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『ブランド人になるな!』ロータシン・タバタ

無名でも十分に飯は食える。
無名のほうが幸せで自由だ!無名とは爽快だ!
無名は名に恐れることも溺れることもない。
本書はブランド人になることなく、きみを人生のさらなる成功へ導く。普遍的なサラリーマンにこそ、勝ち目がある。ぜひ、本書で、非ブランド人としての生き方を味わって欲しい。

SNSの奴隷解放宣言

若い子は、SNSと共に育ってきた。となれば、SNSの中でヒエラルキーが高いように打ち出される人に憧れを抱くのも無理はない。SNSの中でブランディングされた人間のオンラインサロンに申し込みが集中し、彼らはその活況ぶりをまたゲロを吐くように投稿するだろう。実際に彼らは影響力を持ち、数字は動くから、SNS著名人には仕事が舞い込む。その様子を見ても、ひっそりと幸福で、実は王道で過ごしている人たちは、SNSには登場しない。対抗したいという欲求すら湧かないのだ。 結果、露出されているSNS著名人が、成功者のロールモデルのように語られる。 さぁ、今こそ、SNSを解き放とう。ひとときは、SNSでキャーキャー言われる時代が続くかもしれない。だが、いずれ終わる。今、SNSの奴隷から解放されれば、きみは時代の先を行く人間になれる。いや、古くて何も変わらない人間は、SNSの時代に目立つことを選ばずに虎視眈眈と地力を付け、寿命100年時代をタフに生き抜いていくと思う。 だから、僕は言いたい。「ブランド人にはなるな!」と。

僕自身は自分自身必要だと思うSNSを利用していて、そのメリットも享受している。いずれ廃れるかもしれないが、とりあえず今は利用者が増えている状態だ。SNS疲れとか色々言われているが、負担にならない程度に利用すれば快適に承認欲求を満たす素晴らしいツールだと思う。僕の場合、「いいね!」はするが、自分からコメントはしないというライトな感覚で運用している。もちろん自分の投稿にコメントがあればなるべく短くてもいいので、返信するようにはしている。その程度なら負担にならないので。

「SNSは幸福度を下げる」

2016年にオックスフォード大のロビン・ダンバー博士が行った研究では、3375人のフェイスブックユーザーを集め、みんながどれだけネット上で交流しているのかを調べ上げた結果、SNSでリア充自慢する奴ほど不幸になり、うつ病になりやすいという結果を導き出した。 アメリカのサンディエゴ州立大学とジョージア大学の心理学者たちが学術誌・Emotion上で公表した研究によると、アメリカの 10 代の若者の幸福度や満足度は、2012年以降に大幅に減少、特に「自尊心」「生活への満足度(特に友人関係にまつわる満足度)」「楽しさ」「人生全体に対する満足度」が減少していることが明らかになっている。幸福度の低下は、若者のスマートフォン所有率が大きく関わっているものと見られている。 要は、SNSは知らず知らずに人間を不幸に落とし込んでいるということだ。

SNSが幸福度を下げるというのはあながち嘘ではないとは思うが、そこまでSNSにのめり込んでいなければほとんどの人は大丈夫。リア充投稿が嫌ならばフォローを外すなど対策はいくらでもある。

古いものを温めまくれば、それだけで特別に別格!

時代はSNSだ!動画だ!そんな形で、新進的なものに目を向けることは悪いことではない。触れずに批判するぐらいなら、ある程度は掘り下げながら、静観し続けたほうが、センスは芽生える。 ただし、ブログや小説は消える気配がない。古典的なものも依然として強い力を持ったものがある。古きを温めながら、新しきを知る。新進と古参のどちらからも学び、双璧をなすことが大切だ。 SNSやネットで囚われの身になっている人たちは、歴史を掘り下げることをスルーしがちだ。歴史以前に、他人を本質的に掘り下げることに興味を持っていないSNS傾倒者は多いだろう。結局、自分のブランドがいかに積み上がるかが大切なのだから、他人のことも自分のブランドに活用できる前提でしか掘り下げようとしない。相手の本質を探り当てようという潜在意識が薄いのだ。 新しい場所でブランドを追えば、新しく流れる物事を追うだけで余裕がなくなってしまう。だから、今、プチブランドしか持っておらず、新しいことを追い続けている人は、かなりの確率でジリ貧になっていくだろう。生き残るのは、ごく僅かだ。だから、そんな舞台で勝負する必要はない。自分らしく、着実に、そして、確実に、しかも、幸福度が高い生き方をしていけばいい。

時代の潮流はSNSや動画。テレビよりもより刺激的な内容のYouTubeに若者たちは移行している。メールよりもSNSというのも便利さからだ。それぞれ良いところはあるので、自分にあったものを選択し、使っていけばいい。

ブランド人になるなというが、SNSやなんかで自身のキャラクター付けを行う作業は、昔でいう自己主張の一つでしかないので、どんどんやって行けばいいと思う。その結果ブランド人になってしまうのは副産物的なものと考えよう。

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