「笑って暮らすも一生、泣いて暮らすも一生」これはドイツの格言です。自分自身で「笑って一生暮らしていこう」と決めれば辛くて苦しいことがあっても、落ち込んだり、めげることなく、笑って済ますことができます。「心で笑って生きる」と決心した人は「もうダメだ?本当にダメなのか?いや、なんとかなりそうだ。深刻に考えずに、笑って済まそう」というふうに楽観的な考えができるのです。そんな笑って生きるためのメソッドを紹介した書籍。
「笑って済ませる」というつもりで、友人に悩み事を打ち明ける
心の中にある嫌な思い、悩み、不安、心配といったネガティブ感情は、「言葉にして表現する」という方法によって軽減します。たとえば、「信頼できる人に会って、言葉にして悩み事を打ち明け、話を聞いてもらう」ということです。そういう方法によって、ネガティブ感情で重苦しくなっていた心が浄化され、楽な気分になれます。もちろん前向きな気分にもなれます。それが心理学でいう「カタルシス効果」、あるいは「心の浄化作用」と呼ばれるものです。
何か嫌な経験をしたり、悩みや不安に苛まれたら、親しい友人や家族に話を聞いてもらうと心が楽になるといった経験はよくあることだ。人に話してきれいさっぱり嫌なことは忘れてしまおう。しかし、「好きな人に振られた」などという「エピソード記憶」言わば「経験の記憶」はずっと残りやすいので時間をかけて笑い話に変えれるようにするしかないと感じた。嫌なことがあると次々と矢継ぎ早に人に話すというのはある意味理にかなっているが、やりすぎるとただの「愚痴っぽい人」になってしまうので要注意。
辛い経験が貴重な経験へと変わる
部活で厳しい練習に耐えたり、厳しい上司の元で仕事に取り組んだり、辛い経験が貴重な経験に変わることはよくあることだ。今現在、辛い経験を忘れられずに思い悩んでいても、数年後、数十年後には貴重な経験やいい思い出に変わることも多いので、あまり深刻に考えないことが大切だ。マイナス要素の強い経験でも、多くの経験を積む中でそれが大したことではなかったと、笑って話せる日がきっと来る。
欠点は「自分の強み」に、作り変えることができる
他人から欠点を指摘され落ち込んだことがある・・・・・という経験を持つ人もいるでしょう。たとえば、誰かに、「君は、小心者だからリーダーにはなれないね」と言われたとします。もちろんほめ言葉ではありません。そう指摘された本人は、気に病んで、「私は小心者だからリーダーシップを発揮できない。みんなから低く評価される。成功もできない」と落ち込むでしょう。しかし、このような「小心者だから、私はダメだ」というのも、ある一つの枠組みにはまった考えにすぎないのです。「小心者」とは、視点を変えれば、「よく検討して慎重に物事を判断する、手堅い性格」だともいえます。
石橋を叩いて渡る性格だからこそ大きな失敗もなく、ゆっくりだが着実に成果を出す人間となり、手堅い仕事ぶりから周囲から信頼を得ることもあるだろう。このように考え方を「リフレーミング」できれば自分に肯定的になれ、積極的に物事に取り組めるようになるだろう。他人に何を言われようが笑って済ませる余裕が自分への自信につながる。そして失敗したら、自己嫌悪に陥らず、それを笑いのネタにしてしまえばよいのだ。
人は「自分のダメなところを隠したい」から自慢話をする
自慢話をして人を見下す態度をとる人は、本当に自分に自信を持っているかと言うとそうでもなかったりする。実は、自信のない劣等感の塊だったりすることもある。「弱い自分」「ダメな自分」を周りの人に悟られないため虚勢をはるのです。このタイプの人は強がったことを言っては落ち込み、自慢話をしては自己嫌悪に陥るというサイクルを繰り返し疲弊します。自分のダメなところを無理して隠さず、自然体で生きていく方がよい。そうすれば、もっと楽な気持ちで、周りの人とも笑って付き合っていける。
「ポジション・チェンジ」で相手の真意を理解する
「自分と相手の立場を変えてみる」相手の立場や考え方、あるいは心理といったものを理解し人間関係を円満にする。相手の立場に立ち、今どうして欲しいのか考えれば自然と相手の求めるモノやコトを提供でき、それが自分にも返ってくる。
見開きで一つずつ笑って済ませる心の習慣が書かれている。最近心が疲れてるなと感じている人、嫌なコトが忘れられない人、笑って済ませられれば人生楽になりますよ。
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