出世するため、お金のため、モテるため、美味しい食事やワインを楽しむために、人生まるまる仕事に捧げている上司を見て、「自分はこうはなれない」「自分はこうはなりたくない」と思ったことはないでしょうか。やる気がないわけではないけれど、そんな上司のようなモチベーションは自分にはない。かといって何の為に頑張れるか、分からない。働くためのモチベーションは世代間でもだいぶ違います。出世するための残業はする気ないけど、お気に入りのアイドルのライブを助けるボランティアスタッフとしてなら、朝まで働ける。そんな世代のモチベーションを徹底解剖。
「乾けない世代」とは何か?
仕事で良い成績をおさめ、何かを達成すれば、今までできなかったことができるようになる。海外旅行に行けるようになったり、会員制バーのVIPルームに入れたり、美女と付き合えるようになったり‥‥。そういうご褒美がもらえることが、モチベーションにつながっていきました。いわば「乾いてる世代」である上の世代のモチベーションは「国」や「社会」を動かし、支えていくという「大きな枠」で作り上げられてきました。一方、「乾けない世代」のモチベーションは「家族」「友人」「自分」という、「小さくて身近な枠」で作り上げられています。なぜなら、上の世代がある程度社会を作り上げてしまったので、「乾けない世代」は「すでに作り上げられた社会」の上に立たされているからです。
自分たちの前の世代で作り上げられてしまっっている「大きな枠」はもはやどうにもならないので、「小さくて身近な枠」を大切にいきていく他、道はない。しかし、働き方のルールだけは上の世代から踏襲しているので、上の世代から「これ持って戦え!」と金槌を渡される。そんな矛盾したことが起こっている。
「乾けない世代」の幸せとは?
上の世代は、「達成」と「快楽」を追求する人が多い世代でした。まさに「目標を達成してワインで美女と乾杯」です。つまり、「快楽」を満たすための手段としての「達成」でした。一方で、「乾けない世代」は、「良好な人間関係」や「意味合い」を重視する人が非常に多いのが特徴です。仕事よりも、個人や友人との時間が大事。何気ない作業のなかにも〝今、自分がこの作業をやっている意味〟を見出せないと、とたんにやる気がなくなる。「没頭」タイプの人も多く、「いくら稼げるか」よりも「仕事に夢中になって時間を忘れてしまった」ということに喜びを感じます。
今自分は、仕事に意味合いも見いだせているし、人言関係も良好好きな作業に没頭できているという人は、おそらく学生のうちに自分の好きなことや得意な分野を把握しそれを磨いてきた人でしょう。そういう人はこれからもこのまま成長を続けて欲しいです。一方、モチベーションを見失ってしまっている人の多くは、自分の幸せを構築する要素である「意味合い」「没頭」を今の仕事の中に見いだせていない状態にあると言えるかもしれません。
アイディアの次は「インサイト」
かつてのITベンチャーは、世の中に足りないシステムを作ることが目的とされていたので、中心地から外れた静かな場所で、熱心なエンジニアたちが黙々と開発し続けるのが主流でした。しかし、今は、世の中に足りていないものを見つけるのが困難なほど、すでにあらゆる課題解決がなされており、より新しい切り口や、物の見方を変えることが必要とされています。よってITビジネスにおいてもLINEのスタンプやInstagramのように、「みんな、こういうのってかっこいいよね、好きだよね!」という「インサイト」に基づいたユーザー目線のサービスを発信することが大事になってきたのです。
より仔細にユーザー目線を拾うため、若者が集まる都市部でのリサーチが欠かせないので、ベンチャー企業は都市部に集中するようになりました。こうした「インサイト」を大事にするため、労働時間を削りオフの時間を利用して街中に繰り出し「インサイト」の収集を促す会社も出てきています。オフの時間もこういった仕事のことを考えないといけないなんて、なんか息苦しいと感じる方もいるかもしれません。そういった人は 自分の幸せと、仕事が合っていないのかもしれません。昔と違い、現在では、仕事が楽しくて公私混同してしまうほど仕事をしているという意識は薄く、〝好きなことをしている〟という感覚で日々を過ごしているからです。余暇と仕事を切り離す人が多いのが日本の現状です。
AIに使われるか、使う側になるか
アメリカでは試験的にAmazonの実店舗は開設され、レジ不要で買い物できることで話題になりました。「Amazon Go」というアプリで入店時にチェックインをして、商品を持ったまま退店すれば、自動的にAmazonのアカウントに課金されるのです。
こうした便利な買い物体験はこれから日本でもどんどん普及していきそうです。現在コンビニに行くと人手不足からか、外国人留学生を見る機会も多くなってきています。仕事量の割に時給が安すぎるのが原因のひとつですが、これからは従業員を雇わなくてもいい時代へ。
若い世代を「乾けない世代」と称し、彼らの考え方や仕事に対する態度を「ストレングス・ファインダー(34の資質)」や「自分のトリセツ」などででテストしそれぞれの長所をチーム内で共有する。それによりスキルを補い合ったりできる働き方ができるようになり仕事の生産性も上がります。ストレングス・ファインダーについては『日本語版ストレングス・ファインダー公式サイト』から有料で受けられます。また書籍を購入してパスコードを入力しても診断を受けることができます。パスコードが付属した書籍は以下の通り。※古本の場合パスコードが有効でない場合もございますので、新品でお買い求めください。
- 【新版】さあ、才能に目覚めよう - ストレングスファインダー2.0
- さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
- ストレングス・リーダーシップ―さあ、リーダーの才能に目覚めよう
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