最近よく耳にする「腸内フローラ」。この本は、「腸内フローラ」研究に長年、取り組んできた藤田紘一郎氏が、その理論に基づき、自ら実践してきた「50歳からの健康の秘訣」を紹介。なぜ、50歳を過ぎたら食べ方を変えなくてはならないのか?なぜ、「腸内細菌」が病気を遠ざけるのか?体の仕組み、体調が変化しつつある年代だからこそ、取り入れたい「新習慣」ばかりです。
ずっと健康で生きるために
主にテロメアを減らしているのは「活性酸素」です。活性酸素を発生させないためには腸内環境整え、免疫力を上げることが何よりも大事です。そのためには、「50歳からの食べ方で、生き方を変える」ということです。何故ならば、人間の体は50歳ぐらいを境に大きく生理機能が変わるということが、明らかになっているからです。
40代までの「解糖エンジン」は主に炭水化物を糖に変え、瞬発力のある動きをするときに力を発揮し、精子などもこの解糖エンジンが作用しますので子作りには欠かせません。対して50代になると「ミトコンドリアエンジン」に代わり持続力エネルギーとなり、酸素を代謝に利用し、脳や腸、肝臓や心臓モコのエネルギーを使います。ミトコンドリアエンジンは体を温めていればきちんと働き、消化や免疫機能の活性化に役立ちます。50代になって気をつけなければならないのは炭水化物を「控える」という意識。まずは一食ずつ炭水化物を減らし、体の様子を日々実感すると良いでしょう。
5つの食事改革で糖尿病を克服!
私が食事面で改善したのはこの5つです。
- カロリー計算をしない
- コレステロールの値を気にしない
- 週に2回、肉と野菜をバランスよく食べる
- 糖質は極力食べない
- 発酵食を毎日食べる
おかげで体重も10キロ減り、血糖値もコレステロールも中性脂肪も正常の値に安定しました。
未だに、コレステロールを気にする人は多いが、直接生活習慣病の原因になることはありません。コレステロールは脂質の一種で、人間の体は37兆個の細胞で成り立っていますが、その一つ一つの細胞を包む膜がコレステロールでできているので不足すれば免疫力低下につながります。
ヨーグルトを食べる意義
このようにヨーグルトを食べたり、納豆や漬物など日本古来の発酵食を摂ったりするなど、乳酸菌などの微生物が含まれる食品自体を「プロバイオティクス」と呼びます。一方、死んだ乳酸菌や食物繊維など腸内細菌のエサになるものを摂取することを「プレバイオティクス」と呼びます。これらはどちらか一方だけでなく、同時に行うことが腸内フローラの改善に非常に効果的です。
そのほかにも甘いものを欲した場合、バナナを皮ごとオーブンで真っ黒になるまで焼いて食べるとスイーツとしても優秀な腸に良い食べ物になります。現在では多種多様なヨーグルトが販売されているので色々試して見るのも面白いかもしれません。
おバカな脳より賢い腸に従え!
腸は脳のために、健気に働いているのに、脳はストレスにさらされるだけで快楽に飛びつくようにできています。たとえば、ポテトチップスを食べると、止まらなくなります。これは脳の快楽系・報酬系が刺激されているためです。疲れたときに甘いものが食べたくなるのは脳の仕業。ただただ快楽を欲しがっているのです。しかし、脳が欲しがるまま快楽を求め続ければ、腸内環境は乱れ、うまく機能しなくなります。腸の本音は、免疫力を高めたり、たんぱく質豊富な肉や野菜などを食べて、元気づけてほしいとずっと訴えているのです。脳の「食べたい」暴走を断つには、ストレスを感じた時、腸が何を求めているかをまず考えることが重要です。
僕は数年前から炭水化物を極力控えた食事でダイエットをしているが、最近、食後にポテトチップスやかりんとうなどを食べることが多くなり5kgリバウンドして美容体重から健康体重に体型が変わってしまいました。それだけポテトチップスやなんかの中毒性が高いということなのか。現在、体重が増えてきたのでまたダイエットに励むべく自分を鼓舞しています。運動不足な人には20〜30分ぐらいの少し速めのウォーキングで心拍数を1.5倍ぐらいになるよう歩くのが効果的だそうです。
洗わない入浴法で艶やかな肌を維持
最近では「石けんを使わない入浴法」というものが流行しているようです。タレントのタモリさんも実践しているそうですが、毎日10分間、湯船に浸かる。石けんは一切使わない、という入浴法です。この入浴法に、私も大賛成です。「皮膚常在菌」は、一度石けんで体を洗うと、90%もなくなることが実験で分かりました。ただし、10%残っていれば、健康な若者でならば、約12時間で元の状態に戻ります。つまり一日1回なら、体を洗っても問題ないということです。しかし私のように高齢になると、「皮膚常在菌」が元に戻るまで約20時間かかります。このことから、私は石けんで洗うのは2日に1回に控えています。
僕もタモリさんの話を聞いた後、石けんを使わない入浴法を実践していて、心なしか風邪をひかなくなったように感じます。皮膚常在菌が免疫力を高めているせいでしょうか。
50歳を過ぎたら、「低糖質、高酸素、高体温」の体内環境を保つことが大事。炭水化物をやめ、砂糖や甘味料を使ったお菓子なども避けつこと。そして高酸素のために丹田呼吸をし、軽い運動を週2回程度行うようにする。加えて、高体温のためには毎日ゆったりとリラックスした気持ちでお風呂に浸かる。「腸」本位な暮らしで健康を維持してみてはいかがでしょうか?
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