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「本当の自分」はどこにいる 自分探しの心理学|加藤 諦三

高度成長期、ただがむしゃらに働いていれば給料は右肩上がりで会社も好業績なのでリストラの心配もない。そんな時代はもう過去のもの。会社の中でもスキルを磨き続けないとリストラの憂き目に会うかもしれない世の中。仕事に対する姿勢も変えていかなければならない時代だ。そこで出てくるのが「自己実現」噛み砕いて言えば夢への挑戦。ただ闇雲に上を目指すだけでは到底叶わないこの挑戦は僕たちに何を求めているのだろうか?

ニート、ニートと世の中は騒いでいるが‥‥

今ニート、ニートと世の中は騒いでいるが、 傍目には明らかなニートでも、本人はニートだと自覚していないケースも多いのではないかと私は思う。では仕事もしない、勉強もしないニートは何を求めているのか?それは「認められること」である。『ニート』という本に、あるニートの話が出ている。その人は社長から「正社員にならないか」と言われたが、ならなかった。その彼の言うことは「面白みがないんですよね。(中略) 自分はもっとできるんじゃないか、なんか違うことできるんじゃないかと思っちゃうんです」(註 11) と言う。要するにここで彼が言いたいのは、「社長は自分を認めている。僕は社長を認めていない」ということである。もっとはっきりと言えば「レベル低いところですからね」ということである。彼の心の底には何か憎しみがある。頑張らないで「自分探しだ、自分探しだ」と言っている。 「一般に人間の現存在において自己充足や自己実現が問題になる場合、それらは ただ結果として達せられるのであって、 意図してではありません」

僕は年齢制限によってニートの定義から外れるが、まあニートといっていいだろう。統合失調症に罹患してはいるが、無職であることに変わりない。心の何処かに、病気を理由に働かないことを正当化している自分がいる。ブログやSNSでの発信によって、雀の涙ほどの収入はあるが、大部分は実家暮らしというアドバンテージに頼っている。プライドが無駄に高いのもニートの特徴といえるようだが、これも当てはまりそうww

自分探し症候群

「自分探し症候群」の人は同時に色々なことをしていることが多い。自分の長所に気がついていないから、やるべきことの焦点がしぼれていない。同時にいくつかのことに取りかかれば、出来ることと、出来ないことが出てくるのは当然。「自分探し症候群」の人は時間をかけて、一つ一つのことをかたづけていくことがない。コツコツと地道に何かを成し遂げていくということがない。一つのことを長く続けていると、見ようとしなくても周りが見えてくる。「自分探し症候群」の人は一つのことが終わらないうちにまた新しいことを始める。前の仕事や恋愛が済まないうちに、新しい仕事や恋愛を始めてしまう。新しい仕事を始めるのにも準備をしない。準備なしに仕事を始める。ゴルフの勉強をしないでゴルフ道具の店を開いてしまう。それが軌道に乗る前に、今度は花屋さんを始めてしまう。そして両方とも失敗する。しかも失敗から何も学ばない。失敗を悔いているのは止まっているのと同じ。今度はキチンと準備期間をとって仕事を始めようと思わない。どのような仕事が自分に向いているのだろうかと考えない。失敗が自分の長所を発見する機会にならない。すぐに不動産屋を始めてしまう。こういう人を見ていると、人から学ぶという態度がない。人の話を聞かない。身の程をわきまえていない。つまりその人にふさわしくないことを始めてしまう。そこで借金を作り、周囲の人に迷惑をかける。「身の程」とか、「今の自分の能力からみて何がふさわしいか」が分からない。現実の自分の可能性を追求する機会がなくなる。

僕は何事も形から入るタイプなので、事前にGoogleでリサーチしてから物事を始める。書籍で〇〇入門なんて本を買ってきて事前準備してから挑むことも。その中でも株式投資については始める前に10冊程度株式投資のベストセラー的な書籍を購入し読破。実際の株式投資の相場をタイムラグはあるが体感できるウェブサイトを使って試しに半年ぐらい仮想トレードを行なった。結果元本が増えるどころか目減りしていくことになり、その時点で僕は株式投資に向いていないと判断し貯蓄には手をつけないことに決めました。

「本当の自分」なんて探しても大した成果は得られないと思います。そんな自分探しを心理学の観点から見ていく書籍。自分探しより自己育成だと感じることができる書籍です。

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