく見かけるのはGoogleで検索してたどり着いたものの、更新されたのがだいぶ前で旬な情報を届けているとはい言い難いホームページ。これでは売り上げは見込めません。常に新しい情報に更新し新サービスがあったらすぐに更新してアップデートして、それを検索上位にいくよう対策しましょう。
チェックができないのは、社長の責任
かつてA社では、「800万円」の予算を投じて、「法律問題セミナー開催」の新聞広告を打ったことがありました。セミナーの目的は、新規顧客の獲得です。広告効果は大きく、セミナーには、「800人」もの人が参加したそうです。私が、A社のPR担当の方に、「セミナーに参加した800人の中から、無料面談の申し込みがあったのは、何人でしたか?」とうかがったところ、わずか4人だけだったそうです。しかもこの4人は、A社に仕事を依頼することはなかったため、「800万円かけて、新規顧客数ゼロ」 に終わったことになります。A社の社長は、「800万円の広告を打ったことで、800人の参加者が集まった」ことは知っていたのですが、その後の報告を受けていませんでした。 「無料面談の申し込みが4件しかなかった」「結果的に新規顧客はゼロだった」ことを知って社長も驚いていましたが、もし、成約数に目を向けずに、「800人も参加者が来てよかった」と喜んでいたら、今も無駄な広告費を使い続けていたかもしれません。
広告がほぼ無料で打てるのがホームページの良いところ。どんなニッチな商品でも検索上位になればそれなりにアクセスしてくる顧客はいます。確実に契約まで持っていくまで、その商品サービスのアピールをしていき売上までの動線をチェックしましょう。
会社のホームページはどんどん改変していくべき。下手な広告を打つよりも効果的な場合もあるので活用しない手はありません。まずは社内にWeb担当者を専任でおき運用していきましょう。
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