大きな目標も立てず、行き当たりばったり、人の公言することもなく、集中もしない。そんな、よくある自己啓発書と真逆のメソッドで成功した人の「続く」技術。
目標は小さいほどいい
大げさに構えることが長続きしないもとになります。 できるだけ小さなことを一つひとつ続け、積み上げていくことで、小さな自分だけの喜びが積み上がっていきます。ですから、私は、何かを続けようとするとき、目標は小さいほうがいいと思っています。大きな目標は、目標ではなく〝はかない希望〟となりがちです。また、もっと大きな目標は〝夢〟です。そして、大きすぎる目標を短期・中期で達成しようとすることが、「続かない。ダメだ」と思ってしまう大きな要因になります。明治の時代、クラーク博士は「少年よ、大志を抱け」という名言を残されました。司馬遼太郎さんが、「青年の国」と呼んだ、100年前のこの国の青年たちにはまことにふさわしい素晴らしい言葉だったと思います。しかし、いまの時代に、私はあえて、「目標は小さいほどよい。小志を抱こう」と申し上げたいです。戦後 60 年以上が経ち、戦中・戦後直後を小・中学生として過ごした私からすると、日本は驚くほど豊かになりました。高度成長期を経て、バブル経済のつかの間の繚乱と破たん、そしてリーマンショック、東日本大震災、各国の財政不安を経験したいま、ほんの小さな一歩を個人もお店も会社も大事にしなければならないと心から思います。
大きな目標を立てるとそこまでの道のりが遠すぎて逆にやる気が続かないことも。僕も小さな達成可能な目標を積み重ねる方が結局大きな目標に近づくような気がします。続かないことが一番の挫折の原因だと思います。僕の場合1日2時間本を読むことから始めました。テレビを見る時間を削ればそのくらいの時間は捻出できます。最初のうちは2時間では1冊読みきりませんでしたがそのうち1冊読み終えるくらいの読書スピードとなりました。その時点で目標は1日1冊本を読むに変更。それが習慣になったら、今度は本の感想をブログに毎日投稿することを追加。これも今では習慣化していてもうこの2つの習慣は3年以上続いています。SNSの投稿もTwitterとInstagramでも行うようになって、時間に余裕がある時はこれに加え動画編集の勉強も始めました。今では1分程度のInstagramの尺にあった動画程度なら簡単に作れるように。ネタさえあればもっと尺の長い動画も撮ってみたいです。小さな積み重ねで読書、ブログ、SNS、動画編集といろいろなことができるようになりました。小さな目標を積み重ねるのはおすすめです。
続けるために、変化する
ある有名な老舗の和菓子屋の社長さんは、「伝統とは変化することだ」とおっしゃっていました。ダーウィンの進化論を持ち出すまでもなく、変化するものだけが生き残り続けるということです。好むと好まざるとにかかわらず、町のお豆腐屋さんから上場企業まで、ありとあらゆるお店や会社が、激変する世界経済のうねりの中に巻き込まれる時代です。変化のスピードが驚くほど増すとともに、会社もお店もビジネス・パーソンも、時々刻々のスピードである変化への対応が求められます。例えば、私は1993年に『やさしい月次決算』(日本経済新聞出版社)という本を出しましたが、当時は、上場企業でさえ、月次決算はあまり浸透していませんでした。いまでは月次決算は当たり前になり、進んだ会社では日次決算で世界中の子会社・関連会社の損益を見ている会社もあります。もっと身近では、セブン-イレブンは、POSシステム(Point Of Sales system)を全店に導入して、瞬時の販売時点管理を可能としました。このとき、IT技術が向上したからだと、ついシステム面に目が向かいがちです。しかし、元はあるお店で、毎日毎日帳簿をつけ続けている人がいて、その人がまったく売れないものとよく売れるものがあることに気づき、狭い店内にできるだけ売れるものを並べようと工夫したところから、このシステムは生まれたそうです。 どんな革新的な技術もノーベル賞を受賞するような素晴らしい功績の多くも、毎日、小さく同じようなことをコツコツと繰り返すなかで生まれた成果です。
特に世界の潮流が早く、変化の激しい時代において自分の持っているスキルの陳腐化も凄い勢いでやってきます。なので、常にスキルは今の時代に即したものか?ということを自問しアップデートしていく必要があります。最近ではテキストから動画へという流れができているのでテキスト主体のブロガーでも動画表現できないといけないかと思い動画編集の勉強を始めることに。テキストで表現できることを動画表現に置き換えるまでは至ってませんが徐々にできる範囲を広げていきたいです。
三日坊主でもまた新たに小さな目標を見つけて始めれば三日坊主の積み重ねとなります。そうやって積み上げていくことで確実に大きな目標に近づくように。そんな「続く」技術の書籍。
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